ブロードバンド VoIPゲートウェイ

RTV700生産完了品

  • 希望小売価格: 178,000円(税抜)
  • JANコード:49 60693 22228 7

インターネットVPNを活用した拠点間内線電話とデータ通信の統合を実現。IPsecなどルーター機能も搭載したVoIPゲートウェイ。


  • RTV700でできること(RTV700=VoIPゲートウェイ+IPsecルーター)
  • RTV700一台でVoIPとデータ通信の同時利用が可能
  • 「事業所番号」機能により、ダイヤルイン設定が可能に
  • 電話番号ルーティング機能によってVoIPがさらに使いやすく
  • 遠隔地での冗長機能
  • ※製品の色は実際の色と若干異なる場合があります。
 

RTV700でできること(RTV700=VoIPゲートウェイ+IPsecルーター)

RTV700はVoIPゲートウェイとIPsec対応ルーターの機能を併せて搭載。VoIPゲートウェイとしては、拠点間の内線VoIP、IP電話サービスへの接続に対応し、PBXポート(2ポート)+TELポート(2ポート)で同時6通話を確保。さらにカスケード接続によって最大同時12通話まで拡張できます。もちろん、ISDN経由の一般網への電話も可能です。また、ブロードバンドルーターとしては、スループット最大200Mbit/s(双方向)のインターネットへの高速接続や、インターネットVPN(IPsec)を利用した拠点間通信を実現。ISDNルーターとして、インターネットへの接続も可能です。

RTV700の機能イメージ図

RTV700一台でVoIPとデータ通信の同時利用が可能

本社や各拠点にRTV700を配置すれば、VoIPによる音声通信とデータ通信を統合した拠点間ネットワークを、簡便に構築・運営することが可能。内線 VoIPやIP電話サービスをはじめとする各種のVoIP機能と高速スループットを誇るデータ通信を、1本の回線に収容して同時に活用できるスマートなソリューション提案です。さらに、1台でいくつもの役割を果たすブロードバンドVoIPゲートウェイであるRTV700は、効率よく機器の導入コストを抑制するだけでなく、その安定した性能と使いやすさで管理・メンテナンスの手間までも大幅に軽減してくれます。

◎RTV700ファームウェアRev.8.00.39以降でご利用できます。

インターネットVPNを利用したVoIPとデータ通信を統合した拠点間ネットワーク

「事業所番号」機能により、ダイヤルイン設定が可能に

RTV700は、拠点間のVoIP内線電話のダイヤルインを、より簡便にする「事業所番号」機能を新搭載。各拠点のRTV700への設定は他拠点の事業所番号のみで、面倒な内線番号の設定が不要になりました。事業所番号は100個まで設定可能(*)。PBXポートとTELポートの両方に対応しています。また、すでに一般電話網を用いて事業所間の内線網を構築している場合に、PBXの設定を変更せずにVoIPに移行できるのも特長。内線番号が変わらないため、今までと同じ使い方で特定の相手先を呼び出すことができます。さらに、IP電話サービスのダイヤルインと、ISDN回線のダイヤルイン、i・ナンバーにも対応しており、外線から特定の相手先を呼び出すこともできます。
(*)VPNトンネルを張る場合はVPN対地数による拠点数の制限があります。

◎RTV700ファームウェアRev.8.00.53以降でご利用できます。

VoIP内線電話とIP電話サービスのダイヤルインイメージ

電話番号ルーティング機能によってVoIPがさらに使いやすく

新しく電話番号ルーティング機能を搭載。網の障害等によりIP電話サービスが利用できなかった場合に、ISDN経由の一般電話網へ自動的に迂回してくれます(*1)。IP電話サービスで同じ市外局番地域内へ発信する際は、市外局番は不要。また、IP電話サービスでは利用できない110番などの特定番号への発信は必ず一般電話網(ISDN)経由となる仕組みで、IP電話サービスに応じた発信ルールで自動的に発信を振り分けます。さらに、コマンド設定によってお客様オリジナルの電話番号対応ルールをつくることも可能です。(※1)一般電話網に迂回した場合、ISDN回線の課金が発生します。

◎RTV700ファームウェアRev.8.00.56以降でご利用できます。

電話番号ルーティング機能の図

遠隔地での冗長機能

別々の場所に設置した2台の電話帳サーバー「RTV01」の 冗長化が実現。より確実な電話システムの構築が可能となります。 さらに電話システム全体の同時通話数も拡張。
これまでは同じ場所(同じセグメント)に設置した2台のRTV01の冗長が可能でしたが、RTV700とRT58iに搭載されている「電話番号ルーティング機能」の仕様変更により、別々の場所に設置した2台のRTV01の冗長が可能となります。これにより確実な電話システムの障害対策が実現できます。また同時に電話システム全体の同時通話数の拡張も実現しております。通常は東の拠点はRTV01(東)を、西の拠点は RTV01(西)を利用し発信。一方のRTV01に障害が発生した場合は、全ての通話が他方のRTV01を使用して行います。また通話数が多く、一方の RTV01を利用した同時通話数がすでに100通話の場合は、他方のRTV01を利用して通話を行い、最大同時200通話が可能です。
●RTV700、RT58iは両方のRTV01にレジスト。
●発信側のRTV700、RT58iが使用するRTV01を選択。
●通話経路
・呼制御はRTV01を経由する。
・音声(RTP)はRTV01を経由せずRTX3000折り返し。

※拠点数400・同時通話数(正常時200、障害発生時100)。 拠点間通話を1通話、本社─拠点間通話を1通話と計算。

◎RTV700ファームウェアRev.8.00.69以降でご利用できます。

正常時の図

異常時の図

難しいIPsecの設定がGUI対応で簡単に

従来のRTV700では、インターネットVPNに使用するIPsec機能の設定はコマンドによる方式が採用されており、扱いに専門知識が必要とされていました。新しいファームウェアでは、IPsecの設定にWEBベースのGUIを導入し、簡単でよりわかりやすく設定できるよう配慮。GUIでもコマンド入力と同じ30対地まで設定可能です。IPsecは難しくて、と敬遠されていた方にも使いやすくなりました。

◎RTV700ファームウェアRev.8.00.53以降でご利用できます。
※「かんたん設定ページ」を使用するには、Windows版Internet Explorer6.0以降またはMacOS版Internet Explorer5.0以降のWebブラウザが必要です。

IPsecのかんたん設定(GUI)画面

ISDN対応ビジネスホンやPBXを直結できる「PBXポート」搭載

RTV700には、ISDN対応ビジネスホンやPBXを直結できるPBXポート(2ポート:最大同時4通話)を装備。さらに、TELポート(アナログ電話インタフェース:2ポート:最大同時2通話)も装備しており、FAXなどのビジネスホンを経由しない機器を直結することも可能です。既存の電話設備・機器(ISDN対応ビジネスホン、PBX、FAXなど)をそのまま活用して、機器導入コストを抑えたVoIP環境への移行が実現できます。

RTV700の接続イメージ

「カスケード接続」によって最大で同時12通話が可能

RTV700をカスケード接続して利用すると、最大で同時12通話が可能になります。例えばPBXがISDN6回線収容の場合、1台のRTV700を親機として、さらに2台をカスケード接続。PBXポート(計6ポート)からPBXのISDN(S/T)ポートへと繋ぐことで、最大同時12通話を実現できます。また、PBXがアナログ12回線収容の場合、子機にRT58i等のブロードバンドVoIPルーターを5台カスケード接続し、TELポート(計12ポート)からPBXのCOTポートへ接続することで、最大同時12通話が可能。カスケード接続は、通話数の多い社内電話システムを持つ企業でも、VoIPのスムーズな導入を実現します。

◎RTV700ファームウェアRev.8.00.39以降でご利用できます。

使用例

内線電話(VoIP)、IP電話サービス、一般電話(ISDN)の同時利用で通話コストを削減

RTV700では、ブロードバンド回線を利用した社内拠点間の内線電話(VoIP)、050番号を使ったIP電話サービス、ISDN回線の一般電話の3つの電話サービスが同時に利用可能。例えば、社内の拠点間通話はインターネットVPNを利用した無料の内線VoIP、外線発信は低価格のIP電話サービス、というように通話コストの削減を強力に推進できます。また、外線着信はISDN回線を利用。RTV700導入前からの0ABJ番号がそのまま使えるので、取引先などの発信元に番号変更等を伝える必要がありません。さらに、網の障害等によりIP電話サービスが利用できない場合、ISDN経由の一般電話網へ自動的に迂回する電話番号ルーティング機能も搭載。操作・運用面でも効率よい電話システムを実現します。

内線VoIP、IP電話サービス、一般電話(ISDN)の同時利用イメージ

電話番号ルーティング機能(※1)、 事業所番号機能(※2)、GUIによるIPsec設定機能(※2)を搭載

IP電話サービス利用時に市外局番なしでの発信やISDN回線への自動迂回が可能となる電話番号ルーティング機能、面倒な内線番号の設定をせずに拠点間のVoIP内線ダイヤルインが可能となる事業所番号機能、簡単でわかりやすいGUIによるIPsec設定機能を搭載しました。

(※1) RTV700ファームウェアRev.8.00.56以降でご利用できます。
(※2) RTV700ファームウェアRev.8.00.53以降でご利用できます。

IP電話サービスに対応

従来の「FUSION IP-Phone」に加えて、「KDDI-IPフォン(法人向け)」、「ビジネスぷららフォン for フレッツ マルチプラン(法人限定)」、「UCOM GATE 02 Phone」を追加。よりIP電話サービスが利用しやすくなりました。各社IP電話サービスについては、今後もさらに追加していく予定です。

◎上記IP電話サービスをご利用頂く際には指定のファームウェアをご使用頂く必要があります。必ず対応ファームウェアをご確認下さい。 また、サービス内容及び契約条件に付きましては必ずサービス提供事業者にご確認下さい。

より快適で、便利なVoIP機能を搭載

PBXに接続された特定の電話機をダイレクトに呼び出すダイヤルイン機能や、エコーキャンセラ、優先制御などの音声品質向上機能をはじめ、FAX通信品質向上のための自動バッファ調整機能(※1)、PLC、音声圧縮(G.729a)(※2)、QoSなど、VoIPを快適に利用するための利便性の高い機能を多数搭載しました。

(※1) VoIPでのFAXは動作保証対象外となります。
(※2) FAXはご利用できません。 

◎RTV700ファームウェアRev.8.00.39以降でご利用できます。

最大200Mbit/s(双方向)のスループットによる 高速インターネットアクセス

RTV700は高性能を誇る本格的な企業用ルーター。高速イーサネットインタフェースを搭載し、FTTH(光ファイバー)など、さらなる高速化が想定されるブロードバンド環境に適応させました。最大200Mbit/s(双方向)の高スループットとルーティング機能によって、インターネットへのアクセスはもとより、高度で多様なネットワーク環境の構築を可能にします。

ハードウェア処理による高速VPN(IPsec)機能を標準搭載

速度と安全性が強く求められるインターネット経由の企業内/企業間ネットワークに対応するため、RTV700にはIPsecによるVPN機能を標準搭載しました。VPNスループット最大55Mbit/s(3DES:双方向)の高速なインターネットVPNの構築が可能。VPN(IPsec)環境下で同時に30までの拠点に対して、VoIPによる音声通話とデータ通信を利用することができます。

◎RTV700ファームウェアRev.8.00.39以降でご利用できます。

効率的なデータ転送を実現するQoS機能(優先制御)を標準搭載

RTV700には、きわめて効率的なデータ転送を実現するQoS機能(優先制御)を標準搭載しました。VoIPや映像などリアルタイム性を重視するデータや、基幹系など業務上重要性の高いデータなどに、優先的順位をつけて送信することが可能。ネットワークのデータ通信の内容と品質を制御することで、より高速かつ安定した通信環境を実現する事ができます。

関連情報:「ヤマハルーターによる音声とデータのトータルソリューション

QoS機能(優先制御)イメージ

高度な不正アクセス検知やフィルタリングによるファイアウォール

定評のある高度なフィルタリングによるファイアウォールを装備しました。ヤマハ独自のIDS(不正アクセス検知)でIPヘッダやフラグメント、ICMP、UDP、TCP、FTP、SMTPなど多くのキーワードから不審なアクセストライを検出し、不正アクセスやデータ漏えい、改ざんを事前に防止。さらに設定によってはパケットを破棄することで高いセキュリティ性を確保できます。

次世代インターネットプロトコル「IPv6」標準搭載

IPv6ネットワークのコネクティビティを提供するルーターには、IPv6のP2P環境でのセキュリティを確保する機能が必要です。RTV700では、定評のある高度なフィルタリング(動的フィルタリング・静的フィルタリング)によるファイアウォール機能のIPv6対応を、他に先駆けて完了。IPv4と同じレベルのセキュリティを、IPv6でも確保することができます。


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