スタンダードL3スイッチ
⾼速・⼤容量ネットワークを実現する10ギガビット/マルチギガビット対応L3スイッチ
ヤマハスイッチ製品技術情報サイト「SWX232xシリーズ」「SWX3220シリーズ」と映像ソース機器、大型モニターなどの業務用機器を組み合わせることで、高品質な映像・音声の長距離伝送を実現します。
※Software-Defined Video over Ethernet:10ギガビットイーサネットを活用し、4K映像・音声・制御データを非圧縮で長距離映像伝送を行うAV over IP規格
『SWX3220シリーズ』は、「SWX3200シリーズ」の機能を継承し、1Gbpsを超える高速なLANポートを搭載したモデルです。従来のLANポートを多数搭載したモデルに加え、SFP/SFP+スロットを多数搭載したモデルを揃えたことで、収容距離と収容数に合わせたモデルを選べるようになりました。中規模ネットワークのコアスイッチ、ディストリビューションスイッチとしてご活用いただけます。
『SWX3220シリーズ』は、10G/5G/2.5G/1G/100Mbpsの5つのスピードに対応したLANポートを搭載しています。
CAT5eまたはCAT6のLANケーブルで構築されている既設ネットワークでは、お使いのGbEスイッチから本スイッチに置き換えることで最大5Gbpsのネットワークを構築できます。なお、当社の同カテゴリのGbEスイッチからの置き換えであれば、設定をそのまま移行でき、比較的容易にお使いのネットワークを高速化できます。新たにネットワークを構築する場合、CAT6AのLANケーブルと本スイッチを使用することで、最大10Gbpsのネットワークを構築できます。
また、本スイッチに1Gbpsを超える高速なLANポートを搭載したサーバー、NASなどの製品を接続すると、自動で最適なスピードが選択されます。
ワイヤレスデバイスの増加、音声・ビデオ通話によるトラフィックの増加、大容量ファイルへのアクセスの増加など1Gbpsネットワークにかかる負担の軽減につながります。
『SWX3220シリーズ』は、セキュリティー確保のためにRADIUSサーバーに対応しました。
スイッチのMAC認証とRADIUSサーバー機能を組み合わせることで、接続機器を一元管理でき、正規の機器からの接続のみを許可することができます。1台のスイッチで比較的容易に構築することができ、企業ネットワークだけでなく、 DanteネットワークなどのPro AV市場でもご活用いただけます。
『SWX3220シリーズ』は、音声・映像メディアなどの同期再生に必要となる高精度な時刻同期「IEEE 1588 PTPv2 TC (Transparent Clock)」 に対応しました。
1G/10Gbpsで構成するネットワーク環境で利用することができ、スイッチを通過するPTPメッセージに、スイッチの中継遅延時間情報を追加して転送します。Pro AV市場など、リアルタイム性が要求されるケースにおいて、デバイス間の同期精度を1μ秒以下にすることができます。
『SWX3220シリーズ』は、WebGUIによる可視化機能「LANマップ」を搭載しており、コマンド入力による設定ではなく、グラフィカルな画面でスイッチの設定が可能です。「LANマップ」では、スイッチとは別に監視装置を用意する必要がなく、スイッチ単体でループや端末の異常状態などを確認することが可能です。
コマンドによる設定は、業界標準のコマンド体系となっており、設定に際して、新たな学習は不要です。また、SNMPやRMONなどにも対応しているため、従来からの機器や設備でネットワーク監視を行うこともできます。
さらに、microSDカードスロットを搭載しているため、内部に蓄積したデータのバックアップやファームウェアの起動・更新手段として、microSDカードが利用可能です。
『SWX3220シリーズ』は、Audio over IP技術のひとつである「Dante」に最適な環境を容易に設定できる「Dante最適設定」に対応しました。 スイッチのWeb GUIにて「Dante最適設定」を有効にすると、当社・Dante対応機器が接続された場合に、自動でQoS、マルチキャストスヌーピング、フロー制御、EEEなどを最適な設定に変更します。
また、ご好評いただいている従来の「LANマップ」機能に加え、PCアプリケーション「Yamaha LAN Monitor」を使用することで、Danteネットワーク全体を可視化できます。
ネットワーク機器の LANポートの状態、帯域の使用状況、PoE給電の状態に加え、Dante対応機器の稼働状況をまとめて監視することができ、日頃の保守業務の負担を軽減します。
ご相談・お問い合わせ