飯山市役所では庁内の業務効率向上を目的にDX推進会議を立上げ、庁内のペーパーレス化をはじめIT化による働き方改革を推進しています。
そうした中、総務省からLGWANへのWi-Fi経由での接続要件が公開され、複数のソリューションを検討。その結果、ヤマハ無線LANアクセスポイント「WLXシリーズ」であれば安価かつ簡単に導入できることが分かり、2023年5月に実証実験を開始。2023年12月より委員会室に導入し会議や委員会で運用を開始しました。
総務省のLGWAN Wi-Fi接続の要件には
などがあります。ヤマハWLXシリーズには内蔵RADIUSサーバーも搭載しているため、無線LANアクセスポイント1台のみで、総務省の指針を満たす環境を構築できます。
2023年12月に会議室へWLX413を4台導入し運用開始。その結果、業務効率の向上を実感し、翌2024年11月にはWLX413を6台追加して庁内全体で利用可能に。その後、議場にも導入しています。
また飯山市役所で従来使用していたPCはWi-Fi接続ができないモデルが主でしたが、2025年1月よりWi-Fi対応のノートPC100台を導入。今後の新規端末すべてWi-Fi接続対応モデルへ移行する予定です。
LGWANにWi-Fi接続できるようになり、大量の書類が必要だった予算会議のペーパーレス化が大きく進みました。ペーパーレス化によって事前準備や作業負担が軽減され、職員がDXの効果を実感することができるようになったことで、他のDX施策の推進にも良い影響を与えています。
ヤマハ製品を選定したことで、当初予定よりコストを抑えながら、庁内のWi-Fi環境を順調に整備できました。今回の導入にあたっては、すでにヤマハ無線LANアクセスポイントでのLGWANへのWi-Fi接続を実施していた他自治体からも導入から運用について教えていただきました。
飯山市同様の中小自治体にとって最適な仕組みと思いますので、他自治体でご検討される際には我々も情報提供できればと思います。
飯山市役所 総務部
事業戦略課DX 推進係
篠原秀和係長
飯山市役所 DX 推進
西岡 和敏マネージャー
当社は主に地域の住民に対して家電やパソコンの販売、アフターサービスを提供しており、自治体に対しては入札や随意契約を通じて庁内ネットワーク機器やネットワーク構築工事、電気工事などを行っています。ヤマハRTXシリーズのルーターを使用したネットワークの提供は行っていましたが、無線LANアクセスポイントについては今回が初めての構築依頼でした。これまで複数のアクセスポイントの設置には個別に設定を行っていましたが、今回採用したWLXシリーズの仮想コントローラーは、ネットワーク内のアクセスポイントを一括で設定・管理することができ、大幅な設定時間の短縮を実感しました。また、設置後のアクセスポイント追加やトラブル時の対応にも力を発揮するのではないかと考えています。
さらに、セキュリティに関しても自治体の高度なポリシーに対して、ヤマハWLXシリーズは内蔵RADIUSサーバー機能を備えているため、別途高額なRADIUSサーバーを導入する必要がなく、自治体ネットワークにWi-Fiを整備する上で事務的にもコスト的にも大きなメリットがあると考えています。
有限会社 信越電機 店長 石澤勝彦様
URL : http://shin-etsu.mond.jp
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