(掲載日:2020年08月20日)
#スイッチ #L2MS #LANマップ
2020年6月11日にリリースされたファームウェアでSWX3200/SWX3100/SWX2310/SWX2310PシリーズのL2MSでのスレーブ管理台数が128台に拡張され、大規模のLAN構築にもお使いいただけるようになりました。
対応ファームウェアは以下になります。
製品名 | 対応ファーム |
---|---|
SWX3200 | Rev.4.00.16以降 |
SWX3100 | Rev.4.01.21以降 |
SWX2310 | Rev.2.04.02以降 |
SWX2310P | Rev.2.02.15以降 |
スレーブ | 端末 | 備考 |
---|---|---|
128台 まで | 200台 まで |
|
監視対象端末(PC/スマートフォン/IPカメラ/複合機などスイッチに接続される機器)の「推奨管理台数」は200台となっておりますので、監視対象端末が200台を超える環境ではLANマップで管理する構成では「端末監視」機能はオフにしていただくのが推奨となります。
SWX3200/SWX3100/SWX2310/SWX2310PシリーズをL2MSマスターにして128台までのヤマハ製スイッチ/無線LANアクセスポイントを管理できるようになりましたので、一定規模のLANでもLANマップを使って「VLANの構築管理」や「ネットワーク監視」が簡単に出来るようになりました。
お陰様で、最近では「ルーターはヤマハじゃないけどLANマップ使いたいからスイッチはヤマハ」という2011年にスイッチを発売した当初の想定を越える嬉しい構成も耳にするようになってきました。
より大規模な構成にも対応したスイッチのLANマップ是非ご検討いただければと思います。
今回のファームリリースでL2MSで管理可能なスレーブの台数が128台になったので「ルーターも64台から128台に拡張されないの?」という御質問をいただくことも多いのですが、現時点ではスイッチのみの対応になります。
ルーターのスレーブ管理台数を増やさない理由はいくつかありますが「接続端末数」がひとつの要因です。
例えばRTX1210に128台のスイッチが接続される構成になると、接続端末数は必然的に数百台以上になるかと思います。RTX1210は数百台の端末を収容することを想定していないため、スレーブ管理台数は64台で十分と考えています。
また下記技術資料にも記載しておりますが「端末の推奨管理台数はネットワーク構成に問わず、合計で 200台 まで」となっていまして、数百台の端末が接続される構成だとブラウザの動作が重くなったり応答しなくなる可能性もあります。
なお「多数台の端末をLANマップで監視したい」という場合には「Yamaha LAN Monitor」(Windows向け/macOS向け)をご使用いただければと思います。
「Yamaha LAN Monitor」でしたら端末の管理台数はPCのスペックに依存しますので、200台以上も動作可能です。
(大変申し訳ありませんが、PCの性能目安などは公開しておりませんのでご容赦ください。)
LANマップとの動作の違いは「LANマップ/スイッチ制御GUI/Yamaha LAN Monitor 機能比較表」に記載しております。
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