管理番号:YMHRT-16846
本設定例では、IPsecトンネル機能を使用しています。
本設定例の対応機種は、RTX1300、RTX1220、RTX1210、RTX830です。
ヤマハルーター(以降、ルーター)とVPN(IPsec IKEv1)接続するための、Alibaba Cloudの設定手順を紹介します。
Alibaba Cloudの設定を行う前に、ルーター(カスタマーゲートウェイ)の以下の情報をご準備ください。
RTX1210 | Rev.14.01.32 |
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RTX830 | Rev.15.02.08 |
1. Alibaba Cloudコンソールにログインします。
2.「Virtual Private Cloud」を選択します。
3. リージョンの設定を「日本(東京)」に変更します。
4.「VPC の作成」をクリックします。
5. 必要事項を入力し、「OK」をクリックします。
VPC > 名前 | 任意の識別名 |
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VPC > CIDR | 192.168.0.0/16 |
VSwitch > 名前 | 任意の識別名 |
VSwitch > ゾーン | AsiaPacific NE 1 Zone A |
VSwitch > CIDR | 192.168.0.0/24 |
6. 作成したVPCが表示されます。ステータスが"使用可能"となっていることを確認します。
1.「VPN Gateways」をクリックします。
2.「VPN Gatewayの作成」をクリックします。
3. 必要事項を入力して、「今すぐ購入」をクリックします。
※このオプションを購入する必要があります。十分ご理解のうえ、進めてください。
基本設定 > リージョン | 日本(東京) |
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基本設定 > インスタンス名称 | 任意の設定名 |
基本設定 > VPC | 「プライベートネットワークを作成」で作成したVPC名 |
機能設定 > IPsec-VPN | 有効化 |
4. VPN Gatewayの設定内容を確認します。問題がなければ、利用規約とSLAに同意にチェックを入れて、「有効化」をクリックします。
※利用規約とSLAの内容に関しましては、Alibaba Cloudホームページ内でご確認ください。ご不明な点は、Alibaba Cloudにお問い合わせください。
5. VPN Gatewayの有効化が完了後、「コンソール」をクリックします。
6. 作成したVPN Gatewayが表示されます。
7. VPN Gatewayが準備できると、IPアドレスが表示され、ステータス状態が"正常"に変わります。VPN GatewayのIPアドレスは、ヤマハルーターの設定で使用しますので、控えておいてください。
※準備完了までに時間がかかる場合があります。完了を待たずに、次の手順に進んでも問題ありません。
1.「Customer Gateways」をクリックします。
2.「カスタマーゲートウェイの作成」をクリックします。
3. 必要事項を入力し、「OK」をクリックします。
名前 | 任意の識別名 |
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IPアドレス | ヤマハルーターのグローバルIPアドレス |
4. カスタマーゲートウェイが表示されます。
1.「IPsec Connections」をクリックします。
2.「VPN接続の作成」をクリックします。
3. 必要事項を入力します。
名前 | 任意の識別名 |
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VPN Gateway | 「VPN Gatewayを作成」で作成したVPN Gateway名 |
カスタマーゲートウェイ | 「カスタマーゲートウェイを作成」で作成したカスタマーゲートウェイ名 |
ローカルネットワーク | 192.168.0.0/24 |
リモートネットワーク | 192.168.100.0/24 |
直ちに有効 | はい |
高度な構成 | 有効 |
4. 高度な構成を入力し、「OK」をクリックします。
事前共有鍵 | 任意の文字列 (ヤマハルーターとの事前共有鍵) |
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LocalID | 192.168.0.0/24 |
RemoteID | 192.168.100.0/24 |
5. VPN接続が表示されます。
6. ヤマハルーターの設定が完了後、VPN接続が確立すると、接続ステータスが"成功"に変わります。
以上で、Alibaba Cloudの設定は完了です。
続けてルーターの設定を行う場合は、Alibaba CloudとVPN(IPsec IKEv1)接続するルーターの設定 : コマンド設定 をご覧ください。
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