NVR500 SPECIAL INTERVIEW 01

NVR500 SPECIAL INTERVIEW Yamaha Broadband VoIP Router

01 ネットボランチのコンセプト

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開発推進部 企画・知財グループ技師補 平野尚志
開発推進部 企画・知財グループ
技師補
平野尚志

——最初に、ネットボランチシリーズの基本的なコンセプトや製品ポリシーについて、かんたんに聞かせてください。

平野 ネットボランチシリーズは1998年に、「電話もインターネットも1台に統合したオールインワンルーター」を基本コンセプトに、SOHO市場(=企業と個人ユースの中間)向けに発売しました。その後、全国チェーンで小さな店舗を全国展開している企業が業務にインターネットを利用する際に導入されるケースが増えたため、「電話もインターネットも、1台で全国どこでも使えるルーター」というのをコンセプトに追加しました。

牧田 この「オールインワン」という思想を、今度のNVR500では「今後5年間使えるオールインワン」という形で進化させています。2015年頃までのネットワーク環境の変化に、幅広く耐えうるインターフェイスや性能を目指そうとしたのです。

——ネットボランチは、外観デザインにもこだわっていますよね。ここまで美しいデザインのルーターというのは、他にないのではないでしょうか?

牧田 ネットボランチシリーズ最初のRTA50iでは、個人をメインのユーザー層に想定していたので、やはりデザインもコンシューマ向けに格好よくと考えて、当時にしても斬新なキューブ型のデザインを採用しました。第一印象で「お、ヤマハだね」と思ってもらえることにこだわりを持っていたので、あえてそうした高品位なデザインでスタートを切ったのです。

RTA50i
ISDNリモートルータRTA50i (1998年)

平野 その系譜を受け継いで、今回のNVR500はちょうどよい、出過ぎない頃合いで、しかもオーソドックスなデザインにまとまっていると思います。昔のヤマハのピアノの広告で、「部屋の片隅にピアノがある」写真が斬新だと話題になったことがあります。商品をあえて中心に持ってこないで、部屋の片隅にインテリアとして置いた風景を見せたところが、従来の商品広告にないアイディアだったわけですね。この「主役にならないけれど、存在感のあるデザイン」という着眼には、ネットボランチシリーズのデザインポリシーにも通底するものがあるのではないでしょうか。

——なるほど、ところでネットボランチシリーズのペットネームの由来を聞かせてください。

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商品開発部 グループマネジャー
牧田 仁

牧田 当初、社内でネーミングを公募したんです。外観デザインに由来した「キューブ」、「キュービック」的な名前が多かったのですが、これがすでにみんな商標登録されていて使えないんですね。そこで私が、サッカー好きなスタッフが多かった(※1)ので、「ボランチってどう?」という話が出たんです。ご存じのようにボランチというのは、サッカーで攻撃と守備の間をつなぐ重要なポジションで、ネットワークのかなめになるルーターにはふさわしいネーミングです。おりしも1998年というのは日本が初めてワールドカップ出場を果たしたフランス・ワールドカップの年で、世の中の注目度も高かったため、たぶん「ボランチ」という言葉がTVやメディアを通じて一般の人にも大いにアピールするだろうと期待(※2)したのです。

  • (※1) ジュビロ磐田はヤマハ発動機が母体です。もちろん、ヤマハ社内にはジュビロファンが多いです。
  • (※2) NHK山本浩アナウンサーは98年ワールドカップでは、「ボランチ」ではなく「守備的ミッドフィルダー」という長めの名称で実況していました。

02 /RT58iから進化したところ

ネットボランチのコンセプト
RT58iから進化したところ
RT58iから変わらないところ
RT59iじゃなかった訳
自社開発・自社生産、そして技術の継承
これからのネットボランチ

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