モジュール型センタールーター
高速VPNと多様な回線バックアップ機能を1台で実現。
インターネットを介した企業内、企業間ネットワークでは、速度と安全性が強く求められます。IPsecによるVPN機能を用いて、安全で高速な多拠点ネットワークを簡単に構築することができます。またPPTPによるVPN機能では、PPTPクライアント機能搭載のパソコンを利用して、外出先や自宅からインターネットを経由してオフィスのネットワークへ安全、低コストにアクセスできます。
基本筐体(電源内蔵)は標準19インチラック2段に収まるサイズで、標準LANインターフェースのイーサネット(10BASE-T/100BASE-TX)とISDNインターフェースのBRIを各1ポート、拡張モジュール用スロットを4つ、メモリカード用のPCMCIAスロットと増設用電源ユニットのスロットを各1つ装備しています。
・拡張モジュール用スロット×4
・メモリーカード用PCMCIAスロット×1
・増設用電源ユニット用スロット×1
これらのスロットに使用目的に合致した拡張モジュールの装着で例えば、事業規模の拡大に伴う接続対地数の追加や、トラフィックの増大に対応して通信速度を向上させるといったネットワーク構築後の環境変化にも柔軟に対応できます。
大規模ネットワーク用として広く使われるルーティングプロトコル「OSPF」(Open Shortest Path First)や、バックアップ可能な冗長構成のネットワーク構築を実現する「VRRP」(Virtual Router Redundancy Protocol)に対応しています。また処理能力の高いCPUを採用し、VPN(Virtual Private Network)など負荷の高いネットワークにも対応しています。
また、信頼性を高めるために、3機搭載した冷却ファンは長寿命タイプを使用し、1つの冷却ファンが止まっても連続運転を可能としています。電源ユニットは、増設用ユニットに追加することにより二重化構成が可能で、非常時の通信遮断等の事故を防ぎます。
コネクター、スイッチを前面パネルに集中配置し、操作性を高めています。またスイッチ類を電源ON/OFFスイッチのみとし、誤操作を防ぎます。
ヤマハルーターとして定評のある高度なフィルタリングによるファイアウォールと、高スループットを両立。特に外部からの不正アクセスやデータの漏えい、改ざんに対し、ヤマハ独自のIDS(不正アクセス検知)でIPヘッダやフラグメント、ICMP、UDP、TCP、FTP、SMTP等の多くのキーワードから事前に不正なアクセスを検知し、設定によってはパケットを破棄することで高セキュリティ性を確保できます。
IPv6ネットワークのコネクティビティを提供するルーターには、IPv6のP2P環境でのセキュリティを確保する機能が必要です。RT300iでは、定評のある高度なフィルタリング(動的フィルタリング・静的フィルタリング)によるファイアウォール機能のIPv6対応を、他に先駆けて完了。IPv4と同じレベルのセキュリティを、IPv6でも確保することができます。
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