VAPグルーピング機能でクラスター内の無線LANアクセスポイントに異なるVAPを設定 : Web GUI設定

管理番号:YMHAP-27041 
(最終更新日: 2024/5/20)

本設定例の対応機種は、WLX413(Rev.22.00.05以降)、WLX323WLX322WLX222WLX212(Rev.21.00.12以降)です。

図 構成図

VAPグルーピング機能を使用して、同一クラスターに所属する 無線LANアクセスポイントに、異なるVAPを設定する方法をご紹介します。これにより、同一クラスターに所属する 無線LANアクセスポイントで、異なるSSIDを出力させることが可能になります。

ここでは、社員用のSSIDとして「Yamaha1」、ゲスト用のSSIDとして「Guest」を作成します。すべての無線LANアクセスポイントから「Yamaha1」を出力させ、無線LANアクセスポイント(3) は、追加で「Guest」も出力させます。

VAPグルーピング機能の補足説明
・各無線LANアクセスポイントには、VAPグループを1つだけ割り当てることができます。
・VAPグループに割り当てられていない無線LANアクセスポイントには、設定しているすべてのSSIDが出力されます。

本設定例は、「クラスター管理機能を使用してアクセスポイントを管理 : 無線LANアクセスポイント Web GUI設定」をベースに、以下の構成として説明します。

  • VAP_Group_1
    • VAP (社員用)
       - SSID:Yamaha1
       - 認証方式:WPA3-SAE
  • VAP_Group_2
    • VAP (社員用)
       - SSID:Yamaha1
       - 認証方式:WPA3-SAE
    • VAP (ゲスト用)
       - SSID:Guest
       - 認証方式:WPA3-SAE
       - Captive Portal:使用する

技術情報:
 WLX413:VAPグルーピング機能Captive Portal機能
 WLX323:VAPグルーピング機能Captive Portal機能
 WLX322:VAPグルーピング機能Captive Portal機能
 WLX222:VAPグルーピング機能Captive Portal機能
 WLX212:VAPグルーピング機能Captive Portal機能

※ご利用の無線端末に対応した無線LAN設定を行ってください。

※無線LANアクセスポイントには、電源アダプターが付属されていません。以下のいずれかをご用意ください。

無線LANアクセスポイントの設定例

設定の概要

以下の手順で設定を行います。

Captive Portal の設定

1. 仮想コントローラーのWeb GUIを開きます。
(1) 無線LANアクセスポイントと同じネットワークに接続した 管理者PCで、Webブラウザーを起動します。
(2) Webブラウザーのアドレスバーに「http://192.168.100.200/」と半角英数字で入力し、Enterキーを押します。
(3) パスワード入力画面が現れたら、ユーザー名に「admin」、管理パスワードを入力して、「ログイン」をクリックします。

図 説明画像

2. 仮想コントローラーのトップページが表示されます。「拡張機能」をクリックします。

図 説明画像

3.「キャプティブポータル」をクリックします。

図 説明画像

4.「Captive Portalページの設定」の「追加」をクリックします。

図 説明画像

5. 必要事項を入力し、「設定」をクリックします。

動作設定 再認証間隔 任意の時間 (単位:分)
認証後のリダイレクトURL 任意のURL
アクセス制限 ローカルネットワークへのIPアクセスを制限する
ページ内容 (*) ロゴ 任意の画像ファイル (省略可)

※以下の条件を満たすファイルをご用意ください。
 ・ファイル形式:JPEG または PNG
 ・ファイルサイズ:2048Kバイト以下
タイトル 任意の文言 (省略可)
メッセージ 任意の文言 (省略可)
メールアドレス入力 メールアドレスの入力を必須にする
利用規約 任意のテキストファイル (省略可)

※以下の条件を満たすファイルをご用意ください。
 ・文字コード:UTF-8
 ・ファイルサイズ:100Kバイト以下

(*)「プレビュー」をクリックすると、現在作成中のページの表示を確認できます。

図 説明画像

6. Captive Portal の設定が完了しました。

図 説明画像

7.「プレビュー」をクリックすると、作成したページの表示を確認できます。

図 説明画像

無線LANの設定

1.「無線設定」をクリックします。

図 説明画像

2.「SSID 管理」をクリックします。

図 説明画像

3. VAP2 の「追加」をクリックします。
※VAP1 は、本設定例のベースにしている「クラスター管理機能を使用してアクセスポイントを管理 : 無線LANアクセスポイント Web GUI設定」で作成されたものです。

図 説明画像

4.「VAP2 設定」に必要事項を入力し、「設定」をクリックします。

接続台数の自動分散 使用する
SSID Guest (任意のSSID名)
プライバシーセパレータ 使用する
Captive Portalの使用 使用する
認証方式 WPA3-SAE
PSK(事前認証鍵) 任意のパスワード
※無線端末側の設定で必要になります。
図 説明画像

5. SSIDが設定されました。

図 説明画像

VAPグルーピングの設定

1.「VAPグルーピング」をクリックします。

図 説明画像

2.「VAPグループ」で「新しいグループを追加する」の「追加」をクリックします。

図 説明画像

3. ひとつめのVAPグループの情報を設定して、「設定」をクリックします。

グループ名 VAP_Group_1 (任意の設定名)
VAP番号 設定するVAP番号にチェックを入れる
図 説明画像

4.「VAPグループ」で「新しいグループを追加する」の「追加」をクリックします。

図 説明画像

5. ふたつめのVAPグループの情報を設定して、「設定」をクリックします。

グループ名 VAP_Group_2 (任意の設定名)
VAP番号 設定するVAP番号にチェックを入れる
図 説明画像

6. VAP_Group_1 に割り当てる無線LANアクセスポイントにチェックを入れて、「割り当て」をクリックします。

図 説明画像

7.「1. VAP_Group_1」を選択して、「設定」をクリックします。

図 説明画像

8. VAP_Group_2 に割り当てる無線LANアクセスポイントにチェックを入れて、「割り当て」をクリックします。

図 説明画像

9.「2. VAP_Group_2」を選択して、「設定」をクリックします。

図 説明画像

設定の送信

1.「設定送信」をクリックします。

図 説明画像

2. 送信先の無線LANアクセスポイントを確認して、「送信」をクリックします。

図 説明画像

3. 送信が完了しました。以上で、無線LANアクセスポイントの設定は終了です。

図 説明画像

設定の確認

[仮想コントローラー] - [無線設定] - [VAPグルーピング] ページの「VAPグループ割り当て」項目で、設定を確認できます。

図 説明画像

【ご注意】
本設定例は、設定の参考例を示したもので、動作を保証するものではございません。
ご利用いただく際には、十分に評価・検証を実施してください。

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