管理番号:YMHRT-4598
(最終更新日: 2023/7/26)
本設定例では、Luaスクリプト機能とIPsecトンネル機能を使用しています。
Luaスクリプト機能の対応機種は、RTX5000、RTX3510、RTX3500、RTX1300、RTX1220、RTX1210、RTX1200(Rev.10.01.16以降)、RTX830、RTX810、NVR700W、NVR510、NVR500、FWX120、SRT100(Rev.10.00.52以降)、vRXです。
IPsecトンネル機能の対応機種は、RTX5000、RTX3510、RTX3500、RTX1300、RTX1220、RTX1210、RTX1200、RTX830、RTX810、NVR700W、FWX120、SRT100、vRXです。
リモートPCからのキーパケットを受けて出力するログを監視し、動的にVPNの設定を追加、削除するLuaスクリプトです。
必要なときだけルーターにVPNの設定を追加し、リモートPCとルーター、またはリモートPCとLAN側のサーバーとの間で安全な通信を行うことができます。リモートPCからルーターやLAN側にあるサーバーのメンテナンスを行うときにご利用ください。
光回線に接続するためには、別途ONUが必要です。
NVR700Wは、本体のONUポートに小型ONUを装着することで、光回線に接続できます。
対応機種のうち、設定例を掲載している機種は、以下のとおりです。
機種 | 掲載内容 | 備考 |
---|---|---|
RTX5000 RTX3510 RTX3500 RTX1300 RTX1220 RTX1210 RTX1200 RTX830 RTX810 NVR700W FWX120 SRT100 | コマンド設定例 Luaスクリプト例 |
Luaスクリプト機能、 IPsecトンネル機能 |
ゲートウェイの設定 | ip route default gateway pp 1 |
---|---|
LANのインターフェースの設定 (LAN1ポートを使用) |
ip lan1 address 192.168.0.1/24 |
WANインターフェースの設定 (LAN2ポートを使用) |
pp select 1 pp always-on on pppoe use lan2 pp auth accept pap chap pp auth myname (ISPに接続するID) (ISPに接続するパスワード) ppp lcp mru on 1454 ppp ipcp ipaddress on ppp ipcp msext on ip pp mtu 1454 ip pp nat descriptor 1 pp enable 1 |
NATの設定 | nat descriptor log on nat descriptor type 1 masquerade |
DHCPの設定 | dhcp service server dhcp server rfc2131 compliant except remain-silent dhcp scope 1 192.168.0.2-192.168.0.100/24 |
DNSの設定 | dns host lan1 dns server (ISPより指定されたDNSサーバーのIPアドレス) dns private address spoof on |
SYSLOGの設定 | syslog notice on |
Luaスクリプトのスケジュール設定 | schedule at 1 startup * lua (Luaメインスクリプトファイル名) schedule at 2 startup * lua (Luaサブスクリプトファイル名) |
設定値 | -- トンネル生成キーパケット受信待ち時間(1 - 864000 秒) -- トンネル生成キーパケット受信回数(2 ..) -- 生成したトンネルを削除するまでの時間(1 - 864000 秒) -- キーパケットのプロトコル(TCP、UDP) -- トンネル生成用キーパケットのポート番号(最大 65535) -- トンネル消去用キーパケットのポート番号(最大 65535) -- トンネル設定コマンド -- トンネル追加/削除の失敗時に出力する SYSLOG のレベル(info, debug, notice) |
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トンネルの設定を追加、削除する関数 | function tunnel(add) rtn, str = rt.command(cmd) return rtn |
メインルーチン | local rtn, str while (true) do rtn, str = rt.syslogwatch(log_ptn .. tostring(remove_port), 1, remove_sec) if (rtn == 0) then |
設定値 | -- トンネル消去用キーパケットのポート番号(最大 65535) remove_port = (ポート番号) |
---|---|
メインルーチン | local log_ptn = "IP Tunnel%[1%] Down" while (true) do |
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