WDSを使用して無線通信エリアを拡大 : WLX202 Web GUI設定

管理番号:YMHAP-4307

本設定例の対応機種は、WLX202(Rev.16.00.13以降)です。

構成図 WDSを使用して無線通信エリアを拡大 : WLX202 Web GUI設定

無線LANアクセスポイント同士を接続する機能 WDS(Wireless Distribution System)を使用して、無線通信エリアを広げる設定例です。LANケーブルを配線することなく、通信距離を延長したり、電波の届きにくいエリアをカバーしたりできます。
本設定例では、ルーターに有線LANで接続するWLX202(2)をWDSアクセスポイント(親機)として設定し、WDSアクセスポイントに無線LANで接続するWLX202(1)をWDSステーション(子機)として設定します。

技術情報: WDS外部仕様書

本設定例ではWLX202のコンフィグとして、次の内容を設定します。

WDSアクセスポイントとWDSステーションを接続する設定

  • SSID:WDS_Yamaha
  • 無線LANモジュール:5GHz
  • 認証方式:WPA2パーソナル (WPA2-PSK)
  • 暗号方式:AES
  • PSK(事前共有鍵):任意のパスワード ※双方のWLX202で一致させてください。
  • 使用チャンネル:36ch(固定)

WLX202と無線端末を接続する設定

  • SSID:Yamaha
  • 無線LANモジュール:2.4GHz
  • 認証方式:WPA2パーソナル (WPA2-PSK)
  • 暗号方式:AES
  • PSK(事前共有鍵):任意のパスワード ※WLX202と無線端末で一致させてください。

※無線LAN設定は、ご利用の無線端末に対応した設定を行ってください。

※WLX202には電源アダプターが付属されておりませんので、以下のいずれかをご用意いただく必要がございます。

WDSの注意事項

  • 使用する無線モジュールのチャンネルは、固定チャンネルで動作させ、双方のWLX202で一致させてください。
  • WDS接続用のSSIDに5GHz帯のチャンネルを使用する場合、36、40、44、48チャンネルのいずれかを設定してください。
  • WDS接続用のSSIDは、他のアクセスポイントと重複しない固有のSSIDを設定してください。
  • WLX202のWDSは、WLX202同士の接続のみ対応しています。そのほかのアクセスポイントとは接続できません。
  • WDSアクセスポイントに接続できるWDSステーションは、一台のみです。
  • WDSステーションに設定されたWLX202は、L2MSスレーブとして動作はしません。
  • 無線LANコントローラー機能と併用できません。
  • プライバシーセパレーター機能と併用できません。
  • WDSによる無線の通信とLANケーブルによる有線の通信が図のようなループ構成とならないように設定してください。
図 ループ

設定手順

本設定例は、以下の流れで設定します。
WLX202は、工場出荷時のIPアドレスが 192.168.100.240/24 です。2台のWLX202のIPアドレスが重複することを防ぐため、はじめはWLX202(1)のみをネットワークに接続し、WLX202(2)は接続しません。WLX202(1)を設定し、LANケーブルを抜いたあとにWLX202(2)を接続します。

図 設定手順

本設定例のWeb設定画面について

WLX202のWeb設定画面は、選択した内容に応じて、動的に設定項目が増減することがあります。本設定例では、必要な設定値を入力したあとの状態の画面を掲載しており、画面を開いた時点とは異なる場合があります。

WLX202(1)の設定例

※ネットワーク機器を安全にお使いいただくために、管理パスワードの変更を奨励します。

固定チャンネルを設定する

図 設定手順①

1. 設定画面を開きます。
(1) WLX202(1)をネットワークに接続し、電源が入っていることを確認します。
(2) WLX202(1)と同じネットワークに接続されているパソコンでWebブラウザーを起動し、「ファイル」メニューから「開く」を選びます。
(3) インターネットアドレスに「http://192.168.100.240/」と半角英字で入力し、「OK」をクリックします。
(4) パスワード入力画面が現れたら、ユーザー名に「admin」と入力し、パスワードは空欄のまま「OK」をクリックします。

図 WLX202 ログイン認証画面

2. WLX202の設定画面のトップページが表示されます。「無線設定」をクリックします。

図 無線設定 1

3.「5GHz 基本」をクリックします。

図 無線設定 2

4. WDS用の固定チャンネルを設定します。「チャンネル」を「36」に設定し、「設定」をクリックします。

図 無線設定 3

5. 5GHz帯の基本設定は完了です。

図 無線設定 4

SSID 管理

1.「SSID 管理」をクリックします。

図 SSID 管理 1

2.「追加」をクリックします。

図 SSID 管理 2

3.「VAP1 設定」に必要事項を入力し、「設定」をクリックします。

インターフェース動作モード WDSステーション
バインドする無線モジュール 5GHz
SSID WDS_Yamaha(任意のSSID名)
認証方式 WPA2-PSK
※選択すると「PSK(事前共有鍵)」以下の項目が表示されます。
暗号化方式 AES
PSK(事前共有鍵) 任意のパスワード
図 SSID 管理 3

4. WDS接続用のVAPの設定が完了しました。

図 SSID 管理 4

5. 続けて無線端末との接続に使用するSSIDを設定します。「追加」をクリックします。

図 SSID 管理 5

6.「VAP2 設定」に必要事項を入力し、「設定」をクリックします。

バインドする無線モジュール 2.4GHz
SSID Yamaha(任意のSSID名)
認証方式 WPA2-PSK
※選択すると「PSK(事前共有鍵)」以下の項目が表示されます。
暗号化方式 AES
PSK(事前共有鍵) 任意のパスワード
図 SSID 管理 6

7.無線端末を接続するVAPの設定が完了しました。

図 SSID 管理 7

WDSステーションのMACアドレスを確認する

1.「管理機能」をクリックします。

図 WDSステーションのMACアドレスを確認する 1

2.「システム情報」をクリックします。

図 WDSステーションのMACアドレスを確認する 2

3.「システム情報」項目でMACアドレスを確認します。WDSアクセスポイントの設定で必要となりますので、控えておいてください。

図 WDSステーションのMACアドレスを確認する 3

IPアドレスを変更する

図 設定手順②

1.「ネットワーク設定」をクリックします。

図 IPアドレスを変更する 1

2.「LANポート設定」をクリックします。

図 IPアドレスを変更する 2

3.「IPアドレス(IPv4)」に変更したいIPアドレス(IPv4)とネットマスクを入力し、「設定」をクリックします。

図 IPアドレスを変更する 3

4. 設定内容を確認し、「設定」をクリックします。

図 IPアドレスを変更する 4

5. IPアドレスが変更されました。WLX202(1)のLANケーブルを抜いてください。
※この画面はIPアドレスの取得設定タイミングによって、表示されない場合があります。

図 IPアドレスを変更する 5

WLX202(2)の設定例

固定チャンネルを設定する

図 設定手順③

1. 設定画面を開きます。
(1) WLX202(2)をネットワークに接続し、電源が入っていることを確認します。
(2) WLX202(2)と同じネットワークに接続されているパソコンでWebブラウザーを起動し、「ファイル」メニューから「開く」を選びます。
(3) インターネットアドレスに「http://192.168.100.240/」と半角英字で入力し、「OK」をクリックします。
(4) パスワード入力画面が現れたら、ユーザー名に「admin」と入力し、パスワードは空欄のまま「OK」をクリックします。

図 WLX202 ログイン認証画面

2. WLX202の設定画面のトップページが表示されます。「無線設定」をクリックします。

図 無線設定 1

3.「5GHz 基本」をクリックします。

図 無線設定 2

4. WDS用の固定チャンネルを設定します。「チャンネル」を「36」に設定し、「設定」をクリックします。

図 無線設定 3

5. 5GHz帯の基本設定は完了です。

図 無線設定 4

SSID 管理

1.「SSID 管理」をクリックします。

図 SSID 管理 1

2.「追加」をクリックします。

図 SSID 管理 2

3.「VAP1 設定」に必要事項を入力し、「設定」をクリックします。各設定は、WDSステーションのWDS接続用SSIDと合わせてください。

インターフェース動作モード WDSアクセスポイント
バインドする無線モジュール 5GHz
SSID WDS_Yamaha(任意のSSID名)
認証方式 WPA2-PSK
※選択すると「PSK(事前共有鍵)」以下の項目が表示されます。
暗号化方式 AES
PSK(事前共有鍵) 任意のパスワード
WDSステーション MACアドレス WDSに使用する無線モジュール(5GHz)のMACアドレス
※確認方法は、こちらです。
図 SSID 管理 3

4. WDS接続用のVAPの設定が完了しました。

図 SSID 管理 4

5. 続けて無線端末との接続に使用するSSIDを設定します。「追加」をクリックします。

図 SSID 管理 5

6.「VAP2 設定」に必要事項を入力し、「設定」をクリックします。

バインドする無線モジュール 2.4GHz
SSID Yamaha(任意のSSID名)
認証方式 WPA2-PSK
※選択すると「PSK(事前共有鍵)」以下の項目が表示されます。
暗号化方式 AES
PSK(事前共有鍵) 任意のパスワード
図 SSID 管理 6

7. 無線端末が接続するVAPの設定が完了しました。

図 SSID 管理 7 図 設定手順④

接続状態の確認

[管理機能] - [システム情報] ページの「WDS情報」項目で、設定内容と接続状態を確認できます。

図 接続状態の確認

【ご注意】
本設定例は、設定の参考例を示したもので、動作を保証するものではございません。
ご利用いただく際には、十分に評価・検証を実施してください。