株式会社ザイマックス

ZXY首都圏170拠点のネットワーク構築を
セキュリティ/安定性/保守性/サポートの4つを満たすヤマハ製品で統一

  • ◎2016年以降、全国約170カ所のZXYのネットワークをヤマハ製品で構築
  • ◎膨大な機器のリモート一元管理を目指し、2021年にYNOを追加導入
  • ◎製品ライフサイクルを考慮し、計画的な最新機器へのリプレースに向けて準備中

導入の背景

ユーザーのインターネット依存度が高まるなかネットワーク基盤の強化が必要に

2016年、働く場所や時間が多様化していくことを見越し、他社に先駆けサテライトオフィスサービスを開始したザイマックス。その後2018年には「ZXY(ジザイ)」にリブランドし、会員企業を対象に、15分単位で利用できる「ZXY Share」や、固定スペースを月単位で提供する「ZXY Monthly」などのサービスを提供しています。当初数カ所でスタートした拠点数は5年間で約170カ所まで増加しましたが、近年、サテライトオフィスを取り巻く環境やニーズも大きく変化しました。クラウド・ファーストでSaaSやIaaSの利用が進むなか、2020年以降、コロナ禍によってテレワークやWeb会議の導入・利用が急増。インターネットへの依存度が一気に高まり、企業はより快適かつ安定的に利用できる環境を追求するようになりました。もちろんZXYも例外ではなく、他社サービスに対する競争力を高めるため、ネットワーク基盤強化に注力しています。

ユーザーのインターネット依存度が高まるなかネットワーク基盤の強化が必要に
導入イメージ

選定の理由

自社での稼働実績や運用・保守の容易性などを評価し、ネットワーク機器にヤマハ製品を採用

ZXYのネットワーク基盤強化の要を担うのがヤマハのネットワーク機器です。同社では本社オフィスの一部ネットワークに導入していたヤマハ製品にてトラブルフリーの稼働実績があり、また、情報システム部門の複数社員がヤマハ製品に関するハンズオンセミナーに参加し、運用・保守の容易さについての理解を深めていました。このほか下記4つのポイントを重視して検討した結果、国内メーカーとしての実績や信頼性、セキュリティ機能やコストパフォーマンスなどを高く評価し、ZXYのネットワークをヤマハのネットワーク機器で統一することにしたのです。
セキュリティ:脆弱性が発見された製品が多いベンダは排除
安定性:ZXYの拠点は無人運営のため、現地対応が必要になるトラブル発生を最少化したい
保守・管理性:リモートでのファームウェアアップデートなど保守・管理を効率化したい
互換・サポート:製品の互換性、セミナー、複合機を含めた保守など、販売代理店を通じたサポートが一貫していること
最終的に、ZXYで提供するプリントサービス用複合機などと併せ、リコージャパン株式会社を通じてヤマハ製品を導入。拠点増に対応しつつ適宜更新を繰り返し、現在、ルーター(350台)/ スイッチ(410台)/ アクセスポイント(550台)が導入されています。

導入後の効果

セキュアで快適な環境を実現したのち、YNOの追加導入でリモートでの効率管理を目指す

リコージャパン株式会社から導入することで、複合機とネットワーク機器というZXYのサービスを支える主要ハードウェアの保守・サポートを一元化。2021年には、インターネット回線のリプレースにあわせ、ポートVLANからタグVLANに切り替えると同時に、「YNO(※)」を280ライセンス追加購入。ファームウェア更新など拠点ネットワーク機器の統合リモート管理も実現しています。最近では利用者が複数の端末をネットワークに接続することが当たり前になっていることから、ZXYでは余裕を持って20席ごとに1回線+ルーター1台を目安としてネットワークを構築。これにより、快適なインターネット利用を実現しつつ万が一のトラブル発生時の可用性も確保しています。
ZXYでは拠点規模にあわせ最適なネットワーク機器を選定していますが、今後、より効率的な運用管理やセキュリティの強化を目指すうえで、製品のライフサイクルを睨みつつ適宜リプレースしていく必要があります。すでにWi-Fiアクセスポイントについては後継モデルの検証を終え、パイロット的に導入する段階まで進めています。
※多拠点のヤマハネットワーク機器をクラウド上で統合監視・管理できるサービス。
Yamaha Network Organizerの略。

セキュアで快適な環境を実現したのち、YNOの追加導入でリモートでの効率管理を目指す

ユーザーの声

株式会社ザイマックス 情報システム部 マネージャー 横山 和央 氏

開設当初の拠点は10~20席の規模がほとんどで、事務作業を中心に想定していましたが、規模の大きな拠点が増えると同時に、コロナ禍でWeb会議利用が一気に拡大し、ネットワーク基盤の整備に力をいれておいて良かったと思いました。実際、数席規模の小規模拠点では他社のルーターを導入したこともありましたが、故障などのトラブルが多く、事業基盤には難しい…という評価でした。ヤマハ製品はこれだけの規模にも関わらず故障は年に数回程度で、リコージャパンに保守を一元化できたこともあり、情報システム部門の負担を軽減しつつ、トラブルに迅速対応できる体制を実現できました。また、最近は契約の際にお客様からセキュリティアンケートを求められることが多く、ファームウェアアップデートなどもできる・できないではなく、何日でできるかという話になってきているので、セキュリティ機能が充実しているヤマハ製品を評価しています。

導入企業様

株式会社ザイマックス

株式会社ザイマックス様

不動産の現場におけるビルメンテナンス業務から経営代行・資産運用までの不動産運営管理のさまざまな業務をワンストップで行う、不動産総合マネジメント会社である株式会社ザイマックス。「わたしたちは日本株式会社の不動産部をめざします」というビジョンを掲げ、不動産を利用する企業の側に立ち、不動産とお付き合いしていく上で発生するさまざまなサービスを手がける。

所在地
東京都港区赤坂1丁目1番1号
Webサイト
株式会社ザイマックス様

販売・施工パートナー様

リコージャパン株式会社

国内外のトップベンダーとのパートナシップにより、ICT関連商品と複合機やプリンターなどの画像機器を組み合わせた多彩なソリューションを展開。サポート&サービス (画像機器やICT関連商品の保守、ネットワーク構築・保守、ICT運用業務代行)も併せて提供。

本社 東京都港区芝3-8-2 芝公園ファーストビル
創立  1959年5月
URL  https://www.ricoh.co.jp/sales/about/

(2021年10月22日掲載)


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