うるる様は2003年10月、在宅ワーク事業の仕事の確保を目的にデータ入力専門店としてサービスの提供を開始いたしました。様々な業種からデータ入力を請け負っており、取扱いデータの増加に伴い、ファイルサーバー容量を増強する必要があり、それに併せてネットワークの見直しも行いました。更改前のネットワークはコンシューマ向けのルーターとスイッチ製品を利用していました。ルーターがハングアップすることが度々あり、ネットワーク管理者が不在のため、原因追及もできず、その都度、手動で再起動をして復旧しており、業務に支障が出始めていました。またインターネットへのアクセス回線も2回線ありながら、片方はゲスト用回線としてほとんど利用されず、冗長化も行っていなかったため、有効活用できていませんでした。
同社は将来的にメールなどをクラウドサービスへの移行を進めており、今後は全てのデータがクラウド上にあることになるため、インターネットに繋がっていることが必須となります。ネットワーク更改にあたっては、WAN側はもちろんLAN側の冗長化も検討しました。そこで(株)No.1からヤマハルーターRTX1200とヤマハL2スイッチSWX2200-24Gを組み合わせた冗長化の提案を採用しました。(株)No.1の提案はまず同一キャリアだった2回線のインターネット回線をBCPの観点からキャリアを別々にし、回線バックアップにてWAN側の冗長化を図りました。次にLAN側においては、SWX2200-24Gをコアスイッチとして、RTX1200とSWX2200-24Gをヤマハ独自のLuaスクリプトを用いて、冗長化を図りました。(株)No.1からはVPN経由で遠隔からネットワークの管理・メンテナンスを行ってもらえ、障害発生時でも自動でルーターから(株)No.1へ障害通知のメールがいくため、サポート面も安心しています。
冗長化や障害通知など用途に合わせたきめ細かいカスタマイズ設計が可能
使用しているLuaスクリプト
1. スイッチのバックアップ
2. リンクダウン時のメール通知
3. ファイルサーバーの冗長
4. ファイルサーバーの稼働状況のメール通知
メール通知による障害検知や、遠隔からのリモートメンテナンスにて即時に障害状況の把握・対応が可能
RTX1200から配下のSWX2200-24Gの制御が可能
今回の(株)No.1の提案ではヤマハ独自のLuaスクリプト機能を用いたことで、当社の様々な要望を応えて頂きました。他社製品で同じ構成を組もうとするとかなり高額な機器を揃える必要がありましたが、ヤマハの機能を駆使することによって、他社とは差別化した提案を頂いたことを評価し採用を致しました。対応も早く、非常に満足しております。
株式会社 うるる
本社 東京都中央区勝どき3-3-7 ケンメディアビル3F
設立 平成13年8月
URL http://www.uluru.in/
事業概要
“在宅ワークの推進” を旗印として創業されたうるる様。“データのデジタル化” や “入札情報提供サービス” など在宅ワーク推進事業で得た経営資源をもとに事業領域を拡大し、成長を継続されています。今後も顧客から安心して発注して頂ける体制を構築することで、経営理念にも掲げている「社会から期待され、応援される」企業で有り続けることを目標としています。持ち前のベンチャースピリットを発揮し「世の中から必要とされるサービス」の開発に全社一丸となって邁進されており、今後の更なる発展がとても楽しみな企業です!
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