管理番号:YMHSW-23904
(最終更新日: 2023/12/18)
スイッチに接続している無線LANアクセスポイントに給電をしながら、死活監視をする設定例です。
本設定例では、Pingによる死活監視をします。
無線LANアクセスポイントの異常を検出した場合、PoE給電を一時停止して、無線LANアクセスポイントを再起動させます。無線LANアクセスポイントの状態変化(停止/復旧)は、管理者にメールで通知します。
また、スケジュール機能を使用して、平日の8時から16時の間だけ給電をします。無線LANを使用しない時間帯の消費電力の削減や、不正使用を防ぎます。
※スケジュール機能を使用したPoE給電停止時、および、PoE給電復旧時にも、無線LANアクセスポイントの状態変化(停止/復旧)を、管理者にメールで通知します。
本設定例では、以下の構成で説明します。
10ギガビット/マルチギガビットスイッチ | ギガビットスイッチ | |||
---|---|---|---|---|
インテリジェントL2スイッチ | SWX2322P (Rev.2.06.08以降) |
SWX2310P (Rev.2.02.23以降) |
10ギガビット/マルチギガビットスイッチ | ギガビットスイッチ | |||
---|---|---|---|---|
端末監視 | SWX2322P | SWX2310P | ||
メール通知 | SWX2322P | SWX2310P | ||
スケジュール実行 | SWX2322P | SWX2310P |
※ 本設定例は、コマンドによる設定はできません。
以下の手順で設定を行います。
1. スイッチの設定画面を開きます。
2.「管理」をクリックします。
3.「端末監視」をクリックします。
4.「新規」をクリックします。
5.「端末監視の設定」を設定します。
監視種別 | Pingによる疎通監視 |
---|---|
Ping送信先IPアドレス | 監視する機器のIPアドレス |
状態変化を検出した時の動作 | PoE給電一時停止による端末再起動(ダウン検出時のみ)にチェック メール通知 にチェック |
6.「対象ポート」の「選択」をクリックします。
7. 異常を検知したときに再起動するポートにチェックを入れて、「確定」をクリックします。
8. ポートが選択されていることを確認して、「確認」をクリックします
9. 設定内容を確認して問題がなければ、「設定の確定」をクリックします。
10. 端末監視の設定が完了しました。
1.「メール通知」をクリックします。
2.「登録されているメールサーバーの一覧」の「新規」をクリックします。
3.「メールサーバーの設定」の各項目を設定して、「確認」をクリックします。
アカウント識別名 | 任意の文字列 |
---|---|
SMTPサーバーアドレス | SMTP サーバーのIPアドレス |
SMTP認証 | 認証しない |
4. 設定内容を確認して問題がなければ、「設定の確定」をクリックします。
5. メールサーバーの設定が完了しました。「メール通知の設定一覧」の「新規」をクリックします。
6.「メール通知の設定」の各項目を設定して、「確認」をクリックします。
送信元(From) > SMTPサーバー | メールを送信するときに使用するSMTPサーバー |
---|---|
送信元(From) > メールアドレス | 送信元のメールアドレス |
宛先(To) > メールアドレス | 宛先のメールアドレス |
通知内容 | 端末監視の状態通知 |
7. 設定内容を確認して問題がなければ、「設定の確定」をクリックします。
8. メール通知の設定が完了しました。
1.「スケジュール実行」をクリックします。
2. PoE 給電を有効にする設定をします。「スケジュールテンプレートの一覧」の「新規」をクリックします。
3.「スケジュールテンプレートの設定」の各項目を設定します。
テンプレートの説明 | 任意の文字列 |
---|---|
テンプレートの状態 | 有効 |
スケジュール実行内容の読み込み先 | 本体の CONFIG |
4.「かんたん入力」をクリックします。
5.「かんたん入力」の各項目を設定して、「ポート指定」の「選択」をクリックします。
実行する内容 | PoE 給電を有効にする |
---|---|
対象 | ポート指定 |
6. PoE 給電を有効にしたいポートにチェックを入れて、「確定」をクリックします。
7. ポートが選択されていることを確認して、「確定」をクリックします。
8.「確認」をクリックします。
9. 設定内容を確認して問題がなければ、「設定の確定」をクリックします。
10. PoE 給電を無効にする設定をします。「スケジュールテンプレートの一覧」の「新規」をクリックします。
11.「スケジュールテンプレートの設定」の各項目を設定します。
テンプレートの説明 | 任意の文字列 |
---|---|
テンプレートの状態 | 有効 |
スケジュール実行内容の読み込み先 | 本体の CONFIG |
12.「かんたん入力」をクリックします。
13.「かんたん入力」の各項目を設定して、「ポート指定」の「選択」をクリックします。
実行する内容 | PoE 給電を無効にする |
---|---|
対象 | ポート指定 |
14. PoE 給電を無効にしたいポートにチェックを入れて、「確定」をクリックします。
15. ポートが選択されていることを確認、「給電停止の通知」を設定して、「確定」をクリックします。
給電停止の通知 | ヤマハ無線AP へ通知してから給電を停止する のチェックを外す |
---|
16.「確認」をクリックします。
17. 設定内容を確認して問題がなければ、「設定の確定」をクリックします。
18. スケジュールテンプレートの設定が完了しました。
1.「スケジュールの一覧」の「新規」をクリックします。
2.「スケジュールの設定」の各項目を設定して、「確認」をクリックします。
トリガーの種別 | 時刻 |
---|---|
実行タイミング | かんたん入力 |
実行タイミング > 周期 | 毎週 月曜、火曜、水曜、木曜、金曜 にチェックを入れる |
実行タイミング > 時刻 | 08:00:00 |
実行するテンプレート | 「手順9」で設定したスケジュールテンプレート |
3. 設定内容を確認して問題がなければ、「設定の確定」をクリックします。
4.「スケジュールの一覧」の「新規」をクリックします。
5.「スケジュールの設定」の各項目を設定して、「確認」をクリックします。
トリガーの種別 | 時刻 |
---|---|
実行タイミング | かんたん入力 |
実行タイミング > 周期 | 毎週 月曜、火曜、水曜、木曜、金曜 にチェックを入れる |
実行タイミング > 時刻 | 16:00:00 |
実行するテンプレート | 「手順17」で設定したスケジュールテンプレート |
6. 設定内容を確認して問題がなければ、「設定の確定」をクリックします。
7. スケジュール実行の設定が完了しました。
[ダッシュボード] - [ガジェット] で 以下を選択すると、接続状態が確認できます。
※上記操作による設定(Config)を取り出すことができます。
(接続ポートの監視に関しての設定は、一部だけ確認できます。)
※管理パスワードの変更方法は、管理パスワードの変更(スイッチ)をご覧ください。
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