(掲載日:2022年07月07日)
#無線LANアクセスポイント
2022/5/27(金)に開催したSCSK様主催、ヤマハ共催のイベント「ヤマハが語るWi-Fi最適化YouTubeライブ」のアーカイブ視聴のご案内と、本イベントの中で紹介しました無線LANアクセスポイントの機能追加計画の中から「VAPグルーピング機能」の仕様概要について、ファームウェアリリースよりも先行してご紹介します。
まず「ヤマハが語るWi-Fi最適化YouTubeライブ」について、簡単にご紹介します。本イベントでは、ヤマハの開発・企画・営業担当者とSCSKのネットワークエンジニアが、新世代のヤマハ無線LANアクセスポイント(WLX413、WLX212)を活用して、手軽に高品質なWi-Fi 運用を実現する方法を徹底解説しています。特に、WLXシリーズの新管理方式『クラスター管理機能』と、高品質な無線環境を自動で実現する『Radio Optimization機能』についてスポットを当て、デモを交えて丁寧に説明しています。合わせて、今後の機能アップデート予定や、今秋発売予定のWi-Fi 6対応 無線LANアクセスポイント の最新情報なども紹介しています。
本イベントは多くの方にご視聴いただきましたが、見逃してしまった方もいらっしゃるかと思います。以下のアーカイブ視聴用の申込フォームから何度でもアーカイブが見れるようになっていますので、ご興味ある方はぜひご覧ください。
次に、本イベントの中でご紹介した、無線LANアクセスポイントの機能追加計画の中から「VAPグルーピング機能」をご紹介いたします。この機能は、一つのクラスター内で無線LANアクセスポイントごとに割り当てるVAPを設定できる機能です。以下の絵のように、来客室だけは異なるSSIDを出力することが、一つのクラスター内で簡単に設定できます。
以前から「異なるVAP設定にするために別々のクラスターに分けると管理が大変」という声を多く頂いておりましたが、ようやくご要望にお応えできるようになります。
実際の設定画面を使って、手順をご説明します。
※現在開発中の画面のため、実際の仕様とは異なる可能性があります。
1. 仮想コントローラーのWeb GUI [無線設定]-[共通]-[SSID管理]ページから必要なSSIDを設定します。
2. 仮想コントローラーのWeb GUI [無線設定]-[個別]-[VAPグルーピング]ページを開きます。
3. まずVAPグループを作成します。[VAPグループ]の[追加]ボタンからVAPグループの設定ページを開きます。
4. VAPグループ名を入力し、出力したいSSIDを選択し、[設定]ボタンを押します。VAPグループが1つ作成されます。複数VAPグループを設定する場合は、手順3、手順4を再び行ってください。
5. 次に、クラスターの各APを、設定したVAPグループに割り当てます。VAPグループを割り当てるAPを選択(※複数選択可能)して[割り当て]ボタンを押します。
6. 表示されるダイアログで割り当てたいVAPグループを選択して[設定]ボタンを押します。APにVAPグループが割り当てられます。
7. 仮想コントローラーのWeb GUI [設定送信]-[設定送信]ページから設定送信を行います。
以上です。補足として、VAPグループに割り当てていないAPは、設定されているすべてのSSIDを出力する仕様になっています。詳細な仕様は、ファームウェアリリース時に技術資料として公開いたします。
最後に、今回ご紹介した「VAPグルーピング機能」の対応機種と対応ファームウェアのリリース時期についてお知らせします。
本機能はWLX212とWLX413で対応を予定しており、どちらのファームウェアも今年秋頃のリリースを計画しております。また同じ時期に、Interop2022でもご紹介いたしましたWi-Fi 6 対応エントリーモデル「WLX222」の発売を計画しております。こちらには初期ファームウェアから本機能を搭載する予定です。
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