VPN接続先との通信 (YMS-VPN8ソフトウェアライセンス版を利用) (RTX810 GUI設定例)

管理番号:YMHRT-4052 
(最終更新日: 2024/10/31)

YMS-VPN8ソフトウェアライセンス版を使ったVPN(L2TP/IPsec)

本設定例は、以下の機種に対応しています。

対応機種: RTX810(Rev.11.01.19以降)
VPNクライアントソフトウェア: YMS-VPN8ソフトウェアライセンス版

構成図

YMS-VPN8ソフトウェアライセンス版を使用して、外出先から社内ネットワークへのVPN(L2TP/IPsec)接続を実現します。
本設定例は、RTX810をWeb設定画面から設定します。

  • L2TPクライアント情報 (クライアントA)
    • IPアドレス : 不定
    • IPsec事前共有鍵 : (事前共有鍵)
    • PPP認証のユーザー名 : (PPPユーザー名1)
    • PPP認証のパスワード : (PPPパスワード1)
  • L2TPクライアント情報 (クライアントB)
    • IPアドレス : 不定
    • IPsec事前共有鍵 : (事前共有鍵)
    • PPP認証のユーザー名 : (PPPユーザー名2)
    • PPP認証のパスワード : (PPPパスワード2)
  • L2TPクライアント情報 (クライアントC)
    • IPアドレス : 不定
    • IPsec事前共有鍵 : (事前共有鍵)
    • PPP認証のユーザー名 : (PPPユーザー名3)
    • PPP認証のパスワード : (PPPパスワード3)

※アドレス不定の複数のL2TPクライアントから接続を受け付ける場合には、IPsec事前共有鍵が統一されている必要があります。

  • ヤマハルーターのプライベートアドレス : 192.168.100.1
  • L2TPクライアントへ配布するIPアドレス範囲 : 192.168.100.200-192.168.100.205/24

外出先PC

L2TP/IPsecによるVPN接続設定を行います。
接続設定を開いて、以下の設定を行ってください。

[YMS-VPN8ソフトウェアライセンス版の設定]

ヤマハVPNクライアント 接続設定画面
設定名 任意の名前を設定します。
事前共有鍵 「VPN接続設定の登録」の事前共有鍵に合わせます。
接続先 ネットボランチDNSサーバーに登録したホストアドレスを入力します。
認証方式 「MS-CHAP v2」を選択します。
インターネット接続 経路を選択します。
  チェックON : VPN経由で接続
  チェックOFF : 直接接続
ユーザー名、パスワード 「VPN接続ユーザー設定の登録」で設定した接続ユーザーID、接続パスワードに合わせます。
クライアントAの該当手順
クライアントBの該当手順
クライアントCの該当手順

本社 RTX810

インターネット接続設定

1.「プロバイダ情報の設定」をクリックします。

図 RTX810 設定画面トップ

2. ブロードバンド回線自動判別の表示を確認して「次へ」をクリックします。

図 回線自動判別画面

3.「PPPoEを用いる端末型ブロードバンド接続(フレッツ 光ネクスト、Bフレッツなど)」を選択して「次へ」をクリックします。

図 プロバイダの設定1/4

4. 契約しているプロバイダの情報を設定します。
 必要な項目の入力が完了したら「次へ」をクリックします。

図 プロバイダの設定2/4

5. プロバイダとの契約内容にしたがってDNSの設定を行います。
 項目を入力したら「次へ」をクリックします。

図 プロバイダの設定3/4

6. 内容を確認して「設定の確定」をクリックします。

図 プロバイダの設定4/4

7.「接続」をクリックするとプロバイダに接続します。

図 プロバイダの登録

NetVolante DNSへの登録

1.「詳細設定と情報」をクリックします。

図 RTX810 設定画面トップ

2.「ネットボランチDNSホストアドレスサービスの設定」の「設定」ボタンをクリックします。

図 詳細設定と情報画面

3. ホスト名を入力して「設定の確定」をクリックします。

図 ネットボランチDNSホストアドレスサービスの設定画面

4. 内容をよく読み、同意していただける場合には「同意する」をクリックします。

図 ネットボランチDNSホストアドレスサービスの設定 利用規約画面

5. 画面が表示されるまでに少し時間がかかります。

図 ネットボランチDNSホストアドレスサービスの設定終了画面

L2TP/IPsecの設定(共通設定、クライアントAとの接続)

1.「詳細設定と情報」をクリックします。

図 RTX810 設定画面トップ

2.「VPN接続の設定」の「設定」ボタンをクリックします。

図 IPsec詳細設定と情報 設定画面

3. 任意のPP(TUNNEL)番号を選択し「追加」をクリックします。
 ここでは「PP[02]またはTUNNEL[01]」 を選択します。

図 VPN接続の設定画面

4.「L2TP/IPsecを使用したリモートアクセスVPNサーバー(Anonymous)」を選択し「次へ」をクリックします。

図 VPN接続の登録画面

5. L2TP/IPsecの共通設定に必要事項を入力します。クライアントAとの接続設定として「接続ユーザーID」に(PPPユーザー名1)を、「接続パスワード」に(PPPパスワード1)を入力します。

図 VPN接続設定の登録・修正画面

6.「切断タイマ関連」の項目を設定し、「設定の確定」をクリックします。

図 VPN接続設定の登録画面

7. メッセージを確認したら「トップへ戻る」をクリックします。

図 VPN接続設定の登録画面

L2TP/IPsecの設定(クライアントBとの接続)

1.「詳細設定と情報」をクリックします。

図 RTX810 設定画面トップ

2.「VPN接続の設定」の「設定」ボタンをクリックします。

図 IPsec詳細設定と情報 設定画面

3. 任意のPP(TUNNEL)番号を選択し「追加」をクリックします。
 ここでは「PP[02]またはTUNNEL[02]」 を選択します。

図 VPN接続の設定画面

4.「L2TP/IPsecを使用したリモートアクセスVPNサーバー(Anonymous)」を選択し「次へ」をクリックします。

図 VPN接続の登録画面

5. クライアントBとの接続設定として「接続ユーザーID」に(PPPユーザー名2)を、「接続パスワード」に(PPPパスワード2)を入力して、「設定の確定」をクリックします。

図 VPN接続設定の登録・修正画面

6. メッセージを確認したら「トップへ戻る」をクリックします。

図 VPN接続設定の登録画面

L2TP/IPsecの設定(クライアントCとの接続)

1. L2TP/IPsecの設定(クライアントBとの接続) 手順1~6と同様に、クライアントCを登録します。

手順5.では、クライアントCとの接続設定として「接続ユーザーID」に(PPPユーザー名3)を、「接続パスワード」に(PPPパスワード3)を入力してください。

図 VPN接続設定の登録・修正画面

【ご注意】
本設定例は、設定の参考例を示したもので、動作を保証するものではございません。
ご利用いただく際には、十分に評価・検証を実施してください。

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