ギガアクセスVPNルーター
利用拡大するクラウドサービスに最適なネットワークを提供
小規模拠点向けギガアクセスVPNルーター
『RTX840』は、従来モデル「RTX830」に対して4倍のメモリー(RAM)を搭載し 、NATおよび動的フィルターの最大セッション数を65,534から150,000まで増強、さらにTCPコネクション処理性能も約30%強化しました。
これにより、RTX830では性能が足りていなかった環境においても処理性能不足を解消し、将来に向けても安定した通信環境を実現することができます。
クラウドサービスの利用拡大に伴い、各拠点からセンター経由の通信が増大し、センタールーターの帯域不足による通信障害リスクが顕在化しており、拠点ルーターからセンタールーターを経由せずにインターネットへ直接接続する「ローカルブレイクアウト」のニーズが高まっています。『RTX840』では、 通信先リスト (IPアドレスまたはFQDNで定義) によるローカルブレイクアウト機能を標準搭載しました。
特定のクラウドサービス (Microsoft365、Google系サービス、Windows Update) が定義している最新の通信先リストは、ヤマハ管理のサーバーから定期的に無償で自動配信されます。これにより、利用開始時の設定を変更することなく、常に通信先リストのアップデートが可能です。さらに、ユーザーが独自に定義したサービスについても本機能の対象とすることが可能です。本機能は、運用負担を大幅に軽減しながらも、安定した拠点ネットワーク環境の維持を可能とします。
『RTX840』は、IPA(情報処理推進機構)が策定した「セキュリティ要件適合評価及びラベリング制度(JC-STAR)」のレベル1への適合を表明予定です。
これにより、企業や公的機関における要件を満たす製品としての選定が容易になり、導入検討に要する時間を短縮できます。また、安全性の高い設計により、長期的なセキュリティーリスクの低減にも貢献します。
『RTX840』は無償で利用可能なネットワーク管理用GUI「LANマップ」を搭載しています。
ヤマハルーターとスイッチ、無線LANアクセスポイントをご利用いただくことで、ネットワークに接続されている端末を含めた状況をLANマップ上で簡単に把握し、万が一のトラブル発生時も即座に対応できます。
さらに、クラウド型ネットワーク統合管理サービス「Yamaha Network Organizer(YNO)」に対応。遠隔地のネットワークをブラウザ上から管理できます。
YNOには機器の管理や設定変更だけでなく、SYSLOGの解析機能も搭載されており、効率的なネットワーク管理を実現します。
『RTX840』は、「RTX830」と比較して性能や機能を大幅に強化していますが、使い勝手はそのままです。
筐体サイズ、対応回線、搭載インターフェース等がすべて同じで、設定情報もそのまま利用できるため、簡単に『RTX840』への置き換えが可能です。
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