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(最終更新日: 2023/7/12)
本設定例では、IPsecトンネル機能を使用しています。
本機能の対応機種は、RTX5000、RTX3510、RTX3500、RTX1300、RTX1220、RTX1210、RTX830、NVR700Wです。
ヤマハルーター(以降、ルーター)とVPN接続するための、Oracle Cloud Infrastructure Classic(以降、OCI Classic)の設定手順を紹介します。
OCI Classicの設定を行う前に、ルーターの以下の情報をご準備ください。
RTX5000 | Rev.14.00.26 |
---|---|
RTX3500 | Rev.14.00.26 |
RTX1210 | Rev.14.01.28 |
RTX830 | Rev.15.02.03 |
NVR700W | Rev.15.00.14 |
1. OCI Classic にログインします。
※このとき、「User ID」と「Identity Domain」が正しく選択されていることを確認してください。
2.「Compute Classic」をクリックします。
3.「Open Service Console」をクリックします。
4.「Instances」タブの「Create Instance」をクリックします。
5. 必要事項を入力して、「Download」をクリックします。
Instance Name | 任意の設定名 |
---|---|
SSH Key | Enter New SSH Key name |
6. ダウンロードしたファイルは、適宜、PCに保存します。
7.「Create」ボタンをクリックします。
8. 作成したInstanceが表示されていることを確認します。これでInstanceの設定は完了です。
1.「Network」タブをクリックします。
2.「IP Network」 > 「IP Networks」をクリックします。
3.「Create IP Network」をクリックします。
4. 必要事項を入力して、「Create」をクリックします。
Name | 任意の設定名 |
---|---|
IP Address Prefix | 10.1.0.0/24 |
5. 作成したIP Networksが表示されていることを確認します。
6.「Virtual NIC Sets」をクリックします。
7. vNICsetが作成されていることを確認します。
1.「VPN」 > 「VPNaaS」 > 「VPN Connections」をクリックします。
2.「Create VPN Connection」をクリックします。
3. 必要事項を入力して、「Create」をクリックします。
Name | 任意の設定名 |
---|---|
IP Network | 上の手順(「Networkを作成する」の手順4.)で作成した設定名を選択 |
vNICsets | 上の手順(「Networkを作成する」の手順7.)で確認した設定名を選択 |
Customer Gateway | ルーターのWAN側IPアドレス |
Customer Reachable Routes | 192.168.100.0/24 |
Pre-shared Key | 事前共有鍵 (ルーターにも同じ文字列を設定) |
Specify Phase 1 IKE Proposal | チェックを入れる |
Specify Phase 1 IKE Proposal > IKE DH Group | 5 |
Specify Phase 2 ESP Proposal | チェックを入れる |
4. 作成したVPN Connectionsが表示され、その「Public IP」にグローバルIPアドレスが表示されることを確認します。
5. 接続先のルーターの設定が正常に完了すると、以下のようにVPNトンネルがUPします。
以上で、OCI Classicの設定は完了です。
続けてルーターの設定を行う場合は、こちらをご覧ください。
なお、ルーターがNAT boxの下にある場合の設定は、こちらをご覧ください。
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