無線LANアクセスポイント
従来機器から管理方式を一新
オンプレミスに加え、新たにクラウド型管理にも対応した無線LANアクセスポイント
『WLX212』は、本体内蔵コントローラーによるオンプレミス管理に加え、クラウド型管理サービス「Yamaha Network Organizer(YNO)」に対応し、ネットワーク上にある各『WLX212』の設定や監視、ファームウェアアップグレード、接続端末の監視など、遠隔からの一括管理を実現します。最大1年間無料で使える「YNO」のライセンスが付属しているので、誰もが「YNO」を利用可能です*。
※YNOライセンスを購入すると、2年目以降も「YNO」を継続して利用できます。また、初年度より複数年度のライセンス購入も可能です。「YNO」で管理する無線LANアクセスポイントは、1台につき1ライセンスが必要です。
『WLX212』では、同じLAN内の複数台の無線LANアクセスポイントを一括管理するために仮想コントローラーを内蔵しています。追加や交換したい無線LANアクセスポイントをLANに接続すると、仮想コントローラーから設定が自動的に同期されるため、簡単に無線LANアクセスポイントの拡張やメンテナンスが行えます。状態監視やソフトウェアアップデートも仮想コントローラーから一括で行うことができ、スムーズな運用管理、保守作業が可能です。
※従来機種に搭載されている「無線LANコントローラー機能」との互換性はありません。
「クラスター管理機能」で管理可能な機種は 『WLX212』「WLX413」「WLX222」 のみとなります。
詳しくは技術資料ページをご確認ください。
『WLX212』は、無線環境を学習し最適化することでトラブルを未然に防ぐ「Radio Optimization機能(以下、RO機能)」(特許出願済み)を搭載しています。
RO機能は、無線LANアクセスポイント本体が周辺の無線環境をモニタリングしながら、ネットワーク管理者が想定する無線LANの利用イメージに近づくように、設定を無線環境に合わせて動的に変更し最適化する機能です。設定の最適化においては、当社がこれまでのお客様サポート業務で蓄積したトラブルシュートノウハウを判断基準の一部として利用しています。
近年、業務における無線LAN環境の拡大とともに、「通信が途切れる」や「通信が遅い」などのトラブルも増加しています。従来、このようなトラブルを解消するためには、高度な専門知識を持つネットワークエンジニアが必要とされ、対応にも多くの時間を費やしていました。RO機能を使用すれば、トラブルを未然に防ぎながら、高品質な無線LAN環境を構築・保持することが可能です。また、トラブル解消時に高度な専門知識を必要としないため、無線LANの運用管理にかかる人的・時間的コストの削減にもつながります。
詳細な仕様については技術資料をご参考ください。
『WLX212』は、クラウドとオンプレミスの両方で、上位モデルで好評を得ている「無線LAN見える化ツール」が利用可能です。
「見える化」機能では周辺の無線LANアクセスポイントの無線状態や接続端末の情報などをグラフィカルに表示します。また、検出した値をヤマハが独自に策定した基準で評価し、その結果を分かりやすく色別に表示します。これにより、常に変化する無線LANの状態を視覚的に把握することができます。
さらに「見える化」機能には、検出した値が一定値を越えるとその時の無線LANの状態を自動保存するスナップショット機能があるため、”通信が遅い”、”つながらない”といった障害発生時の状態を後日確認することができ、これまで難しかった無線LANのトラブルシューティングにも役立ちます。
『WLX212』はWPA/WPA2/WPA3エンタープライズ規格に対応し、最大1,000件の無線端末を認証すること*が可能です。無線端末の認証だけでなく、ヤマハの各種スイッチのポート認証にも対応しています。
※EAP-PEAP(MSCHAPv2)、EAP-TLS、MACアドレス/接続SSID制限対応
※YNOを使用している場合、EAP-TLSはご利用になれません。
※外部RADIUSサーバーにも対応し、IEEE 802.1Xで定義される各種のEAP認証方式が利用可能です。
詳しくは技術資料ページをご確認ください。
従来モデル「WLX202」に対し、設置面積を約30%削減しました。また、壁や天井設置だけでなくスタンド(同梱)による卓上設置にも対応し、内蔵アンテナの指向性あり/なしを選択することで、電波を飛ばす方向を切り替え可能です。さらに、白と黒の2種類の本体カラーを用意し、さまざまな環境で設置することができます。
電波伝搬特性や設置方法について、詳しくはホワイトペーパーをご確認ください。
複数ある学校に設置された『WLX212』と接続された無線端末を遠隔地から一括で管理できます。さらに、ヤマハルーターと組み合わせると、「LANマップ機能」を利用してスイッチや無線LANアクセスポイント、端末まで含めたLAN環境を統合管理することも可能です。緊急時には災害時モードに切り替えて「00000JAPAN*」などで無線接続を一般開放することもできます。
※無線LANビジネス推進連絡会(Wi-Biz)で推進する災害時統一SSIDを利用した公衆無線LANサービス
『WLX212』のRADIUSサーバー機能はVPN拠点間をまたぐことができるため、拠点ごとにRADIUSサーバーを設ける必要がありません。拠点への移動をしてもシームレスに社内ネットワークにアクセスすることが可能です。
ご相談・お問い合わせ