長野県南部の上伊那郡にある、長野県でもっとも人口の多い町である箕輪町でも、他の多くの自治体と同様に、セキュリティ対策とともに生産性/フレキシビリティ向上を両立させるネットワーク構築が求められていました。従来のネットワークで抱えていた問題点を解決するために、庁内LANをヤマハ製品で統一し、総務省の求めるセキュリティ強靭化と生産性/フレキシビリティ向上を実現しました。
[導入イメージ]情報セキュリティ強靭化を機に、100以上あったVLANの構成を10以下までに簡素化。スマートL2スイッチ「SWX2200」導入により、ルーターのGUIからVLANの構成を確認したり設定変更することができるようになりました。その結果、これまで年2回の人事異動などの際に業者に来てもらい行っていたVLANの設定変更を、現在では「LANマップ」機能を使用することで、職員自らが行うことができるようになりました。また「LANマップ」機能により、どこにどのマシンが接続されているかが見えるようになり、変更後の運用も確認できるようになっています。
今までは保育園や地域の公民館施設などでネットワークトラブルがあると、現地に行き、状況を確認しなくてはならなかったものが、「LANマップ」機能により、VPN経由で遠隔拠点のLANの状況が確認できるため、訪問しなくてもトラブルの一次切り分けができるようになったことで、現地に出向き、状況を確認してから改めて対策を用意する、といった二度手間が格段に減っています。
「LANマップ」機能により、LAN管理の自走化を実現しましたが、トラブル発生時の素早い解決のため、Yamaha Network Organizer(YNO)を導入し、ネットワーク構築業者である株式会社アズムから遠隔サポートを受けられるようにしています。Yamaha Network Organizer(YNO)経由で株式会社アズムのサポート担当者が遠隔地から庁内LANを確認できるため、トラブル発生時の切り分けが瞬時にできるようになり、LANトラブルのダウンタイムも短縮しています。
庁内LANはヤマハ製品に統一し、すべてのネットワークを
見える化して柔軟な自主運用を推進していきたい
「LANマップ」機能と「YNO」によるネットワーク統合管理は、箕輪町のような中規模の自治体にも最適なソリューションです。庁内LAN環境を可視化し、さらにはVLAN構成も含めたネットワーク変更を自力で設定できるようになったことで、トラブル発生時のダウンタイムを大幅に短縮できているだけでなく、今まで設定変更を外部委託することにより発生していた費用も圧縮させることができました。今後はスイッチの更改のタイミングで、L3スイッチも含めてヤマハ製品へ置き換えることも検討し、ネットワーク全体の見える化を実現できればと考えています。
ヤマハの「LANマップ」機能は中小自治体ネットワーク構築
に必要なものが揃った最適なソリューションです
ヤマハLAN製品に搭載された「LANマップ」機能は末端のハブまでVLANの設定がGUIででき、接続された機器も見えるようになります。マイナンバー制度開始を機に自治体情報セキュリティ強靭化の方針が総務省から示されましたが、コストアップすることなく、庁内ネットワークを役所が自ら継続的に管理していくには、ヤマハネットワーク製品とサービスが最適です。箕輪町様のネットワークの全体設計・庁内構築を担っている株式会社アズムでは、長野県5自治体に同様のネットワークを構築しましたが、どちらの自治体においても高い評価をいただいております。
松本支店 〒390-0806 長野県松本市女鳥羽2丁目4番7-3号
本社 〒107-0062 東京都港区南青山2丁目2番15号
URL http://www.azm.co.jp/
(2018年08月22日掲載)
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