管理番号:YMHRT-9109
本設定例の対応機種は、RTX1300、RTX1220、RTX1210です。
ヤマハルーターとL2TPv3/IPsec VPN(L2VPN)で接続するための、ニフティクラウドの設定手順を紹介します。
本設定例では、拠点側VPN装置として、RTX1210を使用した例で説明します。
ニフティクラウドの設定を行う前に、RTX1210の以下の情報をご準備ください。
RTX1210 | Rev.14.01.09 |
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本設定例では、RTX1210とL2TPv3/IPsec VPN(L2VPN)で接続するために次の順番で設定を行います。
1. ニフティクラウド にログインします。
2.画面左のメニューから「ネットワーク」をクリックします。
3.「プライベートLAN作成」をクリックします。
4.必要事項を入力し、「確認へ」をクリックします。
本設定例では、料金プランは「従量」で説明します。
プライベートLAN名 | private1(作成するプライベートLANの名前) |
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ゾーン | ゾーンの選択 |
CIDR | 192.168.1.0/24 ※RTX1210のブリッジインタフェースには、このIPアドレス帯に含まれるIPアドレスを指定します |
料金プラン | 従量 |
5.設定内容を確認し、「作成する」をクリックします。
6.プライベートLANが作成されます。
1.「VPNゲートウェイ作成」をクリックします。
2.必要事項を入力し、「ファイアウォール設定へ」をクリックします。
本設定例では、タイプは「vpngw.small(1 拠点)」、料金プランは「従量」で説明します。
VPNゲートウェイ名 | vpngw01(作成するVPNゲートウェイの名前) |
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ゾーン | ゾーンの選択 |
タイプ | vpngw.small(1 拠点) |
料金プラン | 従量 |
プライベート側ネットワーク | private1(192.168.1.0/24) (先ほど作成したプライベートLAN) |
3.ファイアウォールの設定を行い、「確認へ」をクリックします。
本設定例では、ファイアウォールは「適用しない」を選択しています。
4.設定内容を確認し、「作成する」をクリックします。
5.「更新」をクリックします。
6.VPNゲートウェイが作成されます。作成されない場合は、しばらく待って、もう一度「更新」をクリックしてください。
1.画面左のメニューから「カスタマーGW」をクリックします。
2.「カスタマーゲートウェイ作成」をクリックします。
3.必要事項を入力し、「作成する」をクリックします。
カスタマーゲートウェイ名 | yamaha(作成するカスタマーゲートウェイの名前) |
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対向機器IPアドレス | RTX1210のWAN側グローバルIPアドレス |
対向機器LAN側IPアドレス | 192.168.1.254(RTX1210ブリッジインタフェースのIPアドレス) |
4.カスタマーゲートウェイが作成されます。
1.画面左のメニューから「ネットワーク」をクリックします。
2.「VPNゲートウェイ」をクリックします。
3.「VPNコネクション作成」をクリックします。
4.必要事項を入力し、「トンネル設定へ」をクリックします。
カスタマーゲートウェイ | yamaha(作成したカスタマーゲートウェイの名前) |
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接続方式 | L2TPv3/IPsec |
暗号化アルゴリズム | AES128 |
認証アルゴリズム | SHA1 |
事前共有鍵 | 任意の文字列(RTX1210との認証用のパスワード) |
5.必要事項を入力し、「確認へ」をクリックします。
トンネルタイプ | L2TPv3 |
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トンネルモード | Managed |
カプセル化方式 | UDP |
6.設定内容を確認し、「作成する」をクリックします。
7.「更新」をクリックします。
8.VPNコネクションが作成されます。作成されない場合は、しばらく待って、もう一度「更新」をクリックしてください。
9.「VPNゲートウェイ」をクリックします。
10.VPNゲートウェイのIPアドレス(共通グローバル)は、RTX1210の設定で使用しますので、控えておいてください。
11.VPNコネクションの灰色の線をクリックします。
12.VPNコネクションIDと事前共有鍵は、RTX1210の設定で使用しますので、控えておいてください。
以上で、ニフティクラウドの設定は完了です。
続けて、ルーターの設定を行う場合はこちらをご覧ください。
RTX1210とのVPN接続が確立すると、以下の表示になります。
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