YNO(Yamaha Network Organizer)新オプションサービス LAS(Log Analysis Service)の実証実験ご案内

クラウド型ネットワーク機器管理サービスで、集中的なログ分析サービスをサポート

各地に展開する店舗や営業所など分散されたネットワークを、統合的に管理する環境をお届けするYNOに、新たなサービス提供を予定しています。各所ヤマハネットワーク機器に保存されるログ情報を、YNOマネージャーに集約してリアルタイムで、そして過去の情報を一括で分析する環境を実現します。

この度、正式サービスの提供に先立ちまして、多くのお客様に新サービスを体感いただくと共に、より魅力的なサービスにすべく実証実験を実施します。本実証実験は、既にYNOをご利用いただいているお客様につきましては申し込み手続きなどは不要で、無償でご参加いただけます。また、まだYNOをご利用いただいていないお客様も試用ライセンスをお申込みいただければ、無償でご参加いただけます。

LAS:Log Analysis Serviceとは

Log Analysis Service(以下LAS)とは、ヤマハネットワーク機器の各種ログをYNOマネージャーに集約し、GUI上で分析することができるサービスです。

今回はその第1弾としてSYSLOG管理機能を提供します。YNOで管理しているヤマハネットワーク機器のSYSLOGをYNOマネージャーのGUI上でリアルタイムに表示したり、複数機器のSYSLOGを時系列に並べて分析したりすることができ、これらを通じてさらなる定型保守作業の簡易化やトラブルシューティングの迅速化を実現します。

LASでは、今後も収集ログや分析手法の追加等を予定しております。どうぞ、ご期待ください。

■活用シーン

1. 日常の保守運用で

LAS第1弾で提供するSYSLOG管理機能では、YNOマネージャー上に各ヤマハネットワーク機器ごとに3カ月分のSYSLOGを蓄積することができます。蓄積されたSYSLOGは[全文検索]ページで確認することができ、キーワードや期間、SYSLOGの種別などを指定した絞り込み表示もできます。

例えば、月に1度の定期的なネットワーク状況確認作業として、[全文検索]ページにて期間に1カ月間を指定し、"error"や"Rejected"のような不審な通信や動作に関するキーワードを指定してSYSLOGの分析を行うことで、トラブルの予兆を早期に発見することができます。

全文検索ページに1台のSYSLOGを表示

2. NW機器の導入で

[全文検索]ページに加えて、指定した複数のヤマハネットワーク機器のSYSLOGをリアルタイムに監視することができる[リアルタイム表示]ページも提供します。

例えば、新しい拠点と本社をVPNで接続するべく、現地作業者が拠点にて機器のセットアップを行う際、設置統括者が[リアルタイム表示]ページにて本社と拠点の両SYSLOGをリアルタイム監視することで、リモート環境から現地作業が問題なく行われているか管理することができます。

リアルタイム表示ページで2台のSYSLOGを並列表示

3. トラブルシューティングで

[全文検索]ページでは、複数のヤマハネットワーク機器のSYSLOGを時系列にまとめて表示することができます。

例えば、本社と拠点間のIPsec VPNが上手く繋がらなかったり、切断したりしてしまったときに、[全文検索]ページで本社と拠点の両SYSLOGをまとめて表示することで、IPsecのネゴシエーション状況を時系列に沿って確認することができ、問題の特定を容易に行うことができます。

全文検索ページで2台のSYSLOGをまとめて表示

実証実験の概要

■目的

LASは今冬に有償のオプションライセンスとして正式リリースを予定しています。
それに先立ちまして、提供予定のサービスを実際にお客様に無償でご利用いただくことで、その有用性を実感いただくとともに、実運用の中でYNOマネージャーの処理性能や通信量などを把握・最適化し、サービス品質をさらに向上すべく実証実験を実施します。

■実証実験実施期間

2021年4月23日(金) ~ 11月30日(火)
実証実験の実施期間を延長します。詳しくは後日改めてお知らせします。
*実施期間は変更する場合があります。
*実証実験終了後は、有償の正式サービスへ移行を予定しています。

正式サービス移行後もご利用になる場合は、オプションライセンスの購入が必要です。
オプションライセンス購入の詳細については別途ご案内します。

■対象者

既にYNOをご利用いただいている、または期間中新たにYNOを利用開始いただいたお客様。
*試用ライセンスをご利用いただいているお客様も対象となります。

■対応製品およびファームウェア

LASを利用するためには、対応ファームウェアへの更新が必要です。

対応製品 ファームウェア
RTX1210 Rev.14.01.40
NVR700W Rev.15.00.22
NVR510 Rev.15.01.21
RTX830 Rev.15.02.20
RTX1220 後日対応予定
RTX5000 後日対応予定
RTX3500 後日対応予定

※今後の対応状況については、順次、技術情報(RTpro)サイトにて公開します。

■LASのご利用方法

◇既にYNOでヤマハネットワーク機器を管理されているお客様
申し込み手続きなどは不要です。YNOマネージャーの[アカウントの編集]ページにてLASを有効化するだけで、簡単に利用し始めることができます。また、ヤマハネットワーク機器の設定変更も自動で行われます。
LASを有効化した後は、サイドメニューの[Syslog管理]から各機能をご利用ください。
詳しくは、YNO操作マニュアルをご参考ください。

アカウントの編集
  1. 画面右上の「(アカウント名)」 →「アカウントの編集」を選択し、「アカウントの編集」ページを開きます。
  2. 「LAS(ログ分析サービス)」のチェックボックスにチェックを入れ、設定します。
  3. サイドメニューの「Syslog管理」から各機能ページを利用できます。

◇新たにYNOでネットワーク機器を管理し始めたいお客様
YNOの基本ライセンス、または試用ライセンスをご購入いただき、YNO操作マニュアルを参考にYNOマネージャーへヤマハネットワーク機器をご登録ください。
ご登録後は、上記「既にYNOでネットワーク機器を管理されているお客様」と同様の方法でLASをご利用できます。

ライセンスのご購入に関しましては、ヤマハネットワーク製品販売店にお問い合わせください。

本実証実験に関するお問い合わせ先

本実証実験に関するお問い合わせは、ネットワーク機器お問い合わせページよりご連絡くださいますよう、お願いします。

注意事項

  • 2021年4月現在の情報です。仕様および機能の名称は、予告なく変更することがあります。
  • 本実証実験の不具合によって損害が生じた場合でも、補償はいたしかねます。
  • 実証実験終了後は、有償の正式サービスへ移行を予定しています。
    正式サービス移行後もご利用になる場合は、オプションライセンスの購入が必要です。
    オプションライセンス購入については、詳細決まり次第ご案内します。
  • 正式サービスに移行される際には、実証実験中のデータを引き継げる予定です。
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