Yamaha Network Organizer(YNO)を改めて紹介

(掲載日:2022年05月12日)

#YNO

皆様はネットワーク統合管理サービス「Yamaha Network Organizer」(以下、YNO)を使用されたことはありますでしょうか?
「発売時にちょっと触ってみたよ」「数年前に紹介されたよ」という方もいらっしゃるかと思いますが、YNOはクラウドサービスですので機能は日々(というのは言い過ぎですが)アップデートしており、発売時より大幅に進化しています。

今回は、YNOの基本的な機能や活用方法を改めて紹介します。

■YNOとは

YNOは、複数の拠点のヤマハネットワーク機器を簡単に一元管理できるクラウドサービスです。概要を動画で分かりやすく紹介していますので、ぜひご覧ください。

YNOとは

■YNOの特長1:ルーターライセンスのみでLAN機器も管理可能

YNOは、個々のルーターにリモートアクセスの設定をせずとも、YNO経由でルーターを管理できます。加えてYNOのGUI Forwarder機能を利用するとルーターのGUI設定画面にアクセスできます。ですので、ルーターのGUIに搭載されているLANマップを活用することで、ルーターに接続されているスイッチや無線LANアクセスポイントも管理することが可能です。GUI Forwarder機能については、動画でも紹介しています。

LANマップへの接続イメージ

※LANマップへの接続イメージ

他のクラウド管理サービスでは、管理されるNW機器ごとにライセンスが必要になるものもありますが、YNOはルーターライセンスのみでLAN側接続機器の状況も監視/管理できます

■YNOの特長2:ゼロコンフィグ

YNOのゼロコンフィグ機能は、クラウドからルーターへ設定ファイルを配信・実行できる機能です。ゼロコンフィグ機能を使えば、新たな拠点にルーターを設置するときに、簡単な現場作業だけで誰でもネットワークの構築ができるようになり、エンジニアが現地へ行く必要がなくなります!ゼロコンフィグ機能については、動画でも紹介しています。

また、詳細な手順は技術資料を参照ください。
YNO操作マニュアル ゼロコンフィグ

技術資料内の図を使って、簡単に使用例をご紹介しますと、事前作業(1,2)でCONFIGを作成・登録することで、現地作業(3)はルーターを設置して、外部メモリを挿して起動するだけで、YNOが自動的にCONFIGを流し込んで設定が完了(4,5)します。

ゼロコンフィグ

外部メモリに入れる初期CONFIGは、インターネット接続設定と以下の2行だけです。

初期ゼロコンフィグ

■YNOの特長3:ログ分析サービス

ログ分析サービス(LAS:Log Analysis Service)は、ヤマハネットワーク機器の各種ログをクラウド上に集約し、GUI上で分析することができるサービスです。

「キーワード統計」画面のイメージ

※「キーワード統計」画面のイメージ

活用シーン

  • 日常の保守運用で
    不審な通信や動作に関するキーワードを指定してSYSLOGの分析を行うことで、トラブルの予兆を早期に発見できます。
  • NW機器の導入で
    本社と拠点の両SYSLOGをリアルタイム監視することで、リモート環境から現地作業が問題なく行われているか管理することができます。
  • トラブルシューティングで
    例えば、本社と拠点間のIPsec VPNが上手く繋がらなかったときに、本社と拠点の両SYSLOGをまとめて表示することで、IPsecのネゴシエーション状況を時系列で確認することができ、問題の特定を容易に行うことができます。
  • ネットワークの利用状況の把握に
    ゲストWi-Fiの利用者がいつどのくらい現れたかを把握することができます。

※本サービスは現在実証実験中のため実証実験実施期間中は無償でご利用いただけます。詳しくは以下のページをご覧ください。
Yamaha Network Organizer(YNO) 新オプションサービス Log Analysis Service(LAS)の機能追加と実証実験期間延長のご案内

■YNOのライセンス形態

YNOでは権限の異なる2種類のアカウントを利用することができます。

  • オペレーター
    機器の設定変更やユーザーの追加を行えるアカウントです。
    ライセンスをご購入いただいた際に発行されます。
  • ユーザー
    機器情報の参照やアラーム通知メールの受信のみが行えるアカウントです。
    オペレーターが必要に応じて追加することができます。

オペレーターは機器をユーザーに割り当てることで、ユーザーに特定の機器に絞って情報を見せることができます。
例えば、SIer(オペレーター)が、エンドユーザーの機器情報をエンドユーザーのシステム担当者(ユーザー)と共有することで、異常発生時の検知、対応をスムーズに行うことができます。

YNOのライセンス形態

■YNOのライセンス形態と価格

YNOのライセンスは、1台×1年ライセンスからご購入いただけます。
5台、10台、50台、100台とライセンスをまとめたり、複数年を一括でご購入いただくとよりお得になります。

1台ライセンス

品名 (契約期間/ライセンス台数) 価格
YSL-YNO-1Y(1年契約/1台ライセンス) 10,000円 (1台あたり月額833円)
YSL-YNO-2Y(2年契約/1台ライセンス) 18,000円 (1台あたり月額750円)
YSL-YNO-3Y(3年契約/1台ライセンス) 25,200円 (1台あたり月額700円)
YSL-YNO-4Y(4年契約/1台ライセンス) 31,200円 (1台あたり月額650円)
YSL-YNO-5Y(5年契約/1台ライセンス) 36,000円 (1台あたり月額600円)

100台ライセンス

品名 (契約期間/ライセンス台数) 価格
YSL-YNO-1Y100(1年契約/100台ライセンス) 403,000円 (1台あたり月額336円)
YSL-YNO-2Y100(2年契約/100台ライセンス) 730,000円 (1台あたり月額304円)
YSL-YNO-3Y100(3年契約/100台ライセンス) 1,000,000円 (1台あたり月額278円)
YSL-YNO-4Y100(4年契約/100台ライセンス) 1,212,000円 (1台あたり月額253円)
YSL-YNO-5Y100(5年契約/100台ライセンス) 1,368,000円 (1台あたり月額228円)

価格一覧はこちらをご参照ください。
YSL-YNO 価格

改めてYNOを触ってみたい!という方には、試用ライセンスをお試しください。
販売店/ご購入店経由でご依頼いただければWeb会議でのデモも対応も可能です。

品名(契約期間/ライセンス台数) 価格
YNO試用ライセンス(3カ月契約/3台ライセンス) 0円

今回は、YNOの基本的な機能やライセンス形態をご紹介しました。
紹介した機能のほかにも、ルーターだけでなく無線LANアクセスポイントWLX212、WLX413を直接YNOから管理できるようになるなど、YNOはこれからも機能強化を続けていきいますので、継続的にチェックいただけますようお願いいたします。

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