イーサアクセスVPNルーター
高速VPNと多様な回線バックアップが可能なVPNルーターの標準機。
パケットを種類別に分類しフローとして扱うことで、高速なパケット転送を可能にする「ファストパス」は、「ノーマルパス」と呼ばれる従来のパケット転送に対して高速処理が可能です。パケットサイズが小さくなるにつれてスループットが低下する「ノーマルパス」に比べ、細かく分割されたパケットでも高速な転送を可能としたファストパス機能は、効率的な通信環境を提供いたします。
◎RTX1000ファームウェアRev.7.01.04以降でご利用頂けます。
既にインターネットVPNを利用している環境にIP電話サービスを併用させるため、「SIP-NAT機能」を搭載しました。運用中のRTX1000の配下にヤマハのVoIPルーター(RTV700・RT58i・RT57i)をいずれか1台のみを増設し、既存の電話設備と接続することで、IP電話サービスを併用できます。この際、RTX1000のWAN側に固定のグローバルIPアドレス(LAN側はプライベートIPアドレスを利用)が必要です。
◎RTX1000ファームウェアRev.8.01.07以降でご利用頂けます。
◎SIP-NATを使う際は、RTX1000のWAN側に固定グローバルIPアドレスが1つ必要です。(LAN側にはプライベートIPアドレスを利用)
従来のコマンド操作によるきめ細かい操作環境に加えて、煩雑になりがちなファイアウォール設定などの変更を簡単に行えるGUI機能を搭載致しました。それぞれの設定方法を使い分けることで、トータルのネットワーク管理負担を軽減できます。
■Webブラウザによる設定・管理機能
Webブラウザの設定画面を使用することで、簡単にファイアウォール設定など各種ネットワーク設定の変更が可能です。
◎すべての機能をGUIによる設定で行うことはできません。GUI機能で行えない設定は、コンソール設定で行ってください。
◎GUI機能による設定を行う前に、シリアルクロスケーブルによるIPアドレスの設定が必要になります。(シリアルクロスケーブルが、別途必要です。)
■状態メール通知機能
設定、ログ、回線状態などの各種情報をメールで簡単に取得できる機能です。ネットワークの障害発生時の情報収集が容易になります。
■ネットワーク設定の検証機能
IPsecにおける各種設定を検証する機能を搭載しました。ネットワークの設定を自動的に検証し、設定の不備をお知らせする機能です。
◎RTX1000ファームウェアRev.8.01.07以降でご利用頂けます。
RTX1000にIPv6マルチキャスト機能(MLDv1、MLDv2、MLDプロキシ)を搭載しました。例えば、映像の同時配信を利用したソリューションを実現することができます。
◎RTX1000ファームウェアRev.8.01.12以降でご利用できます。
設定例:「MLDプロキシを使ってマルチキャストネットワークに参加する。」
高速イーサネットインターフェースを備え、FTTH(光ファイバー)等、今後さらに高速化が想定されるブロードバンド環境にも対応。最大200Mbit/s(双方向)の高スループット能力と併せ、高度なルーティング機能によりインターネットへのアクセスはもちろんのこと、多様なネットワーク環境が構築可能です。
インターネットを介した企業内、企業間のネットワークでは速度と安全性が強く求められます。 RTX1000は、IPsecによるVPN機能を用いて、VPNスループット最大55Mbit/s(3DES使用時)による高速なインターネットVPNの構築を可能としました。これにより、安全で高速な多拠点ネットワークを簡単に構築することができるようになり、毎月のランニングコストを含むトータルのコストダウンが可能となります。
QoS機能(優先制御、帯域制御)の標準搭載により、効率的なデータ転送が可能です。優先制御では、 VoIPなどリアルタイム性を重視する通信や、バックアップ時の帯域の狭い回線の通信時に、業務上優先度の高いデータから送信させることができます。また帯域制御では、データの種類ごとに通信帯域を制限することができます。
回線ごとの障害識別によるバックアップ機能に加え、障害をネットワーク(経路)ごとに識別し、バックアップできる機能を搭載しています。障害の検出にICMPを利用でき、IP-VPNや広域イーサネットのバックアップ時に障害のない拠点へ影響を与えることなく、障害の発生した経路だけを切り替えることができます。また、動的経路制御プロトコルを使わずに障害経路を迂回する構成をとることができるため、拠点数が非常に多い場合、動的経路制御プロトコルの処理に必要なCPU負荷およびネットワークの負荷を軽減できるバックアップソリューションとして最適です。
定評のある高度なフィルタリングによるファイアウォールと高スループットを両立。外部からの不正アクセスやデータの漏えい、改ざんに対し、ヤマハ独自のIDS(不正アクセス検知)でIPヘッダやフラグメント、ICMP、UDP、TCP、FTP、SMTP 等の多くのキーワードから事前に不正なアクセスを検知し、設定によってはパケットを破棄することで高いセキュリティ性を確保できます。
IPv6との接続方式は、トンネル、ネイティブ、デュアルの各方式をサポートしています。ルーターに搭載されている機能は、IPv4とIPv6のデュアルスタック化しており、新機能も速やかにIPv6化されます。また、DHCP-v6-PDなどのIPv6特有の技術開発やプロバイダとの連携にも積極的に取り組んでいます。これにより、将来IPv6が必要になった時にもシームレスに移行することができます。
IPv6ネットワークのコネクティビティを提供するルーターには、IPv6のP2P環境でのセキュリティを確保する機能が必要です。ヤマハのルーターでは、定評のある高度なフィルタリング(動的フィルタリング・静的フィルタリング)によるファイアウォール機能のIPv6を他に先駆けて完了しており、 IPv4とIPv6で同レベルのセキュリティを確保することができます。IPsec搭載機種においては、IPv4と同様のIPsecによるVPNが利用可能です。これにより、今すぐIPv6による安全なネットワークを構築することができます。
「RTX1000」は、IPv6対応製品の相互接続性を認定するためのプログラム「IPv6 Ready Logo Program」を正式に取得致しました。
「IPv6 Ready Logo Program」とは、日本の「IPv6普及・高度化推進協議会」、北米の「North American v6 Task Force」、欧州の「IPv6 Forum」の3団体が共同推進するプログラムで、IPv6対応製品の相互運用性を認定し、IPv6の普及促進に努めています。
会社名 | 品名 |
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SSH Communications Security | SSH Sentinel (Ver.1.4.1) |
Microsoft Corporation | Windows 2000 Professional (メインモードのみ) |
Microsoft Corporation | Windows XP Professional (メインモードのみ) |
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