PPTPを使用したVPN拠点間接続(3拠点) : NVR500 Web GUI設定

管理番号:YMHRT-4122 
(最終更新日: 2024/10/31)

本設定例の対応機種は、NVR500です。

NVR500×3台でのPPTPを使ったVPNで、ローコストな拠点間通信を提供

手軽にVPNを構築したい方におすすめのソリューションです。VPN(PPTP)機能による拠点間接続でファイル共有などが行えます。設定もWeb GUI画面から可能です。

3つのオフィス間でつながる時の構成図

各拠点でのPPTPの設定は下記の通りです。

  • 拠点3 PPTPの設定
    • 拠点1との接続 : PPTPサーバ
    • 拠点2との接続 : PPTPサーバ
    • 外出先との接続: PPTPサーバ
  • 拠点1 PPTPの設定
    • 拠点3との接続 : PPTPクライアント
    • 拠点2との接続 : PPTPサーバ
  • 拠点2 PPTPの設定
    • 拠点1との接続 : PPTPクライアント
    • 拠点3との接続 : PPTPクライアント

ネットボランチDNSサービスで拠点間接続-NVR500

ヤマハが提供する、「ネットボランチDNSサービス」から取得するネットボランチホストアドレスを利用して、拠点間をVPN(PPTP)で接続できます。ファイル共有など簡単に実現できるほかに、外出先や自宅からオフィスへのリモートアクセスも手軽に利用することが可能です。

拠点3 NVR500の設定例

IPアドレス設定

1. まず、LAN1アドレスを変更します。
 「詳細設定と情報」を選択します。

図 NVR500 設定画面トップ

2. LANの設定(IPアドレス、DHCPサーバ)の行にある「設定」をクリックします。

図 詳細設定と情報画面

3. プライマリ・IPアドレスの欄に「192.168.103.1」を入力します。
 DHCPサーバ機能の欄で、IPアドレスの割り当て範囲を「192.168.103.2~192.168.103.191」に設定します。
 入力ができたら「設定の確定」をクリックします。

図 LANの設定画面

4. 内容を確認し、「実行」をクリックします。
 コンピュータのIPアドレスの再取得方法については、本製品の取扱説明書の「LAN内のパソコンのIPアドレスを変更する」の項を参照ください。

図 LANの設定画面(確認)

5.「新しいIPアドレスにhttpでアクセスする」をクリックします。トップページに戻ります。

図 LANの設定画面(確認)

インターネット接続設定

1.「プロバイダ情報の設定」を選択します。

図 NVR500 設定画面トップ

2. ブロードバンド回線自動判別の表示を確認して「次へ」をクリックします。

図 回線自動判別画面

3. 一番上の項目を選択して「次へ」をクリックします。

図 プロバイダの設定1/4

4. 契約しているプロバイダの情報を設定します。
 必要な項目の入力が完了したら「次へ」をクリックします。

図 プロバイダの設定2/4

5. プロバイダとの契約内容にしたがってDNSの設定を行います。
 項目を入力したら「次へ」をクリックします。

図 プロバイダの設定3/4

6. 内容を確認して「設定の確定」をクリックします。

図 プロバイダの設定4/4

7.「接続」をクリックするとプロバイダに接続します。

図 プロバイダの登録

NetVolante DNSへの登録

1.「詳細設定と情報」を選択します。

図 NVR500 設定画面トップ

2. ネットボランチDNSホストアドレスサービスの設定の行にある「設定」ボタンをクリックします。

図 詳細設定と情報画面

3. ホスト名を入力して「設定の確定」をクリックします。

図 ネットボランチDNSホストアドレスサービスの設定画面

4. 内容をよく読み、同意していただける場合には「同意する」をクリックします。

図 ネットボランチDNSホストアドレスサービスの設定 利用規約画面

5. 画面が表示されるまでに少し時間がかかります。

図 ネットボランチDNSホストアドレスサービスの設定終了画面

PPTPの設定

1. まず、拠点1とのVPN接続の設定を行っていきます。
 「詳細設定と情報」をクリックします。

図 NVR500 設定画面トップ

2. VPN接続の設定の行にある「設定」ボタンをクリックします。

図 PPTP詳細設定と情報 設定画面

3. 設定する行を選んで「追加」ボタンをクリックします。

図 VPN接続の設定画面

4.「PPTPを使用したネットワーク型LAN間接続VPN」を選択し「次へ」をクリックします。

図 VPN接続の設定画面

5.「VPN接続設定の登録」、「経路情報の設定」に必要事項を入力します。

図 VPN接続設定の登録・修正画面1

6.「切断タイマ関連」の項目を設定し、「設定の確定」をクリックします。

図 VPN接続設定の登録・修正画面2

7. 続けて、拠点2とのVPN接続の設定を行います。
 「トップへ戻る」ボタンをクリックし、PPTPの設定の1~4と同様の手順を行います。

図 VPN接続設定の登録画面

8.「VPN接続設定の登録」、「経路情報の設定」、「切断タイマ関連」の項目を設定し、「設定の確定」をクリックします。

図 VPN接続設定の登録画面

9.「トップへ戻る」ボタンをクリックします。

図 VPN接続設定の登録画面

PPTP(Anonymous)の設定

1.「詳細設定と情報」をクリックします。

図 NVR500 設定画面トップ

2. VPN接続の設定の行にある「設定」ボタンをクリックします。

図 PPTP詳細設定と情報 設定画面

3. 設定する行を選んで「追加」ボタンをクリックします。

図 VPN接続の設定画面

4.「PPTPを使用したパスワード認証のリモートアクセスVPNサーバ(Anonymous)」を選択し「次へ」をクリックします。

図 VPN接続の設定画面

5.「VPN接続設定の登録」、「接続先に割り当てるIPアドレス」に必要事項を入力します。

図 VPN接続設定の登録・修正画面1

6.「切断タイマ関連」の項目を設定し、「設定の確定」をクリックします。

図 VPN接続設定の登録・修正画面2

拠点1 NVR500の設定例

拠点3と同様の手順で設定してください。
ただし、拠点3とのPPTPの設定では、PPTPクライアントを選択してください。
拠点2とのPPTPの設定では、PPTPサーバを選択してください。
拠点1では、PPTP(Anonymous)の設定は必要ありません。

拠点2 NVR500の設定例

拠点3と同様の手順で設定してください。
ただし、拠点1,拠点3とのPPTPの設定では、PPTPクライアントを選択してください。
拠点2では、PPTP(Anonymous)の設定は必要ありません。


【ご注意】
本設定例は、設定の参考例を示したもので、動作を保証するものではございません。
ご利用いただく際には、十分に評価・検証を実施してください。

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