Amazon VPCの仮想ネットワーク(IPsec)を設定する

管理番号:YMHRT-9084 
(最終更新日: 2024/7/25)

本設定例では、IPsecトンネル機能を使用しています。

IPsecトンネル機能の対応機種は、RTX5000RTX3510RTX3500RTX1300RTX1220RTX1210RTX1200RTX830RTX810NVR700WFWX120vRXです。

Amazon VPCの仮想ネットワーク(IPsec)を設定する

ヤマハルーターもしくはヤマハファイアウォールとVPN接続するための、Amazon VPCの設定手順を紹介します。
本ページでは、IKEバージョン:IKEv1 / IKEv2 に対応しています。

Amazon VPCの設定を行う前に、ルーターもしくはファイアウォール(カスタマーゲートウェイ) の以下の情報をご準備ください。

  • WAN側アドレスとして使用する固定グローバルIPアドレス
  • LAN側ネットワークアドレス

本設定例について

  • Amazon VPCの仮想ネットワークとの接続を保証するものではありません。
  • 2024年7月10日現在の仕様に基づいて記載しています。確認しているファームウェアは下記のとおりです。今後、サービス内容の変更や、仕様変更などによって接続できなくなる可能性があります。
    RTX5000 Rev.14.00.34
    RTX3510 Rev.23.01.03
    RTX3500 Rev.14.00.34
    RTX1300 Rev.23.00.13
    RTX1220 Rev.15.04.05
    RTX1210 Rev.14.01.41
    RTX830 Rev.15.02.30
    NVR700W Rev.15.00.25
    FWX120 Rev.11.03.29
  • Amazon VPCに関する情報および設定方法については、アマゾン ウェブ サービス(AWS)にお問い合わせください。
  • 下記の設定手順は、Windows 11、Google Chrome で表示した画面を使用しています。

Amazon VPCの設定例

設定の概要

以下の手順で設定を行います。

VPC の作成

1. Amazon AWS にログインします。

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2.「サービス」をクリックします。

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3.「ネットワーキングとコンテンツ配信 > VPC」をクリックします。

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4.「VPC を作成」をクリックします。

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5. VPC に関する設定をして、「VPC を作成」をクリックします。

作成するリソース VPC のみ
名前タグ - オプション yamaha-vpc (任意の文字列)
IPv4 CIDR ブロック IPv4 CIDR の手動入力
IPv4 CIDR 10.0.0.0/16
IPv6 CIDR ブロック IPv6 CIDR ブロックなし
テナンシー デフォルト
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6. VPC が作成されました。

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ゲートウェイの作成

1.「カスタマーゲートウェイ」をクリックします。

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2.「カスタマーゲートウェイを作成」をクリックします。

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3. カスタマーゲートウェイに関する設定をして、「カスタマーゲートウェイを作成」をクリックします。

名前タグ - オプション yamaha-cgw (任意の文字列)
BGP ASN 65000
IP アドレス ヤマハルーターの固定グローバル IP アドレス
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4. カスタマーゲートウェイが作成されました。「仮想プライベートゲートウェイ」をクリックします。

図 説明画像

5.「仮想プライベートゲートウェイを作成」をクリックします。

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6. 仮想プライベートゲートウェイに関する設定をして、「仮想プライベートゲートウェイを作成」をクリックします。

名前タグ - オプション yamaha-vgw (任意の文字列)
自律システム番号 (ASN) Amazon デフォルト ASN
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7. 仮想プライベートゲートウェイが作成されました。作成した仮想プライベートゲートウェイを選択して、「アクション」をクリックします。

図 説明画像

8.「VPC へアタッチ」を選択します。

図 説明画像

9.「使用可能な VPC」に、作成した VPC を設定して「VPC へアタッチ」をクリックします。

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10. 約30秒待って、更新ボタンをクリックします。

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11. VPC へのアタッチが完了しました。
  ※状態が「アタッチ済み」になっていない場合、さらに 約30秒後に、更新ボタンをクリックしてください。

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VPN 接続の作成

1.「Site-to-Site VPN 接続」をクリックします。

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2.「VPN 接続を作成する」をクリックします。

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3. VPN 接続に関する設定をして、「VPN 接続を作成する」をクリックします。

名前タグ - オプション yamaha-vpn (任意の文字列)
ターゲットゲートウェイのタイプ 仮想プライベートゲートウェイ
仮想プライベートゲートウェイ 作成した仮想プライベートゲートウェイ
カスタマーゲートウェイ 既存
カスタマーゲートウェイ ID 作成したカスタマーゲートウェイ
ルーティングオプション 動的 (BGP が必要)
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4. VPN 接続の作成が完了しました。「設定をダウンロードする」をクリックします。

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5. カスタマーゲートウェイの設定をして、「ダウンロード」をクリックします。ダウンロードしたConfig ファイルは、ルーターもしくはファイアウォール(カスタマーゲートウェイ)を設定する際に必要となります。

ベンダー Yamaha
プラットフォーム RTX Routers
ソフトウェア Rev.10.01.16+
IKE バージョン ikev1 または ikev2
※使用したいバージョンを選択してください。

※「プラットフォーム」、「ソフトウェア」は、すべての機種、すべてのリビジョン共通で利用できます。
※ ダウンロードした Config ファイルを確認するときは、LF 改行に対応したテキストエディターをお使いください。

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ルートテーブルの設定

1.「ルートテーブル」をクリックします。

図 説明画像

2. 作成した VPC のルートテーブルを選択します。

図 説明画像

3.「ルート伝播」タブをクリックします。

図 説明画像

4.「ルート伝播の編集」をクリックします。

図 説明画像

5.「有効化」にチェックを入れて、「保存」をクリックします。

図 説明画像

6. ルートテーブルの設定が完了しました。

図 説明画像

以上で、Amazon VPC の設定は完了です。続けて、ヤマハルーターの設定を行う場合は、以下をご覧ください。

接続状態を確認する

「VPN接続 > vpn-xxxxxxx (作成した VPN の VLAN ID)」をクリックすると、VPN トンネルの接続状態が確認できます。

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【ご注意】
本設定例は、設定の参考例を示したもので、動作を保証するものではございません。
ご利用いただく際には、十分に評価・検証を実施してください。

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