業務拡大でPCも増え、院内利用者の必要に応じてインターネットに接続できるPC、接続しないPCが混在する状況となりました。ネットワークの適正利用を考え、意図した用途どおりであるか確認が必要になりました。
病院建設時にCAT5Eのケーブルが予め配線されていました。配線工事はコストだけではなく、病院職員はもとより利用者にも少なからず影響があると考え、建設当時の配線を最大限活用しようと考えました。
医師の異動で、ネットワークへの新たなPCの接続要求がありますが、変更依頼をうけてから数日後に設定が反映されるような状況で、医師からは「今日の午後からPCを利用する」という要望が多く上がりました。
通常勤務する病院以外に複数の病院、介護施設を運営しているのでヤマハのLANマップを使用し、離れた病院に設置したRTX1210自身の設定はもちろん、ルーター配下のヤマハ スイッチ、無線LANアクセスポイントの設定とファームウェアの更新が自席にいながら可能になりました。
既存の配線がないところには無線LANアクセスポイントを配置して、カバーしました。 ヤマハのWLX202はルーター経由で簡単に設定画面を開くことができるので、管理者から見た利便性も高いです。
異動される医師が今まで利用していたPCをそのまま持ち込まれるケースもあり、また即時ネットワークを利用したいという要望も多くあります。電話口で利用者である医師に利用用途を確認しつつVLAN設定を行い適切なネットワーク利用を即時提供できます。
通常勤務する病院とは別の病院のネットワークの管理において医師の異動やネットワーク利用用途の変更により設定を変更する機会は多くあります。 10Kmほどの距離なのですが、医師の異動や新しいPCの導入などでネットワークのVLANの構成を変更する機会は多い為、現場に赴いての作業では利用者に不便をかけてしまいます。 Yamaha RTX1210を利用し病院間をVPN接続してGUIによるVLAN設定は、ネットワーク利用者と電話で通話しながら、設定変更ができるほど手軽ですので、利用者に不便な思いをさせずに、なおかつ、インターネットに接続できる、できない等の利用用途の制限を行ったうえでネットワークサービスを提供しています。加えて Zabbixによる監視環境を帯広第一病院側で自社構築し安定稼動を見守っています。
病院事業から、公益認定された介護事業まで人と医療をつなぐ架け橋として地域に貢献。
公益財団法人北海道医療団は、帯広第一病院を中心に病院事業をはじめ、介護老人保健施設事業、在宅介護支援センター事業、訪問看護事業、訪問リハビリテーション事業、訪問介護事業などを通じて公益目的の事業を展開する法人です。とりわけ医療・介護事業分野での公益認定は全国でも稀有であり、民間の公共活動の担い手たるべく大きな役割を果たしています。帯広第一病院、帯広西病院、音更病院、老健とかち間のVPNをYamaha RTX1210が各拠点で活躍しています。
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本社 札幌市北区北9条西3丁目19-1
設立 2005年2月
URL https://www.userside.co.jp/
(2018年03月13日掲載)
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