URLフィルター（URLフィルタリング/Webフィルタリング）とは

（掲載日：2024年03月15日）

#セキュリティ #URLフィルター

「URLフィルター(URLフィルタリング/Webフィルタリング)」という単語を聞いたとき、ネットワークエンジニアの方ですと「URL指定の許可リスト/拒否リスト^(※)」、もしくはアダルトや薬物などのサイトへのアクセスを遮断する「カテゴリーブロック」を思い浮かべる方も多いかと思います。
(※) 少し前までは「ホワイトリスト/ブラックリスト」と呼称していました。

また、Web上の様々な脅威データーベースを基に悪質サイトへのアクセス自体をブロックする機能を「URLフィルター」と呼称している方もいるかと思います。

ときどきヤマハ社内も含めてですが関係者と会話していると「URLフィルター」という単語に対する認識が違うため会話が噛み合わないということもありますので、「URLフィルター(URLフィルタリング/Webフィルタリング)」として動作する機能ごとの対応状況をまとめてみました。

■URLフィルター(URLフィルタリング/Webフィルタリング)の機能対応表

ルーター (RTX, NVRシリーズ)

許可リスト/拒否リスト … ▲
　HTTP : 内部DB参照型URLフィルター
　HTTPS : 不可
カテゴリー識別 … ✕
脅威検出 …　✕

FWX120

許可リスト/拒否リスト … 〇
　HTTP : 内部DB参照型URLフィルター
　HTTPS : プロキシ経由のHTTPS URLフィルター
カテゴリー識別 … △ (オプション)
　YSL-MC120 or 外部DB参照型URLフィルター
脅威検出 … △ (オプション)
　外部DB参照型URLフィルター「Trend Micro "Web Security for Yamaha Router"」

UTXシリーズ

許可リスト/拒否リスト … 〇 (標準機能)
　(HTTPSはSSLインスペクション機能を有効にするが必要あります)
カテゴリー識別 … 〇 (標準機能)
脅威検出 … 〇 (標準機能 : ThreatCloud連携)

ときどきお客様相談センターにも「FWX120にあった″Webレピュテーション機能″はUTXに搭載されていますか？」というお問い合わせをいただくこともありますが、UTXシリーズでは「URLフィルタリング」の標準機能として搭載されております。

同じ用語でも中身が進化したり隣接業界では違う意味で使っていたりするので、このような行き違いが発生することがあります。弊社サイトでは旧情報も残しており、記事作成タイミングで意味が異なるケースがありますが、ご容赦ください。