フレッツ・VPNワイド(LAN型払い出し)を使用した拠点間接続(2拠点) + センター経由インターネット接続 : NVR500 Web GUI設定

管理番号:YMHRT-3820 
(最終更新日: 2024/10/31)

本設定例の対応機種は、NVR500です。

図 2つの拠点間でつながる時の構成図

フレッツ・VPNワイドを利用して拠点、センター間を接続する設定例です。拠点は、センター経由でインターネットにアクセスします。

本設定例は、フレッツ・VPNワイドのLAN型払い出しサービスでの設定例になります。
本設定例は、フレッツ・VPNワイドよりセンター側に192.168.0.0/24、拠点側に192.168.1.0/24 のIPアドレスが割り当てられる前提で説明します。

光回線に接続するためには、別途ONUが必要です。

センター NVR500の設定例(1)

IPアドレス設定

1. 構成図にあわせてLANアドレスを変更します。
 「詳細設定と情報」を選択します。

図 NVR500 設定画面トップ

2. LANの設定(IPアドレス、DHCPサーバー)の行にある「設定」をクリックします。

図 詳細設定と情報画面

3. プライマリ・IPアドレスの欄に「192.168.0.1」を入力します。
DHCPサーバー機能の欄で、IPアドレスの割り当て範囲を「192.168.0.2~192.168.0.191」に設定します。
入力ができたら「設定の確定」をクリックします。

図 LANの設定画面

4. 内容を確認し、「実行」をクリックします。
パソコンのIPアドレスの再取得方法については、本製品の取扱説明書の「LAN内のパソコンのIPアドレスを変更する」の項を参照ください。

図 LANの設定画面(確認)

5.「新しいIPアドレスにhttpでアクセスする」をクリックします。トップページに戻ります。

図 LANの設定画面(確認)

フレッツ・VPNワイド接続設定

1.「詳細設定と情報」を選択します。

図 NVR500 設定画面トップ

2. 基本接続の詳細な設定の行にある「設定」をクリックします。

図 詳細設定と情報画面

3. 設定する行を選んで「追加」ボタンをクリックします。

図 詳細設定と情報画面

4.「PPPoEを用いるネットワーク型LAN間接続」を選択し「次へ」をクリックします。

図 詳細設定と情報画面

5. 必要事項を記入します。
経路のアドレス情報は、拠点のLAN側ネットワークアドレスを指定します。

図 詳細設定と情報画面

6.「切断タイマ関連」の項目を設定し、「設定の確定」をクリックします。

図 詳細設定と情報画面

インターネット接続設定

1.「プロバイダ情報の設定」を選択します。

図 NVR500 設定画面トップ

2. ブロードバンド回線自動判別の表示を確認して「次へ」をクリックします。

図 回線自動判別画面

3. 一番上の項目を選択して「次へ」をクリックします。

図 プロバイダの設定1/4

4. 契約しているプロバイダの情報を設定します。
必要な項目の入力が完了したら「次へ」をクリックします。

図 プロバイダの設定2/4

5. プロバイダとの契約内容にしたがってDNSの設定を行います。
項目を入力したら「次へ」をクリックします。

図 プロバイダの設定3/4

6. 内容を確認して「設定の確定」をクリックします。

図 プロバイダの設定4/4

7.「接続」をクリックするとプロバイダに接続します。

図 プロバイダの登録

コマンドによるIPIPトンネルとフィルター型ルーティングの設定追加

1.「詳細設定と情報」を選択します。

図 NVR500 設定画面トップ

2. コマンドの実行の行にある「実行」をクリックします。

図 詳細設定と情報画面

3. 下記のコマンドを記述して「設定の確定」をクリックします。
ここでは、IPIPトンネルとフィルター型ルーティングの設定を追加しています。

    tunnel select 1
    tunnel encapsulation ipip
    tunnel endpoint address 192.168.0.1 192.168.1.1
    tunnel enable 1
    ip filter 4000 pass 192.168.0.0/24 192.168.1.0/24 *
    ip route 192.168.1.0/24 gateway pp 1 filter 4000 gateway tunnel 1 # 注釈1

図 コマンドの実行

4.「トップへ戻る」をクリックします。

図 コマンドの実行

拠点 NVR500の設定例(2)

IPアドレス設定

1. 構成図にあわせてLANアドレスを変更します。
「詳細設定と情報」を選択します。

図 NVR500 設定画面トップ

2. LANの設定(IPアドレス、DHCPサーバー)の行にある「設定」をクリックします。

図 詳細設定と情報画面

3. プライマリ・IPアドレスの欄に「192.168.1.1」を入力します。
DHCPサーバー機能の欄で、IPアドレスの割り当て範囲を「192.168.1.2~192.168.1.191」に設定します。
入力ができたら「設定の確定」をクリックします。

図 LANの設定画面

4. 内容を確認し、「実行」をクリックします。
パソコンのIPアドレスの再取得方法については、本製品の取扱説明書の「LAN内のパソコンのIPアドレスを変更する」の項を参照ください。

図 LANの設定画面(確認)

5.「新しいIPアドレスにhttpでアクセスする」をクリックします。トップページに戻ります。

図 LANの設定画面(確認)

フレッツ・VPNワイド接続設定

1.「詳細設定と情報」を選択します。

図 NVR500 設定画面トップ

2. 基本接続の詳細な設定の行にある「設定」をクリックします。

図 詳細設定と情報画面

3. 設定する行を選んで「追加」ボタンをクリックします。

図 詳細設定と情報画面

4.「PPPoEを用いるネットワーク型LAN間接続」を選択し「次へ」をクリックします。

図 プロバイダの登録1

5. 必要事項を記入します。
経路のアドレス情報は、センターのLAN側ネットワークアドレスを指定します。

図 プロバイダの登録2

6.「切断タイマ関連」の項目を設定し、「設定の確定」をクリックします。

図 プロバイダの登録2

コマンドによるIPIPトンネルとDNSサーバーの設定追加

1.「詳細設定と情報」を選択します。

図 NVR500 設定画面トップ

2. コマンドの実行の行にある「実行」をクリックします。

図 詳細設定と情報画面

3. 下記のコマンドを記述して「設定の確定」をクリックします。
ここでは、デフォルトゲートウェイとIPIPトンネル、DNSサーバーの設定を追加しています。

    ip route default gateway tunnel 1
    tunnel select 1
    tunnel encapsulation ipip
    tunnel endpoint address 192.168.1.1 192.168.0.1
    tunnel enable 1
    dns server 192.168.0.1
    dns private address spoof on

図 コマンドの実行

4.「トップへ戻る」をクリックします。

図 コマンドの実行

[注釈の説明]

注釈1:
センター NVR500(1)のネットワークから発生したパケットは直接フレッツ・VPNワイドへ送信し、それ以外はIPIPトンネルを使って送信します。

【ご注意】
本設定例は、設定の参考例を示したもので、動作を保証するものではございません。
ご利用いただく際には、十分に評価・検証を実施してください。

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