インテリジェントL2 PoEスイッチ
⾼速・⼤容量ネットワークを実現する10ギガビット/マルチギガビット対応L2 PoE スイッチ
ヤマハスイッチ製品技術情報サイト「SWX232xシリーズ」「SWX3220シリーズ」と映像ソース機器、大型モニターなどの業務用機器を組み合わせることで、高品質な映像・音声の長距離伝送を実現します。
※Software-Defined Video over Ethernet:10ギガビットイーサネットを活用し、4K映像・音声・制御データを非圧縮で長距離映像伝送を行うAV over IP規格
『SWX2322Pシリーズ』は、「SWX2310シリーズ」の機能を継承し、1Gbpsを超える高速なLANポートとPoE++ (IEEE 802.3bt) 給電に対応したモデルです。今後導入が進むWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応した無線LANアクセスポイントへの給電、高速なLANポートを搭載したアクセススイッチの収容など、中規模ネットワークのフロアスイッチとしてご活用いただけます。
『SWX2322Pシリーズ』は、10G/5G/2.5G/1G/100Mbpsの5つのスピードに対応したLANポートを搭載しています。
CAT5eまたはCAT6のLANケーブルで構築されている既設ネットワークでは、お使いのGbEスイッチから本スイッチに置き換えることで最大5Gbpsのネットワークを構築できます。なお、当社の同カテゴリのGbEスイッチからの置き換えであれば、設定をそのまま移行でき、比較的容易にお使いのネットワークを高速化できます。新たにネットワークを構築する場合、CAT6AのLANケーブルと本スイッチを使用することで、最大10Gbpsのネットワークを構築できます。
また、本スイッチに1Gbpsを超える高速なLANポートを搭載したサーバー、NASなどの製品を接続すると、自動で最適なスピードが選択されます。
ワイヤレスデバイスの増加、音声・ビデオ通話によるトラフィックの増加、大容量ファイルへのアクセスの増加など1Gbpsネットワークにかかる負担の軽減につながります。
『SWX2322Pシリーズ』は、1ポートあたり最大90Wまで給電可能なPoE++(IEEE802.3bt)に対応しました。
従来のPoE(IEEE 802.3af)では最大15.4W、PoE+(IEEE 802.3at)では最大30Wの給電が可能でしたが、 企業ネットワークで導入が進むWi-Fi 6(IEEE 802.11ax) に対応した無線LANアクセスポイント、高画質化・高機能化が進むIPカメラ、Pro AV市場で利用が見込まれるパワーアンプなど、より大容量な給電が必要とされるPoE受電機器への給電が可能となります。
なお、 『SWX2322P-16MT』 は、Wi-Fi 6に対応した当社の無線LANアクセスポイント「WLX413」を最大8台まで接続することが可能です。
また、本スイッチは、ファームウェアのアップデートなどの理由で再起動している間でも、PoE 受電機器への給電を継続するContinuous PoE機能に対応しました。スイッチに接続したIPカメラの監視映像を瞬断なく記録するなど、PoE受電機器の不用意な停止を防ぐことができます。
さらに、本スイッチのスケジュール機能と連携することで、PoE受電機器への給電を制御することが可能です。夜間にPoE受電機器の不正利用を防ぎたい、節電のためPoE受電機器への給電をやめたい、などの要望にお応えします。
『SWX2322Pシリーズ』は、セキュリティー確保のためにRADIUSサーバーに対応しました。
スイッチのMAC認証とRADIUSサーバー機能を組み合わせることで、接続機器を一元管理でき、正規の機器からの接続のみを許可することができます。1台のスイッチで比較的容易に構築することができ、企業ネットワークだけでなく、 DanteネットワークなどのPro AV市場でもご活用いただけます。
『SWX2322Pシリーズ』は、音声・映像メディアなどの同期再生に必要となる高精度な時刻同期「IEEE 1588 PTPv2 TC (Transparent Clock)」 に対応しました。
1G/10Gbpsで構成するネットワーク環境で利用することができ、スイッチを通過するPTPメッセージに、スイッチの中継遅延時間情報を追加して転送します。Pro AV市場など、リアルタイム性が要求されるケースにおいて、デバイス間の同期精度を1μ秒以下にすることができます。
『SWX2322Pシリーズ』は、ウォールマウント用の金具を同梱し、壁や天井などへ簡単に設置可能です。
ご相談・お問い合わせ