電話帳サーバー
ヤマハVoIPゲートウェイ(RT58i・RTV700・NVR500)専用電話帳サーバー。
RTV01は様々な設定や管理機能を搭載しております。Webブラウザを使ったGUIの導入。さらに電話帳の設定はGUIからだけでなく、CSVファイルによる入出力にも対応しています。通話履歴、障害履歴、統計情報に関してもCSVファイルに出力する事ができ、表計算ソフトで編集しグラフ化することも可能です。また、通信に障害が発生した場合には、メールで障害発生を通知することが可能で、しかもメールにSIPパケットログの添付もできます。DOWNLOADボタンの搭載により、ファームウェアの更新作業を簡素化しました。
背面のDOWNLOADボタンを押すだけで、ファームウェアのリビジョンアップを実行できるようになりました。ヤマハでは、製品発売後も機能拡張などによりファームウェアを改良し、これをホームページ上で公開しておりますが、このサイトを更新先に指定していれば、簡単に最新のファームウェアをご利用頂くことができるようになります。また、特定のファームウェアで運用するケースでは、イントラサーバーを更新先として指定し、管理することもできます。また「かんたん設定ページ」(GUI画面)で「リビジョンアップ許可」を設定するとリビジョンアップも実行できます。
別々の場所に設置した2台の電話帳サーバー「RTV01」の 冗長化が実現。より確実な電話システムの構築が可能となります。 さらに電話システム全体の同時通話数も拡張。
これまでは同じ場所(同じセグメント)に設置した2台のRTV01の冗長が可能でしたが、RTV700・RT58iに搭載されている「電話番号ルーティング機能」の仕様変更により、別々の場所に設置した2台のRTV01の冗長が可能となります。これにより確実な電話システムの障害対策が実現できます。また同時に電話システム全体の同時通話数の拡張も実現しております。通常は東の拠点はRTV01(東)を、西の拠点はRTV01(西)を利用し発信。一方のRTV01に障害が発生した場合は、全ての通話が他方のRTV01を使用して行います。また通話数が多く、一方のRTV01を利用した同時通話数がすでに100通話の場合は、他方のRTV01を利用して通話を行い、最大同時200通話が可能です。
RTV01を2台利用して冗長構成を組むことができます。優先度の高いRTV01がプライマリとして動作し、セカンダリのRTV01は、プライマリに障害が発生した場合に仮想IPアドレスを引き継ぎ、サーバー動作を継承するためシステムのダウンリスクを低減することができます。また、本機能を利用すればRTV01の設定変更時などもシステムを止めることなく作業を進めることができます。本機能利用時の運用状態は、「MAINランプ」で確認することができます。
RTV01同士を連携させることにより、システム全体の拠点数、及び同時通話数を拡張することができます。複数のRTV01で分散運用することにより、内線VoIPネットワーク全体のシステムダウンを回避し、局部的な障害に留めることができます。RTV01は最大で5台まで連携が可能で、連携時の最大登録数は2,500、最大同時通話数は500です。
ハントグループ機能により、拠点単位の同時通話数制限(RTV700単体での同時通話数は6、カスケード接続時は12、RT58i単体での同時通話数は2、カスケード接続時は6)以上の同時通話が可能になります。同一事業所番号に最大5台のRTV700やRT58iを登録(レジスト)して運用できます。
従来の企業用内線は、ODトランク等を用いた音声専用線を使用し、「事業所番号」を利用して電話をかけていました。「事業所番号」の利用は使い勝手の良い反面、システムが非常に高価でした。そこでヤマハは、COTを利用した内線VoIPネットワークで「事業所番号」に対応し低コスト化を実現しました。既に事業所間に音声専用線を構築している場合、今までと同じ内線電話番号を利用し、同じダイヤル手順での内線電話のIP化が可能です。
呼処理中および通話中に点灯する「VoIPランプ」、冗長利用時の運用状態を示す「MAINランプ」、周辺機器との接続性を表示する「STATUSランプ」など、機器前面に各状況が視認できる便利なランプを搭載しました。また、ファームウェアの更新作業を簡素化した「DOWNLOADボタン」の搭載、障害発生時にメールで通知する機能などメンテナンス、管理を容易にする機能の充実もはかっています。
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