スマートL2 PoEスイッチ
Wi-Fi 6/6E無線LANアクセスポイント導入時に最適な2.5ギガビット/10ギガビット対応スマートL2 PoEスイッチ
ヤマハスイッチ製品技術情報サイト『SWX2220P-18NT』は、2.5ギガビットに対応したLANポートを12個、10ギガビット/マルチギガビットに対応したLANポートを4個、SFP+スロットを2個搭載しています。
ミドルレンジ以下のWi-Fi 6/6E対応無線LANアクセスポイントの多くは、2.5ギガビットの速度とPoE+(IEEE802.3at)の両方に対応したPoE給電機器との接続が必要です。PoEスイッチ『SWX2220P-18NT』は、2.5ギガビット以上の速度で通信可能な16個すべてのLANポートでPoE+(IEEE802.3at)による給電に対応しているため、ミドルレンジ以下のWi-Fi 6/6E対応無線LANアクセスポイントの速度性能を最大限に活かしつつ、多台数のアクセスポイントを1台のスイッチで収容することができます。装置全体では、すべての給電可能ポートで同時に15.4Wの給電が可能な給電量を有しているため、Wi-Fi 6に対応したヤマハ無線LANアクセスポイント「WLX222」をすべての有線LANポートで給電しつつ、2.5ギガビットの最速のパフォーマンスで運用することが可能です。
また、有線LAN環境の高速化を低コストで実現します。『SWX2220P-18NT』では、2.5/5ギガビット通信のために既設Cat5e/6ケーブルを利用できるため、LANケーブルの張り替え工事を行うことなく、従来の1ギガビット環境を2.5/5ギガビットの高速環境に置き換えることが可能です。さらに、アップリンクポートとして10ギガビット対応のポートを利用することで、上位のネットワーク機器との間のボトルネックを低減し、収容した機器の通信を高速なまま上位機器に転送することができます。必要な通信量の増加が予想される中、10ギガビットネットワークのフロア/アクセススイッチとして、長期間ご使用いただけます。
『SWX2220P-18NT』は、「SWX2221P-10NT」の機能継承に加え、より便利にご利用いただけるよう通信品質やセキュリティー、PoE給電制御、保守運用に関する機能を強化しています。
『SWX2220P-18NT』では、近年使用機会が大幅に増加しているWeb会議アプリケーション向けのQoS設定をGUI上で簡単に設定できるようにしました。使用するWeb会議アプリケーションの種類をGUI上で選択するだけの簡単な操作で、「Zoom Meetings」や「Microsoft Teams」といったWeb会議アプリケーションの通信を優先させることができます。また、リンクアグリゲーションの方式としてLACPにも新たに対応し、耐障害性の高いネットワークを実現します。
セキュリティー機能としてはDHCPスヌーピングやACLの宛先指定やL4ポート指定に対応し、よりセキュアなネットワークの実現に貢献します。また、DHCPスヌーピングではOption82にも対応し、DHCPによる柔軟なアドレス割り当てが必要なインターネットマンション等での利用にも適しています。
『SWX2220P-18NT』は、「LLDP自動設定機能」によるヤマハ無線LANアクセスポイントとの連携に対応しています。ヤマハ無線LANアクセスポイントを接続するだけで、スイッチ側では「無線LANアクセスポイント内蔵のRADIUSサーバーを自動認識」「無線LANアクセスポイントの自動死活監視」が、無線LANアクセスポイント側では「PoE給電停止前にログを保存(スイッチのPoEスケジューリングと連動)」が自動的に動作し、保守運用に便利な機能を手軽に使用することができます。
また、LANの見える化機能「LANマップ」での管理にも対応しています。ヤマハルーターやインテリジェントL2スイッチ、L3スイッチと組み合わせることで、本機に接続された端末を含むLAN全体のネットワーク状態を確認できるため、トラブル対応や日頃の保守・運用業務の負荷を大幅に軽減します。さらに、トラフィック量等の定常的な観測と最大1年分のデータ蓄積が可能な「パフォーマンス観測機能」にも新たに対応し、蓄積された過去の通信状況を容易に確認できるため、障害解析や需要予測にかかる負担を軽減します。加えて、無償のPCアプリケーション「Yamaha LAN Monitor」(Ver.1.9.3以降)をご利用いただくことで、個別にIPアドレスの設定をすることなく、複数台のスイッチのCONFIG管理やファームウェアの一括更新を実現し、キッティング作業の負荷も大幅に軽減します。
『SWX2220P-18NT』は、当社ネットワーク製品として初めて「消費電力の見える化」に対応しました。「消費電力の見える化」は、機器全体の消費電力を独自の計算方法で算出し、統計情報として記録/表示する機能です(特許出願中)。「パフォーマンス観測機能」の一部として提供されるため、記録した消費電力の推移をWeb GUI上で簡単にグラフ表示することができます。機器全体の消費電力が可視化されることにより、無駄な電力消費に気づくことができるため、本機のPoEスケジューリング等を活用し、電力消費を適切に削減することができます。
また、『SWX2220P-18NT』は、ファンの静音設計を採用しており、一般的なオフィスの常温環境(25℃)において、NC値25以下を実現しました。NC値は騒音レベルを示す指標で、NC25という値は、音楽スタジオや劇場などで使用しても支障がないほど静かであることを表します。そのため、オフィス環境での使用でも周りの騒音に紛れて快適にご利用いただけます。
加えて、『SWX2220P-18NT』は、環境への配慮として、梱包材で使用するプラスチックを従来モデルからの重量比で約8割削減しました。
『SWX2220P-18NT』は、ウォールマウント用とラックマウント用の金具を同梱しているため、別途オプション品を準備することなく、壁やラックへの設置が可能です。
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