管理番号:YMHSW-3725
本設定例では、ルーターのL2MSマネージャー機能と、L2スイッチのL2MSエージェント機能・ループ検出機能を使用しています。
ルーターの対応機種は、RTX1220、RTX1210、RTX1200、RTX830、RTX810、NVR700W、NVR510、NVR500、FWX120です。
L2スイッチの対応機種は、SWX2200-8G、SWX2200-24G、SWX2200-8PoEです。
L2MSマネージャー(ルーター)とL2MSエージェント(L2スイッチ)の対応リビジョンは、 技術資料「L2MS」でご確認ください。
ループ検出機能では、誤ってループ状態が構成されブロードキャスト/マルチキャスト・ストームが発生した場合に、自動的にループが発生したポートを一定時間シャットダウンすることができます。
この動作により、ネットワーク全体が利用できなくなる状態を防ぐことができます。
ループを検出した場合、ループが発生しているポートのうち番号の大きいものから順に、ループが停止するまでリンクダウンしていきます。ループ発生時にもルーターと通信できるようにしておくため、アップリンクポートはポート1を使用することが推奨されます。
ここでは以下の設定を行う手順を例に説明します。
本設定例では、ルーターからSWX2200を選択する方法として、MACアドレスを指定して選択方法と、接続したポートを指定して選択する方法、2通りの方法をご紹介します。
対応機種のうち、設定例を掲載している機種は、以下のとおりです。
機種 | 掲載内容 | 備考 | |
---|---|---|---|
ルーター | RTX1220 RTX1210 RTX1200 RTX830 RTX810 NVR700W NVR510 NVR500 FWX120 | コマンド設定例 | MACアドレスを指定 |
コマンド設定例 | 接続したポートを指定 | ||
L2スイッチ | SWX2200-8G SWX2200-24G SWX2200-8PoE | - | - |
switch selectコマンドでSWX2200のMACアドレスを指定して、設定するSWX2200を選択する場合の設定例です。
LANインターフェースの設定 (LAN1ポートを使用) |
ip lan1 address 192.168.100.1/24 |
---|---|
DHCPの設定 | dhcp service server dhcp server rfc2131 compliant except remain-silent dhcp scope 1 192.168.100.2-192.168.100.191/24 |
L2MSの設定 | switch control use lan1 on |
SWX2200の設定 | switch select (SWX2200のMACアドレス) switch control function set loopdetect-linkdown linkdown-recovery switch control function set loopdetect-recovery-timer 1200 |
switch selectコマンドでSWX2200を接続したポートを指定する場合の設定例です。
SWX2200をルーターのLAN1 ポート1に接続した場合の設定例を以下に示します。
LANインターフェースの設定 (LAN1ポートを使用) |
ip lan1 address 192.168.100.1/24 |
---|---|
DHCPの設定 | dhcp service server dhcp server rfc2131 compliant except remain-silent dhcp scope 1 192.168.100.2-192.168.100.191/24 |
L2MSの設定 | switch control use lan1 on |
SWX2200の設定 | switch select lan1:1 switch control function set loopdetect-linkdown linkdown-recovery switch control function set loopdetect-recovery-timer 1200 |
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