無駄なトラフィックを抑止(フォワーディングデータベース) : コマンド設定

管理番号:YMHSW-4362

本設定例の対応機種は、SWX2310P-28GTSWX2310P-18GSWX2310P-10GSWX2300-24GSWX2300-16GSWX2300-8Gです。

図 無駄なトラフィックを抑止(フォワーディングデータベース) : コマンド設定

インテリジェントL2スイッチのフォワーディングデータベース(以降、FDB)は、宛先MACアドレスと送出ポート、VLANの組み合わせを管理して、受信フレームの転送先ポートを決定するためのデータベースです。宛先MACアドレスにより特定のポートに転送することで、ユニキャストフレームによる無駄なトラフィック(フラッディング)を抑止できます。

FDBに登録する方法としては、MACアドレスの自動学習と手動設定があります。

  • MACアドレスの自動学習は、受信フレームの送信元MACアドレスと受信ポートの情報に基づいてFDBエントリーを動的に作成し、登録します。このFDBエントリーをダイナミックエントリーといいます。
  • MACアドレスの手動設定は、ユーザーのコマンド操作でFDBエントリーを設定します。このFDBエントリーをスタティックエントリーといいます。

技術情報:フォワーディングデータベース (SWX2310PSWX2300

本設定例では、以下の構成で説明します。

  • スイッチ
    - ポート1,2:ルーターやサーバーとつながる差し替えが想定されないポートに対して、スタティックエントリーを作成
    - それ以外のポート:MACアドレスの自動学習によるダイナミックエントリーを作成

スイッチの設定例

※ネットワーク機器を安全にお使いいただくために、管理パスワードの変更を奨励します。

SWX2310Pの場合

下記の設定(Config)を取り出すことができます。

設定手順

  1. ユーザモードから特権EXECモードに移行します。
    [コンソール]
    SWX2310P>enable
    SWX2310P#
    
  2. グローバルコンフィグレーションモードに移行します。
    [コンソール]
    SWX2310P#configure terminal
    Enter configuration commands, one per line.  End with CNTL/Z.
    SWX2310P(config)#
    
  3. ポート1(ルーター)、ポート2(サーバー)に対して、スタティックエントリーを作成します。それぞれのポート番号とMACアドレスを設定します。MACアドレスは「XXXX.XXXX.XXXX」の形式で設定します。
    [コンソール]
    SWX2310P(config)#mac-address-table static (ルーターのMACアドレス) forward port1.1
    SWX2310P(config)#mac-address-table static (サーバーのMACアドレス) forward port1.2
    SWX2310P(config)#
    
  4. ポート1,2 以外のポートに対して、MACアドレスの自動学習によるダイナミックエントリーを作成します。
    [コンソール]
    SWX2310P(config)#mac-address-table learning enable
    SWX2310P(config)#
    
    [補足]
    デフォルト値のため、特に設定の必要はありませんが、明示的に記載しています。

設定内容

FDBの設定 mac-address-table static (ルーターのMACアドレス) forward port1.1
mac-address-table static (サーバーのMACアドレス) forward port1.2
mac-address-table learning enable

設定の確認

「show mac-address-table」コマンドで設定を確認します。

[コンソール]
SWX2310P#show mac-address-table
VLAN  port       mac                       fwd      type     timeout
   1  port1.1    (ルーターのMACアドレス)   forward  static        0
   1  port1.2    (サーバーのMACアドレス)   forward  static        0
   1  port1.3    (PCのMACアドレス)         forward  dynamic     300
SWX2310P#
[解説]
ポート1(ルーター)、ポート2(サーバー)には、スタティックエントリーが設定されています。
それ以外のポートは、通信を受信すると、ダイナミックエントリーが作成されます。 コマンドの詳細は、MACアドレステーブルの表示をご覧ください。
SWX2300の場合

下記の設定(Config)を取り出すことができます。

設定手順

  1. ユーザモードから特権EXECモードに移行します。
    [コンソール]
    SWX2300>enable
    SWX2300#
    
  2. グローバルコンフィグレーションモードに移行します。
    [コンソール]
    SWX2300#configure terminal
    Enter configuration commands, one per line.  End with CNTL/Z.
    SWX2300(config)#
    
  3. ポート1(ルーター)、ポート2(サーバー)に対して、スタティックエントリーを作成します。それぞれのポート番号とMACアドレスを設定します。MACアドレスは「XXXX.XXXX.XXXX」の形式で設定します。
    [コンソール]
    SWX2300(config)#mac-address-table static (ルーターのMACアドレス) forward ge1
    SWX2300(config)#mac-address-table static (サーバーのMACアドレス) forward ge2
    SWX2300(config)#
    
  4. ポート1,2 以外のポートに対して、MACアドレスの自動学習によるダイナミックエントリーを作成します。
    [コンソール]
    SWX2300(config)#mac-address-table acquire
    SWX2300(config)#
    
    [補足]
    デフォルト値のため、特に設定の必要はありませんが、明示的に記載しています。

設定内容

FDBの設定 mac-address-table static (ルーターのMACアドレス) forward ge1
mac-address-table static (サーバーのMACアドレス) forward ge2
mac-address-table acquire

設定の確認

「show mac-address-table」コマンドで設定を確認します。

[コンソール]
SWX2300#show mac-address-table
VLAN  port   mac                       fwd      type     timeout
   1  ge1    (ルーターのMACアドレス)   forward  static        0
   1  ge2    (サーバーのMACアドレス)   forward  static        0
   1  ge3    (PCのMACアドレス)         forward  dynamic     300
SWX2300#
[解説]
ポート1(ルーター)、ポート2(サーバー)には、スタティックエントリーが設定されています。
それ以外のポートは、通信を受信すると、ダイナミックエントリーが作成されます。 コマンドの詳細は、MACアドレステーブルの表示をご覧ください。

【ご注意】
本設定例は、設定の参考例を示したもので、動作を保証するものではございません。
ご利用いただく際には、十分に評価・検証を実施してください。

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