インテリジェントL2スイッチ
全方位で高性能化 新世代インテリジェントL2スイッチ
ヤマハスイッチ製品技術情報サイト『SWX2310シリーズ』は、L2スイッチでありながらスタティックルーティングに対応します。経路情報を手動で設定することで、低コストかつ安定したネットワークを構築できるため、小規模なネットワークにおいて有効です。また、VLAN間のルーティングを1台で行い、上位にルーターやL3スイッチを介す必要がなくなるため、ネットワークの負荷を軽減させることができます。
『SWX2310シリーズ』は、より強固なセキュリティーが必要なネットワークに対応するため、MACアドレス認証、IEEE 802.1X認証、およびWeb認証に対応し、不正なユーザーやデバイスの接続を制限します。認証機能の併用にも対応し、1台のスイッチで複数の認証機能が使用可能です。さらに、MACアドレスをベースとした通信許可端末の制限を行うポートセキュリティー機能を搭載しており、通信を許可する端末をあらかじめ登録しておくことで、不正なアクセスがあった場合にパケット破棄やポートをシャットダウンさせることができます。
上記の認証機能に加えて、ダイナミックVLANを使用することで、接続するポートに依存することなく、ユーザーを特定のVLANに所属させることができます。例えば学校で使用する場合、校内のどこに移動しても自動的に先生、学生のネットワークを分離することができます。
『SWX2310-52GT』はスタック機能*を搭載しているため、急な組織変更や統合がある場合でも、ポートの増設が容易になるのと同時に複数のスイッチを仮想的な1台として動作・設定を行うことができるので、機器管理の一元化を実現します。
※スタック機能を使用する場合は、オプションのダイレクトアタッチケーブルをご利用下さい。
※離れた場所にスイッチが設置されている場合は、SFP+モジュールと光ファイバーケーブルの組み合わせでもスタック構成の実現が可能です。
『SWX2310シリーズ』は、Web GUIによるLANの可視化機能「LANマップ」を搭載しており、コマンドによる設定ではなく、グラフィカルな画面でスイッチの設定が可能です。「LANマップ」では、スイッチとは別に監視装置を用意する必要がなく、スイッチ単体でループや端末の異状などを確認することが可能です。コマンドによる設定は、業界標準のコマンド体系となっており、設定に際して、新たな学習は不要です。また、SNMPやRMONなどにも対応しているため、従来からの機器や設備でネットワーク監視を行うこともできます。さらに、microSDカードスロットを搭載しているため、内部に蓄積したデータのバックアップやファームウェアの起動・更新手段として、microSDカードが使用可能です。
『SWX2310シリーズ』は、CPUおよびメモリの使用量やトラフィック量の観測を定常的に行う機能を搭載しているので、大規模ネットワークの保守運用業務の負担となっている、機器の稼働状況や通信状況の把握を容易にします。また、観測した結果を元に、期間(時間/日/週/月)ごとの変動データを1年分スイッチ内部に蓄積し、蓄積したデータはmicroSDカードにバックアップが可能です。さらに、スイッチのWeb GUIにアクセスすることで、ライブデータや蓄積したデータをダッシュボード画面で確認し、蓄積した結果をPCへ保存できます。保存したデータはCSVファイルとなっているため、表計算ソフトで自由に加工することができ、短期的な通信状況の把握や長期的な需要予測から将来の設備設計への活用が可能です。
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