ダッシュボードとは

管理番号:YMHRT-20209

本設定例の対応機種は、RTX1300RTX1220RTX1210RTX830NVR700WNVR510 です。

構成図

本ページでは、ヤマハルーターのダッシュボードについて、画面表示の概要を紹介します。

※ご利用開始時の操作については、以下のページをご覧ください。

ダッシュボードは、ルーター本体の各種システム情報やステータス情報を、図表やグラフなどの見やすい形で表示する画面です。
運用管理やトラブルシューティングなど、情報収集を効率よく行いたいときに便利です。

ダッシュボードは、Web GUI上で利用できます。
次の2種類の画面があります。

名前 Live画面 History画面
表示 ダッシュボードLive画面 ダッシュボードHistory画面
概要 現在の状態を、リアルタイムに表示します。
また、異常発生時や高負荷時には、警告メッセージが自動で表示されます。
過去の状態の統計情報を、グラフで表示します。
※Historyを利用するためには、統計情報の記録機能を有効にする必要があります。
対応機種 ・RTX1300
・RTX1220
・RTX1210
・RTX830
・NVR700W
・NVR510
・RTX1300
・RTX1220
・RTX1210(Rev.14.01.34以降)
・RTX830(Rev.15.02.10以降)
・NVR700W(Rev.15.00.16以降)
・NVR510(Rev.15.01.15以降)

どちらの画面も、情報の種類ごとにウインドウが分かれています。これらのウインドウを「ガジェット」といいます。
複数のガジェットから、そのときに必要なガジェットだけを取捨選択して表示できます。

技術情報:ダッシュボード機能

以降、本ページでは、ダッシュボードの画面表示について説明します。

Live画面

図 ダッシュボードLive_構成

(1) 各情報のガジェット(ウインドウ)を配置する領域です。

※工場出荷時の状態では、以下のガジェットが表示されています。
 ・システム情報
 ・リソース情報
 ・インターフェース情報
 ・トラフィック情報(LAN)

(2) Live画面の設定・表示を変更するパーツです。

警告 現在発生している警告の、表示/非表示が切り替わります。
履歴 過去に発生した警告履歴の、表示/非表示が切り替わります。
ガジェット 利用するガジェットの種類を変更できます。
※操作手順はダッシュボード Live画面:導入編(別ページ)でご確認いただけます。

ガジェットの表示

ガジェットの表示について、「プロバイダー接続状態」ガジェットを例に、説明します。

  • 「プロバイダー接続状態」ガジェットは、現在設定されているプロバイダー接続の一覧と、それぞれの接続状態を表示します。
    以下は、正常時における「プロバイダー接続状態」ガジェットの表示です。

    図 プロバイダー接続状態
  • ガジェットが異常状態または高負荷を検知すると、警告アイコンが点滅表示します。
    ※同時に、Live画面の上部に、警告メッセージが表示されます。

    「プロバイダー接続状態」ガジェットの場合は、エラー切断を検出したときに警告が表示されます。
    また、エラー切断を検出した項目の背景が、赤色に変わります。

    図 プロバイダー接続状態_エラー時

    ※各ガジェットの警告発生条件については、こちらをご覧ください。

  • ガジェット内のパーツにマウスカーソルを重ねると、接続状態の詳細情報を閲覧できます。

    「プロバイダー接続状態」ガジェットの場合は、「状態」欄の枠内にマウスカーソルを重ねると、そのプロバイダー接続の詳細情報が表示されます。エラー切断時などには、切断された日時や切断理由を確認するのに便利です。

    図 プロバイダー接続状態_エラー時詳細

ガジェットの種類と利用シチュエーション

ダッシュボードには、さまざまなガジェットが用意されています。ネットワークの設定内容や作業目的に合わせて、適切なガジェットを選択してください。
ここでは、ネットワークの設定状況をいくつかピックアップして、おすすめのガジェットを紹介します。

ネットワークの設定状況 おすすめのガジェット
インターネット接続を設定しているとき

(例)
インターネット接続
「プロバイダー接続状態」ガジェット
現在設定されているプロバイダー接続の一覧と、それぞれの接続状態を表示します。

図 ガジェット_プロバイダー接続状態
VPNの拠点間接続を設定しているとき

(例)
インターネットVPN > 拠点間接続
「VPN接続状態(拠点間)」ガジェット
現在設定されている拠点間接続VPNの一覧と、それぞれの接続状態を表示します。

図 ガジェット_VPN接続状態(拠点間)
VPNのリモートアクセスを設定しているとき

(例)
インターネットVPN > VPNクライアント
「VPN接続状態(リモートアクセス)」ガジェット
現在設定されているリモートアクセスVPNのユーザー一覧と、それぞれの接続状態を表示します。

図 ガジェット_VPN接続状態(リモートアクセス)
インターネット電話を設定しているとき

(例)
インターネット電話(VoIP)
「通話履歴」ガジェット
過去の通話の履歴を表示します。

図 ガジェット_通話履歴

警告表示の種類

現在の警告内容

Live画面に表示中の各ガジェットでは、本体の状態を監視しています。ガジェットが異常状態または高負荷を検知すると、「警告」ボタンが点滅し、「警告」ボタンの下に警告一覧が自動で表示されます。

以下は、「リソース情報」ガジェットで警告が発生しているときの画面表示です。

図 警告

警告発生中のガジェットのタイトルバーにも、警告アイコンが点滅表示されます。

図 警告発生時_ガジェット

※各ガジェットの警告発生条件については、こちらをご覧ください。

警告履歴

画面右上の「履歴」ボタンをクリックすると、過去に発生した警告の履歴を閲覧できます。

図 警告履歴

History画面

図 ダッシュボードHistory_構成

(1) 各情報のガジェット(ウインドウ)を配置する領域です。

※初期設定の場合は、「CPU使用率」ガジェットだけが表示されています。

(2) History画面の設定・表示を変更するパーツです。

表示期間 各ガジェットにおける、グラフの表示期間を変更できます。
ガジェット 利用するガジェットの種類を変更できます。
設定 統計情報を記録するための設定ができます。
※History画面の利用を開始するときは、こちらで設定を行います。

ガジェットの表示

ガジェットの表示について、「トラフィック情報(PP)」ガジェットを例に、説明します。

  • 「トラフィック情報(PP)」ガジェットは、PPインターフェースのトラフィックのIN/OUTにおける、平均値とピーク値を表示します。
    グラフの横軸は時間、縦軸は1秒間あたりのトラフィック量を示します。

    図 トラフィック情報(PP)
  • グラフ上にカーソルを合わせると、その時刻におけるグラフの値を閲覧できます。

    図 トラフィック情報(PP)_詳細
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