時々つながらない : WLX302

管理番号:YMHAP-4391

このトラブルシューティングは、以下の機種に対応しています。

対応機種: WLX302

インデックス

症状:時々つながらない

本内容は、無線LAN環境を使用の際に普段は接続出来ているが、時々つながらないことがある場合の対処方法を提供します。
どこが問題なのかを把握し、該当箇所の説明をお読み頂くことで、問題解決への近道となります。
ご使用の端末の設定方法については、取扱説明書などを確認してください。

切り分け手順:見える化ツールを確認し、問題の切り分け作業を行います。

1-1 から順に確認してください。

1-1

CRCエラーの発生状況を確認し、以下の条件を全て満たしていたら「Yes」に進んでください。

1)
見える化ツールのスナップショットに「使用しているチャンネルのCRCエラーが40%以上になりました」
または「使用しているチャンネルのCRCエラーが40%を超えています」が記録されている。

2)
1)の記録が周期的に発生している。周期性はCRCエラー率表示画面で確認できます。

WLX302 Web設定画面 TOPページ > 見える化ツール > 状態表示
図 説明画像

WLX302 Web設定画面 TOPページ > 見える化ツール > 無線LAN情報 > CRCエラー率表示
図 説明画像

NOの場合は
  1. 1-2 にお進みください。
YESの場合は
  1. CRCエラー率上昇が記録されている時間に電波干渉が発生している可能性があります。こちらをご覧ください。

1-2

チャンネル使用率の状況を確認し、以下の条件をすべて満たしていますか?

1)
見える化ツールのスナップショットに「チャンネル使用率が40%以上になりました」
または「チャンネル使用率が40%を超えています」が記録されている。

2)
1)の記録が周期的に発生している。周期性はチャンネル使用率表示画面で確認できます。

WLX302 Web設定画面 TOPページ > 見える化ツール > 状態表示
図 説明画像

WLX302 Web設定画面 TOPページ > 見える化ツール > 無線LAN情報 > チャンネル使用率表示
図 説明画像

NOの場合は
  1. 1-4 にお進みください。

1-3

見える化ツールの 無線LAN情報 > 状態表示画面 で対象のスナップショットを表示した時、スループットグラフが以下の状態であるか確認してください。該当するものがあれば「NG」に進み、対応する番号の対処方法を試してください。

1.スループットが高い値(IEEE802.11a/gで20Mbps程度、IEEE802.11nで100Mbps程度)を示している

WLX302 Web設定画面 TOPページ > 見える化ツール > 状態表示 > 対象ログの「表示」
図 説明画像

2.スループットが低い値(10Mbps 以下)を示している

WLX302 Web設定画面 TOPページ > 見える化ツール > 状態表示 > 対象ログの「表示」
図 説明画像

NGの場合は
  1. アクセスの集中を分散させることで改善することがあります。こちらにお進みください。
  2. WLX302が使用中のチャンネルと同じチャンネルを使用する他のアクセスポイントの影響を受けていることが考えられます。こちらにお進みください。

1-4

接続を試みているWLX302と同名のSSIDを使用しているアクセスポイントが周辺で稼動していないか確認してください。

WLX302 Web設定画面 TOPページ > 見える化ツール
図 説明画像

NGの場合は
  1. 同名のSSIDで無線セキュリティー設定等が異なる別のアクセスポイントに接続を試みている可能性があります。こちらをご覧ください。
OKの場合は
  1. 時々つながらないときに周期性が見つからない場合には、接続できない時間にCRCエラー率かチャンネル使用率のスナップショットが記録されていないか確認してください。これらのログが記録されているときは、その時間にCRCエラーの要因となる電波干渉やアクセスの集中が起こる原因がないか調査し、問題の解決を試みてください。

  2. 多くの電波干渉に対しては、チャンネルの変更が有効です。こちらをご覧ください。
    アクセスの集中には接続端末の分散が有効です。こちらをご覧ください。

トラブル対処方法

この項目では切り分け手順の各設問の対処方法を紹介します。

◆2-1 電波干渉を改善する

CRCエラー率の上昇が記録されている時間に電波干渉が発生している可能性があります。エラー発生時間に周期性が見られる場合、その時間に電波干渉する原因が周囲にないか確認してください。 例)昼休みに電子レンジを使用すると、CRCエラー率が高くなり接続できないことがある。
◇チャンネルを変更する
同一チャンネルを使用しているアクセスポイントや周波数が重なる電波を出す電化製品が存在する場合は、それら機器により電波干渉が発生している場合があります。電波干渉が起こらない他のチャンネルに変更することで改善することがあります。

以下の設定画面で、チャンネルの設定を行うことができます。
※初期設定の「自動」は、起動時、もしくは設定変更時に他の無線LANアクセスポイントとの電波干渉が少ないと考えられるチャンネルを自動的に選択する設定です。通常は「自動」を選択していただき、特定のチャンネルを選択したいときにチャンネルを変更してください。

1.WLX302 Web設定画面 TOPページ > 無線設定 > 2.4GHz 基本
図 説明画像

2.WLX302 Web設定画面 TOPページ > 無線設定 > 5GHz 基本
図 説明画像

◆2-2 アクセスの集中を分散する

チャンネル使用率の上昇が記録されている時間にWLX302に接続している端末の通信量が増えている可能性があります。チャンネル使用率の上昇が記録される時間に周期性が見られる場合、その時間にアクセスが集中する原因があります。 例)出勤時や昼休みにアクセスが急増することでチャンネル使用率が高くなりつながらなくなる。
◇端末を他のWLX302に分散する / WLX302を増設する
スループットが高い状態は、WLX302の通信量が多いときに起こります。通信量が多いということは、WLX302に接続している端末の合計通信量が増えているので、ひとつのアクセスポイントに端末の接続が集中している場合は、WLX302を増設するなど、他のアクセスポイントに分散することで改善されます。
◇MACアドレスフィルタリングを使用して接続する端末を制限する
MACアドレスフィルタリングを使用することで、特定の端末のみ接続が可能となります。登録していない端末は接続されないため、接続端末数の増加が原因の通信負荷を防ぐことができます。ネットワークに接続する端末があらかじめ決定している場合にご使用いただけます。
こちらの設定例を参考にしてMACアドレスフィルタリングをご使用いただけます。


◇端末の接続数を制限して通信負荷を軽減する
1.最大ステーション数を変更する
接続端末数が多いと端末の同時通信による帯域分割が頻繁に発生します。あらかじめ、接続可能な端末数を通信負荷に応じて制限すると改善します。

WLX302 Web設定画面 TOPページ > 無線設定 > 2.4GHz 詳細
図 説明画像

WLX302 Web設定画面 TOPページ > 無線設定 > 5GHz 詳細
図 説明画像

2.接続端末数を確認する

接続端末数を以下の画面で確認できます。SSID:YAMAHA-1に3台、SSID:YAMAHA-2に3台、計6台接続されている例です。

WLX302 Web設定画面 TOPページ > 見える化ツール > 端末情報 > 端末一覧表示
図 説明画像

◆2-3 接続したいWLX302と同名のSSIDで、異なる無線セキュリティー設定のアクセスポイントが、周辺で稼動しているときの対処方法

◇SSIDを変更する
周辺にSSIDが同じで無線セキュリティー設定等が異なるアクセスポイントがある場合、本来接続したいアクセスポイントとは別のアクセスポイントに接続を試みてしまうことがあります。無線設定等が異なるアクセスポイントは、それぞれ異なるSSIDを使用する必要があります。
同名のSSIDであり、無線設定が同じであれば、こちらの設定例を参考にしてローミング機能をご使用いただけます。

WLX302 Web設定画面 TOPページ > 無線設定 > SSID 管理 > 変更するSSIDの「編集」
図 説明画像

それでも問題が解決しない場合は、サポート窓口までご相談ください。
その際、ご使用のOSの製品名とバージョン、無線カードとそのドライバーのバージョンをご確認の上、ご連絡ください。