WPA2エンタープライズを使用した無線ネットワークを設定(EAP-TLS / RADIUSサーバー機能 + ユーザー情報一括設定) : ルーター コマンド設定 + WLX313 Web GUI設定

管理番号:YMHAP-17825

本設定例では、無線LANアクセスポイントのRADIUSサーバー機能を使用し、ルーターを経由してインターネットにアクセスします。無線LANアクセスポイントは、WLX313のWeb GUIで設定します。

無線LANアクセスポイントの対応機種は、WLX313(Rev.18.00.05以降)です。

ルーターの対応機種は、RTX5000RTX3500RTX1210RTX830NVR700WNVR510NVR500FWX120です。

図 WPA2エンタープライズを使用した無線ネットワークを設定(EAP-TLS / RADIUSサーバー機能 + ユーザー情報一括設定) : ルーター コマンド設定 + WLX313 Web GUI設定 構成図

無線LANアクセスポイントの認証にWPA2エンタープライズ(WPA2-EAP):EAP-TLSを利用して、インターネットに接続する設定例です。無線LANアクセスポイントをRADIUSサーバーとして使用します。また、CSVファイルにより、RADIUSユーザーを一括して登録します。多数の無線利用者を登録したい場合にご利用ください。

本設定例は、WLX313をヤマハルーター(以降、ルーター)と接続し、同一ネットワーク上にある管理者PCからWLX313にアクセスして設定します。

技術情報:WLX313 RADIUSサーバー機能

本設定例では、WLX313のコンフィグとして次の内容を設定しています。

   ・無線LANモジュール:2.4GHz, 5GHz(1), 5GHz(2)

   ・認証方式:WPA2エンタープライズ(WPA2-EAP):EAP-TLS

   ・暗号方式:AES

本設定例で使用するCSVファイルは、次のとおりです。
CSVファイルでは、1行が1RADIUSユーザーに対応しています。必要に応じて、ユーザー情報を追加してください。

図 RADIUSユーザー登録

光回線に接続するためには、別途ONUが必要です。
NVR700WとNVR510は、本体のONUポートに小型ONUを装着することで、光回線に接続できます。

※WLX313には、電源アダプターが付属されていません。以下のいずれかをご用意ください。

対応機種のうち、設定例を掲載している機種は、以下のとおりです。

機種 掲載内容 備考
ルーター RTX5000 RTX3500 RTX1210 RTX830 NVR700W NVR510 NVR500 コマンド設定例
無線LANアクセスポイント WLX313 Web GUI設定例
CSVファイル
RADIUSサーバー機能

ルーターの設定例

※ネットワーク機器を安全にお使いいただくために、管理パスワードの変更を奨励します。

LANインターフェースの設定
(LAN1ポートを使用)
ip lan1 address 192.168.100.1/24
WANインターフェースの設定
(LAN2ポートを使用)
ip route default gateway pp 1
pp select 1
pp always-on on
pppoe use lan2
pp auth accept pap chap
pp auth myname (ISPに接続するID) (ISPに接続するパスワード)
ppp lcp mru on 1454
ppp ipcp ipaddress on
ppp ipcp msext on
ppp ccp type none
ip pp mtu 1454
ip pp secure filter in 1020 1030 2000
ip pp secure filter out 1010 1011 1012 1013 1014 1015 3000 dynamic 100 101 102 103 104 105 106 107
ip pp nat descriptor 1
pp enable 1
フィルターの設定 ip filter source-route on
ip filter directed-broadcast on
ip filter 1010 reject * * udp,tcp 135 *
ip filter 1011 reject * * udp,tcp * 135
ip filter 1012 reject * * udp,tcp netbios_ns-netbios_ssn *
ip filter 1013 reject * * udp,tcp * netbios_ns-netbios_ssn
ip filter 1014 reject * * udp,tcp 445 *
ip filter 1015 reject * * udp,tcp * 445
ip filter 1020 reject 192.168.100.0/24 *
ip filter 1030 pass * 192.168.100.0/24 icmp
ip filter 2000 reject * *
ip filter 3000 pass * *
ip filter dynamic 100 * * ftp
ip filter dynamic 101 * * www
ip filter dynamic 102 * * domain
ip filter dynamic 103 * * smtp
ip filter dynamic 104 * * pop3
ip filter dynamic 105 * * submission
ip filter dynamic 106 * * tcp
ip filter dynamic 107 * * udp
NATの設定 nat descriptor type 1 masquerade
DHCPの設定 dhcp service server
dhcp server rfc2131 compliant except remain-silent
dhcp scope 1 192.168.100.2-192.168.100.191/24
DNSの設定 dns server (ISPより指定されたDNSサーバーのIPアドレス)
dns private address spoof on

WLX313の設定例

※ネットワーク機器を安全にお使いいただくために、管理パスワードの変更を奨励します。

設定の概要

以下の手順で設定を行います。

コントローラーの設定

1. 設定画面を開きます。
(1) WLX313の電源が入っていることを確認します。
(2) WLX313と同じネットワークに接続されているパソコンでWebブラウザーを起動し、「ファイル」メニューから「開く」を選びます。
(3) インターネットアドレスに「http://(本製品に設定したIPアドレス)/」と半角英字で入力し、「OK」をクリックします。
(4) パスワード入力画面が現れたら、ユーザー名に「admin」と入力し、パスワードは空欄のまま「OK」をクリックします。

図 コントローラーの設定1

2. WLX313の設定画面のトップページが表示されます。「基本設定」をクリックします。

図 コントローラーの設定2

3.「コントローラー設定」をクリックします。

図 コントローラーの設定3

4.「役割」を「Controller-AP」に変更して、「設定」をクリックします。

図 コントローラーの設定4

5. コントローラーの設定が完了しました。

図 コントローラーの設定5

時刻合わせの設定

1.「日時と時刻」をクリックします。

図 時刻合わせの設定1

2. 問い合わせ先NTPサーバーの「即時設定」をクリックします。

図 時刻合わせの設定2

3. 日時と時刻の設定が完了しました。

図 時刻合わせの設定3

4.「定期的に時刻を設定する」にチェックを入れて、「設定」をクリックします。

図 時刻合わせの設定4

5. 時刻合わせの設定が完了しました。

図 時刻合わせの設定5

無線LANの設定

1.「無線設定」をクリックします。

図 無線LANの設定1

2.「基本無線設定」をクリックします。

図 無線LANの設定2

3. 必要な設定を選択し、「設定」をクリックします。

図 無線LANの設定3

4. 基本無線設定は完了しました。

図 無線LANの設定4

8.「SSID 管理」をクリックします。

図 無線LANの設定8

9.「追加」をクリックします。

図 無線LANの設定9

10.「VAP1 設定」に必要事項を入力し、「設定」をクリックします。

バインドする無線モジュール 2.4GHz、5GHz(1)、5GHz(2)(ノーマルモード)
接続台数の自動分散 使用する
SSID 任意のSSID名
SSIDの通知 非通知にする
認証方式 WPA2-EAP
※選択すると「WPA2-EAP 事前認証」以下の項目が表示されます。
暗号化方式 AES
プライマリRADIUSサーバー 内蔵のRADIUSサーバーを使用する
図 無線LANの設定10

11. SSIDが設定されました。

図 無線LANの設定11

12.「設定送信」をクリックします。

図 無線LANの設定12

13. 送信先のWLX313にチェックを入れて、「送信」をクリックします。

図 無線LANの設定13

14. 送信が完了しました。

図 無線LANの設定14

RADIUSサーバー機能の設定

1.「拡張機能」をクリックします。

図 RADIUSサーバー機能の設定1

2.「RADIUSサーバー」をクリックします。

図 RADIUSサーバー機能の設定2

3.「RADIUSサーバーの設定」項目の「RADIUSサーバー機能」で「使用する」を選択して、「設定」をクリックします。

図 RADIUSサーバー機能の設定3

4. RADIUSサーバー機能が動作します。
   ※初回設定時は、RADIUS認証により無線端末が接続できるようになるまで、数分かかります。ご注意ください。

図 RADIUSサーバー機能の設定4

5.「RADIUSユーザー情報/クライアント証明書の管理」項目の「管理ページへ」をクリックします。

図 RADIUSサーバー機能の設定5

6.「ユーザー情報をCSVファイルでインポート、エクスポートします。」の「インポート」をクリックします。

図 RADIUSサーバー機能の設定6

7.「参照...」をクリックして、作成したCSVファイルを開きます。

図 RADIUSサーバー機能の設定7

8.「設定」をクリックします。

図 RADIUSサーバー機能の設定8

9. CSVファイルのインポートが完了しました。

図 RADIUSサーバー機能の設定9

10. ユーザー情報が設定されました。

図 RADIUSサーバー機能の設定10

証明書の発行

1.「証明書が未発行なユーザーに対して、証明書を一括発行します。」の「発行」をクリックします。

図 証明書の発行1

2.「OK」をクリックします。証明書の発行が完了するまでお待ちください。
    ※発行が完了するまでに時間がかかる場合があります。「キャンセル」をクリックすると、発行処理を中止できます。

図 証明書の発行2

3.「全ユーザーの最新の発行済証明書をダウンロードします。」の「ダウンロード」をクリックします。

図 証明書の発行3

4.「OK」をクリックします。

図 証明書の発行4

5.「実行」をクリックします。

図 証明書の発行5

6.「保存」をクリックします。

図 証明書の発行6

7. 保存先フォルダーには、ZIP形式ファイルとして保存されます。解凍後、"user_cert"フォルダーに移動します。

図 証明書の発行7

8. 各ユーザーの証明書を解凍して、無線端末にインポートします。
    ※解凍パスワードは、管理者に確認してください。

図 証明書の発行8

無線端末の接続方法

無線端末の接続設定は、以下のページをご覧ください。

【ご注意】
本設定例は、設定の参考例を示したもので、動作を保証するものではございません。
ご利用いただく際には、十分に評価・検証を実施してください。