クラスター管理機能を使用してアクセスポイントを管理 : WLX212 Web GUI設定

管理番号:YMHAP-21493

本設定例の対応機種は、WLX212です。

図 構成図

クラスター管理機能を使用して、同一L2ネットワークに接続されている無線LANアクセスポイントを一元管理する設定例です。

WLX212は、同一L2ネットワークに接続されているWLX212同士で自動的に「クラスター」を構成し、「仮想コントローラー」を立ち上げます。ネットワーク管理者は、この仮想コントローラーのWeb GUIを用いて、クラスター内の無線LANアクセスポイントの運用保守作業を行います。

仮想コントローラーを立ち上げているWLX212(以降、マスターAP)の故障や、予期せぬ通信障害が発生した場合、クラスター内のその他のWLX212(以降、スレーブAP)の中の1台が自動的にマスターAPに昇格して、仮想コントローラーを再起動します。
なお本設定例では、仮想コントローラーに固定のIPアドレスを設定(*1) することで、常に同じIPアドレスで仮想コントローラーにアクセスできるようにしています。
(*1) 初期設定は「DHCP自動取得」です。そのまま利用した場合、仮想コントローラーが再起動するときに、IPアドレスが変動する可能性があります。

WLX212では、同一クラスターに属する無線LANアクセスポイント全台を、共通の内容で一括設定できます。
さらに、一部の項目(*2) については、機体ごとに、個別の内容を設定することも可能です。
共通設定と個別設定を使い分けることで、柔軟に各無線LANアクセスポイントを運用できます。
(*2) 個別に設定できる項目の例:
  ・チャンネルの設定
  ・送信出力の設定
  ・電波の指向性の設定
  ・IPアドレスの設定
  ・機器情報の登録(機器の名称、設置場所)

技術情報:クラスター管理機能

本設定例では無線LANアクセスポイントのコンフィグとして次の内容を設定しています。
 ・SSID:Yamaha
 ・無線LANモジュール:2.4GHz、5GHz
 ・認証方式:WPA2-PSK / WPA3-SAE

※ご利用の無線端末に対応した無線LAN設定を行ってください。

※無線LANアクセスポイントには、電源アダプターが付属されていません。以下のいずれかをご用意ください。

WLX212の設定例

下記の設定(Config)を取り出すことができます。

設定の概要

以下の手順で設定を行います。

  • クラスターの構成:設置先のネットワーク配下にクラスターを構成し、仮想コントローラーを立ち上げます。
  • IPアドレスの設定:仮想コントローラーと無線LANアクセスポイントの、IPアドレスを設定します。
  • 管理パスワードの設定:仮想コントローラーと無線LANアクセスポイントの、管理パスワードを設定します。
  • 無線LANの設定:SSIDの設定、個別無線設定をします。
  • 設定の送信:これまでに変更した設定内容を、クラスター内の無線LANアクセスポイントに送信します。

クラスターの構成

1. 使用するWLX212をすべて、設置先のネットワークに接続します。

2. すべてのWLX212の電源を入れます。
 ・数分後、WLX212が起動します。
 ・さらに数分後、自動的にクラスターが構成されます。
  クラスターが構成されるとマスターAPが決まり、マスターAPが仮想コントローラーを立ち上げます。

3. WLX212のWeb GUIを開きます。
(1) WLX212と同じネットワークに接続したパソコンで、Webブラウザーを起動します。
(2) アドレスバーに「http://(本製品(*)が取得しているIPアドレス)/」と半角英字で入力し、Enterキーを押します。
  (*)手順1. で接続したWLX212のうち、どの機体でもOKです。
(3) パスワード入力画面が現れたら、ユーザー名に「admin」と入力し、パスワードは空欄のまま「ログイン」をクリックします。

図 説明画像

4.「クラスター情報」の「仮想コントローラーのIPアドレス」欄に、IPアドレスが表示されていることを確認します。
 ※IPアドレスが表示されていない場合は、仮想コントローラーがまだ起動していません。
  (本製品を起動してから仮想コントローラーが起動するまでに、数分かかります)
  数分後にWebブラウザーの画面表示を更新し、IPアドレスが表示されていることを確認してください。

図 説明画像

5.「仮想コントローラー」をクリックします。

図 説明画像

6. ユーザー名に「admin」と入力し、パスワードは空欄のまま「ログイン」をクリックします。

図 説明画像

7.「オンプレミスで管理する」をクリックします。

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8. WLX212の仮想コントローラーのトップページが表示されました。

図 説明画像

IPアドレスの設定

1.「基本設定」をクリックします。

図 説明画像

2.「クラスター設定」をクリックします。

図 説明画像

3. 必要な設定を入力し、「設定」をクリックします。
 ※「設定」をクリックすると、仮想コントローラーのIPアドレス設定が変更されるため、画面の更新が中断されます。
  (次の手順で、仮想コントローラーの画面を開き直します)

DHCP(IPv4) 無効
IPアドレス(IPv4) 192.168.100.200
ネットマスク 24
図 説明画像

4. Webブラウザーのアドレスバーに「http://192.168.100.200/」を半角英数字で入力し、Enterキーを押します。

5. ユーザー名に「admin」と入力し、パスワードは空欄のまま「ログイン」をクリックします。

図 説明画像

6. WLX212の仮想コントローラーのトップページが表示されます。「基本設定」をクリックします。

図 説明画像

7.「クラスターAP管理」をクリックします。

図 説明画像

8. それぞれのWLX212に設定したいIPアドレスを入力して、「設定」をクリックします。

機器情報 DHCP(IPv4) IPアドレス(IPv4) ネットマスク
WLX212(1) 無効 192.168.100.201 24
WLX212(2) 無効 192.168.100.202 24
WLX212(3) 無効 192.168.100.203 24
図 説明画像

9. 各WLX212のIPアドレスが設定されました。

図 説明画像

管理パスワードの設定

1.「管理パスワード」をクリックします。

図 説明画像

2.「管理パスワード」を設定し、「設定」をクリックします。

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3. 管理パスワードが設定されます。その後、ログインダイアログが表示されます。

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4. ユーザー名「admin」と、手順2.で設定した管理パスワードを入力して、「ログイン」をクリックします。

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無線LANの設定

1.「無線設定」をクリックします。

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2.「SSID 管理」をクリックします。

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3. No.1の「追加」をクリックします。

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4.「VAP1 設定」に必要事項を入力し、「設定」をクリックします。

バインドする無線モジュール 2.4GHz、5GHz
SSID 任意のSSID名
SSIDの通知 非通知にする
認証方式 WPA2-PSK / WPA3-SAE
※選択すると「PSK (事前共有鍵)」以下の項目が表示されます。
PSK (事前共有鍵) 任意のパスワード
※無線端末側の設定で必要になります。
図 説明画像

5. SSIDが設定されました。

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6.「かんたん設定」をクリックします。

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7. 各アクセスポイントの設定値を、ご利用の環境に合わせて変更し、「設定」をクリックします。

図 説明画像

8. かんたん設定が完了しました。

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9.「詳細設定」をクリックします。

図 説明画像

10. 個別設定をしたいWLX212の設定ボタンをクリックします。
  ここでは、WLX212(3)の「基本無線設定へ」をクリックします。

図 説明画像

11. ご利用の環境に合わせて設定を変更し、「設定」をクリックします。
  ここでは、「電波の指向性の選択」を「指向性なし」に変更します。

図 説明画像

12. 基本無線設定(個別)が完了しました。

図 説明画像

設定の送信

1.「設定送信」をクリックします。

図 説明画像

2. 送信先のWLX212を確認して、「送信」をクリックします。

図 説明画像

3. 送信が完了しました。
  以上で、無線LANアクセスポイントの設定は終了です。

図 説明画像

【ご注意】
本設定例は、設定の参考例を示したもので、動作を保証するものではございません。
ご利用いただく際には、十分に評価・検証を実施してください。

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