RTX830でのYMS-VPN8-CPシリーズ(同時接続ライセンス版)への対応について

(掲載日:2020年07月20日)

#テレワーク #ルーター #VPNクライアント

リモートワークの需要拡大に伴い、YMS-VPN8-CPシリーズ(同時接続ライセンス版)の対応機種としてRTX830を追加しました。 (2020年5月18日公開のRTX830 Rev.15.02.15以降にて対応となりました)
YMS-VPN8-CPシリーズ(同時接続ライセンス版)は10、20、50、100ライセンス版があります。RTX830ではVPN対地数が20までのため、CPシリーズへの対応はしてきませんでしたが、テレワーク重要の急速な高まりを踏まえ今回RTX830においてもYMS-VPN8-CPシリーズに対応することとなりました。

下記が実際の「YMS-VPN8ソフトウェアライセンス版」と「YMS-VPN8同時接続ライセンス版」のクライアントでソフトウェア設定画面になりますが、事前共有鍵が「YMS-VPN8同時接続ライセンス版」では自動生成になり、ルーター側の設定が楽になると同時に、ユーザーに「ルーターの事前共有鍵を教える」という手間を省くことができます。
多地点接続の設定の際、トンネルごとに事前共有鍵を変更するのって結構面倒ですよね。

[YMS-VPN8ソフトウェアライセンス版の設定]

[YMS-VPN8ソフトウェアライセンス版の接続設定画面]
設定名 任意の名前を設定します。
事前共有鍵 ルーターの ipsec ike pre-shared-key コマンドの「IPsecの事前共有鍵」に合わせます。
接続先 IPアドレスで指定を選択し、ルーターのWAN側に設定されている「固定グローバルIPアドレス」を入力します。
もしくは「ホスト名で指定」を選択して、ルーターに設定したネットボランチDNSのホストアドレスを入力します。
認証方式 「MS-CHAP v2」を選択します。
インターネット接続 VPN経由にチェックをつけます。
ユーザー名、パスワード ルーターの pp auth username コマンドの「PPPユーザー名、PPPパスワード」に合わせます。

[YMS-VPN8同時接続ライセンス版の設定]

YMS-VPN8同時接続ライセンス版の接続設定画面
設定名 任意の名前を設定します。
接続先 IPアドレスで指定を選択します。
IPアドレス IPアドレスで指定を選択し、ルーターのWAN側に設定されている「固定グローバルIPアドレス」を入力します。
もしくは「ホスト名で指定」を選択して、ルーターに設定したネットボランチDNSのホストアドレスを入力します。
認証方式  「MS-CHAP v2」を選択します。
インターネット接続  VPN経由にチェックをつけます。
ユーザー名、パスワード ルーターの pp auth username コマンドの「ユーザー名、パスワード」に合わせます。

その他、詳しい技術情報や設定例は下記サイトをご覧ください。

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