ループ検出 : コマンド設定

本設定例の対応機種は、SWX2310P-28GTSWX2310P-18GSWX2310P-10GSWX2300-24GSWX2300-16GSWX2300-8Gです。

図 ループ検出 : コマンド設定

インテリジェントL2スイッチの独自ループ検出機能を使用し、構成したネットワーク環境でループが発生しているかを検出する設定例です。
ループ検出は、スイッチからヤマハ独自のイーサネットフレーム LDF(Loop Detection Frame) を送信し、そのフレームがスイッチ自身に戻ってくるかを監視して行います。LDFが自身に戻ってきた場合、該当ポートでループが発生していると判断します。

スイッチがループを検出すると、以下の動作を行います。

  • Port Shutdown
    LDFの送信ポートと受信ポートが同じ場合、該当ポートをシャットダウンします。
    シャットダウン後、5分後にリンクアップし、LDFの送信を再開します(ループが発生している場合は、本動作が繰り返されます)。
    5分の監視時間内に該当ポートをリンクアップしたい場合は、「no shutdown」コマンドを使用します。
  • Port Blocking
    同一端末の複数ポートでループを検出した場合、大きい番号のポートをブロッキングし、LDF以外のフレームを遮断します。
    LDFは定期的に送信しますが、他機器からのLDFの転送は行いません。
    ブロッキングしたポートは、5秒間、自身が送信したLDFを検出しなかった場合、ループが解消したと判断し、通常の通信を再開します。
  • Port Detected
    同一端末の複数ポートでループを検出した場合、小さい番号のポートは、他のポートでブロッキングを行っているため、通常の通信を継続します。

技術情報:独自ループ検出 (SWX2310PSWX2300

スイッチの設定例

※ネットワーク機器を安全にお使いいただくために、管理パスワードの変更を奨励します。

SWX2310Pの場合

下記の設定(Config)を取り出すことができます。

設定手順

  1. ユーザモードから特権EXECモードに移行します。
    [コンソール]
    SWX2310P>enable
    SWX2310P#
    
  2. グローバルコンフィグレーションモードに移行します。
    [コンソール]
    SWX2310P#configure terminal
    Enter configuration commands, one per line.  End with CNTL/Z.
    SWX2310P(config)#
    
  3. システム全体のスパニングツリーを無効にします。
    [コンソール]
    SWX2310P(config)#spanning-tree shutdown
    SWX2310P(config)#
    
  4. システム全体のループ検出機能を有効にします。
    [コンソール]
    SWX2310P(config)#loop-detect enable
    SWX2310P(config)#
    

設定内容

ループ検出機能の設定 spanning-tree shutdown
loop-detect enable

設定の確認

「show loop-detect」コマンドでループの検出状態を確認します。

[コンソール]
SWX2310P#show loop-detect
loop-detect: Enable ★

port      loop-detect    port-blocking           status
-------------------------------------------------------
port1.1        enable(*)        enable           Normal
port1.2        enable(*)        enable           Normal
port1.3        enable(*)        enable           Normal
port1.4        enable(*)        enable           Normal
port1.5        enable(*)        enable           Normal
port1.6        enable(*)        enable           Normal
port1.7        enable(*)        enable         Detected
port1.8        enable(*)        enable         Blocking ★
port1.9        enable(*)        enable           Normal
port1.10       enable(*)        enable           Normal
-------------------------------------------------------
(*): Indicates that the feature is enabled.
[解説]
ループ検出機能が有効になっています。
ループ発生により、ポート8をブロッキングしてフレームの転送を遮断しています。コマンドの詳細は、ループ検出機能の状態表示をご覧ください。
SWX2300の場合

下記の設定(Config)を取り出すことができます。

設定手順

  1. ユーザモードから特権EXECモードに移行します。
    [コンソール]
    SWX2300>enable
    SWX2300#
    
  2. グローバルコンフィグレーションモードに移行します。
    [コンソール]
    SWX2300#configure terminal
    Enter configuration commands, one per line.  End with CNTL/Z.
    SWX2300(config)#
    
  3. システム全体のスパニングツリーを無効にします。
    [コンソール]
    SWX2300(config)#spanning-tree shutdown
    SWX2300(config)#
    
  4. システム全体のループ検出機能を有効にします。
    [コンソール]
    SWX2300(config)#loop-detect enable
    SWX2300(config)#
    

設定内容

ループ検出機能の設定 spanning-tree shutdown
loop-detect enable

設定の確認

「show loop-detect」コマンドでループの検出状態を確認します。

[コンソール]
SWX2300#show loop-detect
loop-detect: Enable ★

port      loop-detect    port-blocking           status
-------------------------------------------------------
ge1            enable(*)        enable           Normal
ge2            enable(*)        enable           Normal
ge3            enable(*)        enable           Normal
ge4            enable(*)        enable           Normal
ge5            enable(*)        enable           Normal
ge6            enable(*)        enable           Normal
ge7            enable(*)        enable         Detected
ge8            enable(*)        enable         Blocking ★
ge9            enable(*)        enable           Normal
-------------------------------------------------------
(*): Indicates that the feature is enabled.
[解説]
ループ検出機能が有効になっています。
ループ発生により、ポート8をブロッキングしてフレームの転送を遮断しています。コマンドの詳細は、ループ検出機能の状態表示をご覧ください。

【ご注意】
本設定例は、設定の参考例を示したもので、動作を保証するものではございません。
ご利用いただく際には、十分に評価・検証を実施してください。