災害時に備える(00000JAPAN) : WLX402 Web GUI設定

管理番号:YMHAP-18895

本設定例の対応機種は、WLX402(Rev.17.00.12以降)、WLX202(Rev.16.00.08以降)です。
※その他の機種については、「災害時に備える(00000JAPAN) : 無線LANアクセスポイント Web GUI設定」をご覧ください。

構成図

本設定例では、WLX402の災害時モードを使用した公衆無線LANサービス「00000JAPAN」の設定方法を説明します。

災害時モード切り替え機能を使用すると、通常時の無線設定と災害時の無線設定をかんたんに切り替えることができます。
被災者がインターネットに接続できるよう、事前に災害時用のVAPを作成しておきます。災害発生時には、モードを切り替えるだけで、公衆無線LANとして開放できます。

技術情報:災害時モード切り替え機能

本設定例では、無線LANアクセスポイントのコンフィグとして次の内容を設定しています。

  [通常時]
   ・SSID:Yamaha1
   ・無線LANモジュール:2.4GHz, 5GHz(1)
   ・認証方式:WPA2エンタープライズ(WPA2-EAP):EAP-PEAP
   ・暗号方式:AES

  [災害時]
   ・SSID:00000JAPAN
   ・無線LANモジュール:2.4GHz, 5GHz(1)
   ・認証方式:オープン
   ・暗号方式:NONE

※無線LANアクセスポイントには、電源アダプターが付属されていません。以下のいずれかをご用意ください。

対応機種のうち、設定例を掲載している機種は、以下のとおりです。

機種 掲載内容 備考
無線LANアクセスポイント(1) WLX402 Web GUI設定例 無線LANコントローラー機能
(Controller-AP)
無線LANアクセスポイント(2) WLX202 無線LANコントローラー機能
(Member-AP)

WLX402の設定例

※ネットワーク機器を安全にお使いいただくために、管理パスワードの変更を奨励します。

下記の設定(Config)を取り出すことができます。
通常時
災害時

設定の概要

以下の手順で設定を行います。

LANポートの設定

図 設定手順①

1. 設定画面を開きます。
(1) WLX402をネットワークに接続し、電源が入っていることを確認します。
(2) WLX402と同じネットワークに接続されているパソコンでWebブラウザーを起動し、「ファイル」メニューから「開く」を選びます。
(3) インターネットアドレスに「http://192.168.100.240/」と半角英字で入力し、「OK」をクリックします。
(4) パスワード入力画面が現れたら、ユーザー名に「admin」と入力し、パスワードは空欄のまま「OK」をクリックします。

図 説明画像

2. WLX402の設定画面のトップページが表示されます。「基本設定」をクリックします。

図 説明画像

3.「LANポート設定」をクリックします。

図 説明画像

4. LANポートの設定を入力して、「設定」をクリックします。

IPアドレス (IPv4) 192.168.100.241
LAN-無線 連動機能 使用する
ICMP Echo 送信先 IPアドレス (IPv4)
192.168.100.1
図 説明画像

5.「設定」をクリックします。

図 説明画像

6. IPアドレスが変更されました。
※この画面はIPアドレスの取得設定タイミングによって、表示されない場合があります。

図 説明画像

コントローラーの設定

1. 新しいIPアドレスを指定して、設定画面を開きます。
(1) Webブラウザーの「ファイル」メニューから「開く」を選びます。
(2) インターネットアドレスに「http://192.168.100.241/」と半角英字で入力し、「OK」をクリックします。
(3) パスワード入力画面が現れたら、ユーザー名に「admin」と入力し、パスワードは空欄のまま「OK」をクリックします。

図 説明画像

2.「基本設定」をクリックします。

図 説明画像

3.「コントローラー設定」をクリックします。

図 説明画像

4.「役割」を「Controller-AP」に変更して、「設定」をクリックします。

図 説明画像

5. コントローラーの設定が完了しました。

図 説明画像

グループの設定

図 設定手順②図 設定手順③

1.「グループ設定」をクリックします。

図 説明画像

2.「グループAPの追加 / 削除」をクリックします。

図 説明画像

3.「発見したAP一覧」にて、グループに追加したい無線LANアクセスポイントのグループを「グループ 1」に変更して、「設定」をクリックします。本設定例では、WLX202をグループに追加します。
※グループに追加したい無線LANアクセスポイントが表示されていないときは、しばらく待ってから再度このページを開いてください。

図 説明画像

4. グループAPの追加が完了しました。

図 説明画像

5.「AP情報設定」をクリックします。

図 説明画像

6. 各アクセスポイントに設定したいIPアドレスを入力して、「設定」をクリックします。

機器情報 DHCP(IPv4) IPアドレス(IPv4) ネットマスク
WLX202 無効 192.168.100.242 24
図 説明画像

7. AP情報設定が完了しました。

図 説明画像

無線LANの設定

1.「無線設定」をクリックします。

図 説明画像

2.「SSID 管理」の「編集」をクリックします。

図 説明画像

3. まず、通常時のSSIDを設定します。「追加」をクリックします。

図 説明画像

4.「VAP1 設定」に必要事項を入力して、「設定」をクリックします。

バインドする無線モジュール 2.4GHz、5GHz(1)
SSID 任意のSSID名
SSIDの通知 非通知にする
認証方式 WPA2-EAP
※選択すると「WPA2-EAP 事前認証」以下の項目が表示されます。
暗号化方式 AES
プライマリRADIUSサーバー 内蔵のRADIUSサーバーを使用する
説明画像

5. 通常時のSSIDが設定されました。

図 説明画像

6. 引き続き、災害時のSSIDを設定します。「追加」をクリックします。

説明画像

4.「VAP1 設定」に必要事項を入力し、「設定」をクリックします。

バインドする無線モジュール 2.4GHz、5GHz(1)
SSID 00000JAPAN
次の場合SSIDを有効にする 災害時モードがONのとき
SSIDの通知 通知する
プライバシーセパレータ 使用する
認証方式 オープン
暗号化方式 NONE
MACアドレスフィルタリング すべての接続を許可する
図 説明画像

9. SSIDが設定されました。

図 説明画像

設定の送信

図 設定手順④

1.「設定送信」をクリックします。

図 説明画像

2. 設定を送信したい無線LANアクセスポイントにチェックを入れて、「送信」をクリックします。

図 説明画像

3.「OK」をクリックします。

図 説明画像

4.「送信」をクリックします。

図 説明画像

5. 設定の送信が完了しました。

図 説明画像

RADIUSサーバー機能の設定

1.「拡張機能」をクリックします。

図 RADIUSサーバー機能の設定1

2.「RADIUSサーバー」をクリックします。

図 RADIUSサーバー機能の設定2

3.「サーバー設定」項目の「RADIUSサーバー機能」に「使用する」を選択して、「設定」をクリックします。

図 RADIUSサーバーの機能設定3

4. RADIUSサーバー機能が動作します。
   ※初回設定時は、RADIUS認証により無線端末が接続できるようになるまで、数分かかります。ご注意ください。

図 RADIUSサーバー機能の設定4

5.「ユーザー管理」項目の「ユーザー情報管理」をクリックします。

図 RADIUSサーバー機能の設定5

6.「ユーザー情報管理」項目の「追加」をクリックします。

図 RADIUSサーバー機能の設定6

7.「ユーザー情報」に必要事項を入力し、「設定」をクリックします。

認証方式 パスワード(PEAP)
ユーザーID 任意のユーザーID
※無線端末側の設定で必要になります。
新パスワード
確認用パスワード
任意のパスワード
※無線端末側の設定で必要になります。
図 RADIUSサーバー機能の設定7

8. ユーザー情報の設定が完了しました。以上で、無線LANアクセスポイントの設定は終了です。

図 RADIUSサーバー機能の設定8

災害時モードの切り替え

1.「災害時モード」をクリックします。

図 説明画像

2.「災害時モード切り替え」をクリックします。

図 説明画像

3.「ONにする」をクリックします。

図 説明画像

4.「OK」をクリックします。

図 説明画像

5.「送信」をクリックします。

図 説明画像

6. 災害時モードの切り替えが完了しました。

図 説明画像

7. 災害時モードがONになりました。以上で、無線LANアクセスポイントの設定は終了です。

図 説明画像

WLX202の設定

こちらの Config が設定されました。
通常時
災害時

【ご注意】
本設定例は、設定の参考例を示したもので、動作を保証するものではございません。
ご利用いただく際には、十分に評価・検証を実施してください。

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