2013年5月30日から3日間、東京・台場で開催された「RubyKaigi 2013」で、ヤマハの無線LANアクセスポイント「WLX302」と、スマートL2スイッチ「SWX2200-8PoE」が採用され、会場内の高速・安定的な無線LAN接続に大きく貢献しました。2006年から開催されているRubyKaigiは、Rubyコミュニティが主催する年次イベントで、毎年数百人規模の参加者を集める大規模な国際カンファレンスです。2013年は参加費を高額に設定したにもかかわらず約580人が出席し、大きな盛り上がりをみせました。以前のRubyKaigiでは、ネットワークに不具合が生じたり、また不具合の原因の特定ができないため対策を講じられないなど、性能と管理の両面で課題を抱えていました。また参加者はPCのほか、スマートフォンやタブレット端末など多くの無線デバイスを使用するようになったため、これらに対応できる新しい無線LAN環境が求められていました。
RubyKaigi 2013の会場となった東京国際交流館は、大きくホールAとホールBに分かれています。ホールAは418席で、約300台想定の無線デバイスに対応するために無線LANアクセスポイント「WLX302」を3台設置。またホールBは102席で、約100想定の無線デバイスに対応する2台の「WLX302」が設置されました。ヤマハの「WLX302」が高い評価を獲得した理由は、まず端末100台(5GHz帯:50台、2.4GHz帯:50台)の同時接続を検証するために独自の接続試験を行っており、ユーザーが安心して使用できること。そして無線LANの電波状況を可視化できる「見える化」機能を搭載しているため、スループット、周辺のアクセスポイント、チャンネル使用率、CRCエラー率、接続端末の状況などを一目で確認できることです。さらにスマートL2スイッチ「SWX2200-8PoE」の給電により、電源確保が困難な場所でも容易に設置できることも決め手になりました。
ヤマハの無線LANアクセスポイント「WLX302」の導入により、RubyKaigi 2013は極めて円滑に運営されました。100台の無線LAN端末の同時接続というカタログスペックどおりの運用が実現したこと。電波状況の「見える化」によりトラブルが生じた場合でも的確な対応が可能になったことなど、RubyKaigi 2013の運営委員からも高く評価されました。会議参加者からも「同時100デバイスの実力・実績は、家庭用LANルーターでは信じがたい」「無線デバイスの増加で悩んでいて、WLX302は魅力的に感じた」「あれだけの数の無線デバイスの接続をさばいていた機材がどんなものか気になった」「無線LANの見える化ツールはおもしろい。すごいなあ」など、Twitterやブログで多くの賞賛の声が寄せられています。ヤマハの無線LANアクセスポイント「WLX302」の実力は、RubyKaigi 2013の会場でまさに証明されたのです。
ヤマハの無線LANアクセスポイント「WLX302」を、高く評価しています。第1に、非常に使いやすく素直な製品だということです。期待したことが、簡単な設定により、期待どおりに実現できることは非常に素晴らしいと思います。また100端末の同時接続など、カタログに表示された仕様どおりの成果が得られることにも満足しています。これまでヤマハがメーリングリストなどのコミュニティでユーザーとしっかり対話し、その声を集めて作り込まれた製品であることを実感しています。
特に今回「WLX302」で実現した、電波状況の「見える化」機能はとても便利でした。以前はトラブルの原因がわからず手が打てなかったのですが、無線LANの状況が視覚的に一目でわかるため、対策も講じやすくなりました。ヤマハのGUIにはもともと定評がありましたが、今回もそれが活かされていると思います。次の機会にも、ぜひ使ってみたいと思います。
RubyKaigiはRubyコミュニティが主催する年次イベントです。2006年に第1回が開催され、2008年からは複数の会議室やホールを用いて複数のセッションが並行して行われています。海外からの参加者も多く、RubyKaigi 2013には約580人(うち外国人100名以上)が出席しました。
Ruby(ルビー)は、20年前にまつもとゆきひろ氏により開発されたオブジェクト指向スクリプト言語です。その20年の歴史のなかで、Rubyは国内外の多くのエンジニアを惹きつけてきました。
RubyKaigi 2013では、開発者のまつもと氏の基調講演のほか、深く踏み込んだ技術論、運用やチューニングなどの実践的な内容など、多彩なテーマでカンファレンスが行われました。RubyKaigiは今後も多くの技術者が参加するイベントとして注目されています。
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