管理番号:YMHSW-3739
本設定例では、ルーターのL2MSマネージャー機能と、L2スイッチのL2MSエージェント機能・統計情報の設定機能を使用しています。
ルーターの対応機種は、RTX1220、RTX1210、RTX1200、RTX830、RTX810、NVR700W、NVR510、NVR500、FWX120です。
L2スイッチの対応機種は、SWX2200-8G、SWX2200-24G、SWX2200-8PoEです。
L2MSマネージャー(ルーター)とL2MSエージェント(L2スイッチ)の対応リビジョンは、 技術資料「L2MS」でご確認ください。
ルーターを使用して、ルーターが認識しているSWX2200の設定内容や動作状態を確認することができます。
SWX2200にはポートごとにフレームカウンターとオクテットカウンターがあり、それぞれ受信と送信で個別にカウントすることができます。また、フレームカウンターでは同時に複数の種類のパケットをカウントすることができ、コマンドによってカウントする種類を変更することができます。
SWX2200の設定内容や動作状態を確認する方法として、ルーターのGUIから行う方法と、コンソールからコマンドを実行して行う方法の2通りがあります。本設定例では、コンソールからコマンドを実行して、SWX2200の統計情報を設定する手順を紹介します。
対応機種のうち、設定例を掲載している機種は、以下のとおりです。
機種 | 掲載内容 | 備考 | |
---|---|---|---|
ルーター | RTX1220 RTX1210 RTX1200 RTX830 RTX810 NVR700W NVR510 NVR500 FWX120 | コマンド設定例 | L2MSマネージャー機能 |
L2スイッチ | SWX2200-8G SWX2200-24G SWX2200-8PoE | L2MSエージェント機能、統計情報の設定機能 |
LANインターフェースの設定 (LAN1ポートを使用) |
ip lan1 address 192.168.100.1/24 |
---|---|
DHCPの設定 | dhcp service server dhcp server rfc2131 compliant except remain-silent dhcp scope 1 192.168.100.2-192.168.100.191/24 |
L2MSの設定 | switch control use lan1 on |
switch selectコマンドで、情報を取得するSWX2200を指定します。
[ルーターコンソール]
# switch select 00:a0:de:2a:db:dc switch(00:a0:de:2a:db:dc)# |
[解説] コマンドのパラメーターには、SWX2200のMACアドレスを指定します。 コマンドを実行すると、上記のようにプロンプトが変わります。 SWX2200のMACアドレスは、show status switch controlコマンドで取得することができます。 |
switch control function getコマンドを実行して、SWX2200の設定内容や動作状態を取得することができます。
[ルーターコンソール]
switch(00:a0:de:2a:db:dc)# switch control function get status-counter-octet-rx 2 5222 switch(00:a0:de:2a:db:dc)# |
[解説] SWX2200のポート2の受信オクテットカウンターの値が出力されます。 |
ポートごとの主な情報を取得するコマンドを以下に掲載します。その他、設定内容や動作状態を取得するコマンドについては、コマンドリファレンスをご覧ください。
コマンド | 説明 |
---|---|
switch control function get status-port-speed (ポート番号) | ポートの通信速度および動作モードを取得する。 |
switch control function get status-counter-octet-rx (ポート番号) | 受信オクテットカウンターの値を取得する。 |
switch control function get status-counter-octet-tx (ポート番号) | 送信オクテットカウンターの値を取得する。 |
switch control function get status-counter-frame-rx (ポート番号) (カウンター番号) | 受信フレームカウンターの値を取得する。(*) |
switch control function get status-counter-frame-tx (ポート番号) (カウンター番号) | 送信フレームカウンターの値を取得する。(*) |
(*) 各カウンター番号の初期値については、コマンドリファレンスをご覧ください。
ポートごとの統計情報(フレームカウンター)にどの種類のパケットをカウントするかを設定できます。
switch control function set counter-frame-rx-type コマンド、またはswitch control function set counter-frame-tx-type コマンドを使用します。
例として、次の種類のパケットをカウントする設定を紹介します。
switch select (SWX2200のMACアドレス) switch control function set counter-frame-tx-type 3 1 packets switch control function set counter-frame-tx-type 3 2 broadcast-packets switch control function set counter-frame-tx-type 3 3 multicast-packets switch control function set counter-frame-tx-type 3 4 collisions switch control function set counter-frame-tx-type 3 5 drops |
[解説] 各カウンター番号の初期値、およびその他の種類のパケットをカウントする設定については、コマンドリファレンスをご覧ください。 |
本機能の設定を変更すると、当該ポートにおけるすべてのカウンター(送信、受信、フレーム、オクテット) がリセットされます。
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