GIGAスクール構想に向けたヤマハネットワーク製品のご提案

2019年12月に文部科学省より「GIGAスクール構想」に基づき、「校内LAN整備の標準仕様」が提示されました。
この標準仕様を参考にしたネットワーク製品をご提案させて頂きます。

GIGAスクールとは

GIGAスクール構想とは、Society 5.0 時代に生きる子供たちの未来を見据え、児童生徒向けの1人1台学習用端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備する構想です。

ポイント1
1人1台の端末、1台当たり4.5万円を補助
令和5年までに小中学校全学年
ポイント2
高速大容量の通信ネットワーク、補助率1/2
令和2年までに全ての小・中・高・特別支援学校の校内ネットワーク
ポイント3
安価で簡便な調達と持続可能な学校ICT環境の運用

文部科学省では一つのモデル例として標準仕様書も提示しており、各学校でのICT活用を想定した最適独自の仕様書作成をヤマハがお手伝いします。

GIGAスクール構想標準仕様書対比表

無線LANアクセスポイント/スイッチングハブ/ルーターも掲載した「標準仕様対比表」はこちらからダウンロードできます。

多台数接続でも安定した通信が可能な無線LANアクセスポイント「WLX313」「WLX402」と標準仕様との対比は以下となります。

WXL313 WLX402
IEEE802.11a/b/g/n/ac以上に準拠すること。
IEEE802.11iに準拠及び認証方式としてWPA2、暗号化方式としてAESに対応していること。
2.4GHz帯と5GHz帯を同時利用可能なこと。
アップリンクとして、自動検知式の10/100/1000BASE-T(RJ-45)イーサネットを有していること。
2.4GHz帯2×2MIMO、2ストリーム、5GHz帯4×4MIMO、4ストリームに対応していること。 ×
周辺のアクセスポイントを検出できる機能を有すること。
電源を切断してもログ情報を保持する機能を有すること。
SNTPサーバ、クライアント機能を有すること。 △ ※1 △ ※1
MACアドレスフィルタリング機能を有すること。
天井、壁、卓上設置できること。
IEEE802.1xに準拠すること。
無線LANコントローラもしくは無線アクセスポイントで管理が可能なこと。
外部の電源装置パワーインジェクターなどの柔軟な電源環境に対応できる製品であること。
SNMPv1/v2c/v3による管理機能を有すること。 〇 ※2 △ ※3
無線LANを設置する箇所において事前に電波調査等を行うこと。

※1 クライアント機能のみ対応 ※2 2020年11月12日公開のRev.18.00.11よりSNMPv2c/v3にも対応しました。 ※3 SNMPv1のみ対応

GIGAスクール構想に最適なLAN環境を実現する主な機能

無線LANアクセスポイント

IEEE 802.11ac Wave 2 準拠 の高速データ通信

IEEE 802.11ac Wave 2 に対応し、5GHz帯で同規格に対応した無線LAN端末と高速なデータ通信(最大伝送速度1.7Gbit/s)が可能です。安定した運用で5GHz帯と2.4GHz帯を同時に使用することができます。
詳しくはこちらをご覧ください。

IEEE 802.11ac Wave 2 準拠 の高速データ通信
最適アクセスポイント選択機能

信号強度と接続端末数のどちらかを基準にしてアクセスポイントに接続させる機能です。
詳しくはこちらをご覧ください。

接続台数自動分散機能(トライバンド対応) ※WLX313のみ

接続台数自動分散機能は、WLX313の5GHz(1)と5GHz(2)に接続される無線端末の数を均等に割り振る機能です。学校の教室や会議室など多台数の無線端末が一台のアクセスポイントに接続する環境での使用に最適です。
詳しくはこちらをご覧ください。

接続台数自動分散機能(トライバンド対応) ※WLX313のみ
無線通信平滑機能(エアタイムイコライザー)

無線通信平滑機能 (エアタイムイコライザー) 機能は、本製品に接続している無線端末において、伝送速度の速い無線端末の通信速度が伝送速度の遅い無線端末によって遅くなることを防ぐ機能です。
詳しくはこちらをご覧ください。

気象・航空レーダーの影響低減(Fast DFS機能) ※WLX313のみ

5GHz帯の無線LANで気象・航空レーダー波を検出した際のチャンネル変更をすばやく行うことで安定した接続を維持する機能です。
詳しくはこちらをご覧ください。

気象・航空レーダーの影響低減(Fast DFS機能) ※WLX313のみ
内蔵無線LANコントローラー ※WLX402のみ

別途外部機器を使用することなく、複数のWLXシリーズの制御・管理を行うことができる機能です。
詳しくはこちらをご覧ください。

内蔵無線LANコントローラー ※WLX402のみ
無線LANスケジュール機能

無線LANコントローラー機能では、グループに適用する無線の構成を、任意のタイミングで切り替えることができます。
詳しくはこちらをご覧ください。

無線LAN見える化ツール

収集した情報から「何が起きているか」、「何が問題か」を示すツールです。接続している端末やアクセスポイントの周りの電波環境など、無線LAN環境の状況や問題などをグラフィカルに表示し、より良い環境構築に貢献します。
詳しくはこちらをご覧ください。

無線LAN見える化ツール
無線LAN認証機能 (内蔵RADIUSサーバー機能)

アクセスポイント自身がRADIUSサーバーとなることで無線端末の認証をまとめる、クライアント証明書でより厳密な認証を行うなど、別途RADIUSサーバーを用意する必要がなくなります。
詳しくはこちらをご覧ください。

無線LAN認証機能 (内蔵RADIUSサーバー機能)
災害時モード

災害時統一SSID「00000JAPAN(※)」に対応し、自治体施設や学校などが防災拠点となる場合には、Web GUIの災害時モードを「ONにする」ことで一般に無線アクセスポイントを解放します。
詳しくはこちらをご覧ください。
※無線LANビジネス推進連絡会(Wi-Biz)で推進する災害時統一SSIDを利用した公衆無線LANサービス

災害時モード

スイッチングハブ

ネットワーク状態の可視化(LANマップ)

スイッチ、無線LANアクセスポイントを設定するWebGUI「LANマップ」はLAN内のネットワーク構成をより分かり易く表示することで、ネットワーク管理者の管理、運用の負担を軽減します。
詳しくはこちらをご覧ください。

ネットワーク状態の可視化(LANマップ)
ネットワーク分離(ポートVLAN/ダイナミックVLAN)

物理的な接続構成と関係なく、仮想的にLANを構成できる技術に対応しています。
詳しくはこちらをご覧ください。

ネットワーク分離(ポートVLAN/ダイナミックVLAN)
不正端末接続制限(MACアドレス認証、IEEE 802.1X認証、Web認証)

ポート認証機能を利用して、機器またはユーザーを認証し、不正な機器がLAN環境内にアクセスすることを防ぎます。
詳しくはこちらをご覧ください。

PoEポート死活監視/PoE受電機器自動再起動機能

LANポートの監視機能とPoE(Power over Ethernet)の給電制御を使い、PoE給電機器(ネットワークカメラ、無線アクセスポイントなど)の状態を監視し、異常があった場合は給電のON/OFFで遠隔から復旧を試みるなどの制御が可能です。
詳しくはこちらをご覧ください。(設定例:PoE機器の接続ポートを監視 : SWX2310P Web GUI設定)

10G接続 (SFP+対応)

ヤマハネットワーク製品のSFP+スロットに装着して使用するSFP+モジュールです。10GBASE-SRに対応し、マルチモード光ファイバーケーブルを使用することで、最大300mの接続が可能となります。
詳しくはこちらをご覧ください。

10G接続 (SFP+対応)

GIGAスクール校内LAN構成例(3階建て14教室を想定)

ヤマハなら、ルーターからスイッチングハブ、アクセスポイントまでトータルでご提案可能です。

タブレット授業を快適に

基幹スイッチ・フロアスイッチ間10G構成のパターン

カテゴリー 製品 数量 希望小売価格 合計
拠点ルーター RTX1210 1台 125,000円(税抜) 125,000円(税抜)
基幹スイッチ SWX3200-28GT 1台 298,000円(税抜) 298,000円(税抜)
フロアスイッチ SWX2310P-28GT 3台 225,000円(税抜) 675,000円(税抜)
10G SFP+モジュール YSFP-10G-SR 6個 78,000円(税抜) 468,000円(税抜)
無線LANアクセスポイント WLX402 14台 99,800円(税抜) 1,397,200円(税抜)
合計 2,963,200円(税抜)

※価格改定前の旧価格で算出

基幹スイッチ・フロアスイッチ間1G構成のパターン

カテゴリー 製品 数量 希望小売価格 合計
拠点ルーター RTX830 1台 75,000円(税抜) 75,000円(税抜)
基幹スイッチ SWX3100-10G 1台 74,800円(税抜) 74,800円(税抜)
フロアスイッチ SWX2210P-10G 3台 79,800円(税抜) 239,400円(税抜)
無線LANアクセスポイント WLX313 14台 69,800円(税抜) 977,200円(税抜)
合計 1,366,400円(税抜)

※価格改定前の旧価格で算出

ヤマハネットワークで信頼できるタブレット授業を

質の高いタブレット授業を実現する上で、安定した通信環境と堅牢な情報セキュリティは不可欠の条件です。ヤマハの文教向けネットワークソリューションは、常に安定した信頼性の高い無線LAN環境で、タブレットを活用した小中学校の授業品質を大きく向上。企業や公共団体で豊富な導入実績を誇るヤマハ製品を、ぜひ学校の教室でもご活用ください。

「無線LANの見える化」で、快適な受信状態の確認

  • ・ヤマハルーターの「LANマップ機能」が、タブレットの接続状況をまとめて “見える化”。
  • ・無線LANの「見える化機能」で、教室内および周辺の電波状況を一目で把握できるので、常にベストの受信状態を維持できる。
  • ・ネットワーク障害が起きた場合も、ヤマハルーターの「スナップショット機能」で保存された正しいケーブル接続構成と障害発生時の接続状況を比較し、すぐに原因究明が可能。

校内無線LAN環境

ネットワークの状況が一目でわかる「LANマップ」

端末情報表示

端末情報表示

アクセス認証や暗号化で、校内のどこでも安心の無線LAN環境を実現

  • ・各種認証方式や暗号化方式に対応しており、堅牢な情報セキュリティを提供。
  • ・校内ネットワークへの外部からの不正アクセスを未然に防止。
  • ・生徒の個人情報を確実に守る高度なセキュリティシステム構成が可能。
  • ・WLX402は、電子証明書による認証でID/パスワードだけでは不可能な安全性を確保。
  • ・アクセス認証や暗号化で、校内のどこでも安心の無線LAN環境を実現。

アクセス認証や暗号化で、校内のどこでも安心の無線LAN環境を実現

GIGAスクール向け関連製品

無線LANアクセスポイント【WLX402】
無線LANアクセスポイント【WLX402】

IEEE 802.11ac Wave 2 準拠
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無線LANアクセスポイント【WLX313】
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安定した通信のための機能を強化、
トライバンド対応 無線LANアクセスポイント

無線LANアクセスポイント【WLX202】
無線LANアクセスポイント【WLX202】

IEEE 802.11ac準拠
エンタープライズ向け無線LANアクセスポイントエントリーモデル

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大規模から小規模まで、ネットワーク構築に最適なL3スイッチ

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中小企業のネットワーク構築に最適なL3スイッチ

SWX2310P-28GT
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全ポートから給電可能なL2 PoEスイッチ

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ワイヤレス化やIoTを支える、多数のPoE受電機器を収容可能なスマートL2 PoEスイッチ

RTX1210
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中小規模拠点向けVPNルーター
RTX1200の機能、使い勝手、ユースケースを継承しつつ、大幅にパワーアップ

RTX830
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大幅性能向上と新規ネットワークへの対応
小規模拠点向けギガアクセスVPNルーター

YSFP-10G-SR
YSFP-10G-SR

弊社ネットワーク製品のSFP+スロットに装着して使用するSFP+モジュールです。
10GBASE-SRに対応し、マルチモード光ファイバーケーブルを使用することで、最大300mの接続が可能となります。

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ヤマハネットワーク製品お客様相談センター
TEL 03-5651-1330

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