フレキシブルLAN/WANを活用した1G回線高速化事例

(掲載日:2023年12月20日)

#ルーター

RTX1300はフレキシブルLAN/WAN機能で1G回線を最大7回線収容することができます。
今回は実際に自治体で本機能を活用いただいた例をご紹介します。

以前は1G回線WAN×1本とRTX1200で複数の小中学校のインターネット接続を収容していましたが、

  • GIGAスクール進展にともなう端末数の増加による全体スループットの低下
  • WAN回線が冗長化されておらず、WANが切れると全校が接続できなくなる
などの問題がありました。
RTX1200を複数台を購入してWAN回線を冗長化するのも検討しましたが、ロードバランサーなども必要になるため、コスト/機材管理面で見送られてきました。

RTX1200 + インターネット接続1回線

そうした中でフレキシブルLAN/WAN機能を搭載したRTX1300が発売。
RTX1300で4本の1G回線を収容し、3つの学校と公衆無線LANにそれぞれ専用の1G回線を割り振りました。複数の回線を1台のルーターで集約することでコストと管理工数の低減を実現するとともに、将来的にはマルチホーミングによる負荷分散や障害発生時の冗長化も検討しています。

RTX1300 + インターネット接続回線を4回線

RTX1300は「10ギガアクセスVPNルーター」という品名ですが、NATセッション数の増強やフレキシブルLAN/WAN機能もあり、1G回線環境下でも高速化を実現することができます。

NATセッション数の増強

GIGAスクールのルーター処理能力でお悩みでしたら、10G回線化はもとより、1G回線しか引けない環境でもご検討いただければと思います。

メール

ご相談・お問い合わせ