AP間プライバシーセパレーター機能で無線クライアント間のアクセスを禁止 : 無線LANアクセスポイント Web GUI設定

管理番号:YMHAP-17363 
(最終更新日: 2024/2/8)

本設定例の対応機種は、WLX413WLX402(Rev.17.00.12以降)、WLX323WLX322WLX313WLX222WLX212です。

構成図

AP間プライバシーセパレーター機能を使用して、無線クライアント間の通信を遮断する設定例です。

同じ無線LANアクセスポイントに接続した無線クライアント間だけでなく、異なる無線LANアクセスポイントに接続した無線クライアント間の通信も遮断します。ホテルなど、多台数の無線LANアクセスポイントに、不特定多数の無線クライアントが接続される場合に有効です。

技術情報:
WLX413 AP間プライバシーセパレーター機能
WLX402 AP間プライバシーセパレーター機能
WLX323 AP 間プライバシーセパレーター機能
WLX322 AP 間プライバシーセパレーター機能
WLX313 AP 間プライバシーセパレーター機能
WLX222 AP 間プライバシーセパレーター機能
WLX212 AP 間プライバシーセパレーター機能

本設定例では、無線LANアクセスポイントのコンフィグとして次の内容を設定しています。
   ・SSID:Yamaha1
   ・無線LANモジュール:2.4GHz, 5GHz(1) (, 5GHz(2)(ノーマルモード) または 5GHz(2), 6GHz(1))
   ・認証方式:WPA2パーソナル (WPA2-PSK)、または、WPA3パーソナル (WPA3-SAE)
   ・暗号方式:AES

※無線LANアクセスポイントには、電源アダプターが付属されていません。以下のいずれかをご用意ください。

無線LANアクセスポイントの設定例

※ネットワーク機器を安全にお使いいただくために、定期的な管理パスワードの変更を推奨します。

WLX323 / WLX322の場合

設定の概要

以下の手順で設定を行います。

  • クラスターの構成:設置先のネットワーク配下にクラスターを構成し、仮想コントローラーを立ち上げます。
  • 無線LANの設定:基本無線設定、SSIDの設定をします。
  • 設定の送信:これまでに変更した設定内容を、クラスター内の無線LANアクセスポイントに送信します。

クラスターの構成

1. 使用する無線LANアクセスポイントをすべて、設置先のネットワークに接続します。

2. すべての無線LANアクセスポイントの電源を入れます。
 ・数分後、無線LANアクセスポイントが起動します。
 ・さらに数分後、自動的にクラスターが構成されます。
  クラスターが構成されるとリーダーAPが決まり、リーダーAPが仮想コントローラーを立ち上げます。

3. Web GUIを開きます。
(1) 無線LANアクセスポイントと同じネットワークに接続したパソコンで、Webブラウザーを起動します。
(2) アドレスバーに「http://(本製品が取得しているIPアドレス)/」と半角英字で入力し、Enterキーを押します。
(3) パスワード入力画面が現れたら、ユーザー名「admin」と入力し、パスワードは空欄のまま「ログイン」をクリックします。

図 説明画像

4.「仮想コントローラー」をクリックします。

図 説明画像

5. ユーザー名に「admin」と入力し、パスワードは空欄のまま「ログイン」をクリックします。

図 説明画像

6.「オンプレミスで管理する」をクリックします。

図 説明画像

7.「管理パスワード」を設定し、「設定」をクリックします。

図 説明画像

8. 管理パスワードが設定されました。

図 説明画像

9. ユーザー名「admin」と、管理パスワード(手順7.で設定したパスワード)を入力して、「ログイン」をクリックします。

図 説明画像

10. 無線LANアクセスポイントの仮想コントローラーのトップページが表示されました。

図 説明画像

無線LANの設定

1.「無線設定」をクリックします。

図 説明画像

2.「基本無線設定」をクリックします。

図 説明画像

3.「ローミングの設定」の「適応型ローミングアシスト機能」を「使用する」に設定して、「設定」をクリックします。

図 説明画像

4. 基本無線設定が完了しました。

図 説明画像

5.「SSID 管理」をクリックします。

図 説明画像

6.「追加」をクリックします。

図 説明画像

7.「VAP1 設定」に必要事項を入力し、「設定」をクリックします。

SSID 任意のSSID名
プライバシーセパレータ 使用する
認証方式 WPA3-SAE
PSK(事前共有鍵) 任意のパスワード
※無線端末側の設定で必要になります。
図 説明画像

8. SSIDが設定されました。

図 説明画像

設定の送信

1.「設定送信」をクリックします。

図 説明画像

2. 送信先の無線LANアクセスポイントを確認して、「送信」をクリックします。

図 説明画像

3. 送信が完了しました。
  以上で、無線LANアクセスポイントの設定は終了です。

図 説明画像
WLX413 / WLX222 / WLX212の場合

設定の概要

以下の手順で設定を行います。

  • クラスターの構成:設置先のネットワーク配下にクラスターを構成し、仮想コントローラーを立ち上げます。
  • 無線LANの設定:基本無線設定、SSIDの設定をします。
  • 設定の送信:これまでに変更した設定内容を、クラスター内の無線LANアクセスポイントに送信します。

クラスターの構成

1. 使用する無線LANアクセスポイントをすべて、設置先のネットワークに接続します。

2. すべての無線LANアクセスポイントの電源を入れます。
 ・数分後、無線LANアクセスポイントが起動します。
 ・さらに数分後、自動的にクラスターが構成されます。
  クラスターが構成されるとリーダーAPが決まり、リーダーAPが仮想コントローラーを立ち上げます。

3. Web GUIを開きます。
(1) 無線LANアクセスポイントと同じネットワークに接続したパソコンで、Webブラウザーを起動します。
(2) アドレスバーに「http://(本製品(*)が取得しているIPアドレス)/」と半角英字で入力し、Enterキーを押します。
(3) パスワード入力画面が現れたら、ユーザー名「admin」と入力し、パスワードは空欄のまま「ログイン」をクリックします。

図 説明画像

4.「仮想コントローラー」をクリックします。

図 説明画像

5. ユーザー名に「admin」と入力し、パスワードは空欄のまま「ログイン」をクリックします。

図 説明画像

6.「オンプレミスで管理する」をクリックします。

図 説明画像

7.「管理パスワード」を設定し、「設定」をクリックします。

図 説明画像

8. 管理パスワードが設定されました。

図 説明画像

9. ユーザー名「admin」と、管理パスワード(手順7.で設定したパスワード)を入力して、「ログイン」をクリックします。

図 説明画像

10. 無線LANアクセスポイントの仮想コントローラーのトップページが表示されました。

図 説明画像

無線LANの設定

1.「無線設定」をクリックします。

図 説明画像

2.「基本無線設定」をクリックします。

図 説明画像

3. 必要な設定を選択し、「設定」をクリックします。

図 説明画像

4. 基本無線設定が完了しました。

図 説明画像

5.「SSID 管理」をクリックします。

図 説明画像

6.「追加」をクリックします。

図 説明画像

7.「VAP1 設定」に必要事項を入力し、「設定」をクリックします。

バインドする無線モジュール 2.4GHz、5GHz(1)、5GHz(2)(ノーマルモード)
SSID 任意のSSID名
プライバシーセパレータ 使用する
認証方式 WPA3-SAE
※選択すると「暗号化方式」が非表示になり、「PSK(事前共有鍵)」以下の項目が表示されます。
PSK(事前共有鍵) 任意のパスワード
※無線端末側の設定で必要になります。
図 説明画像

8. SSIDが設定されました。

図 説明画像

設定の送信

1.「設定送信」をクリックします。

図 説明画像

2. 送信先の無線LANアクセスポイントを確認して、「送信」をクリックします。

図 説明画像

3. 送信が完了しました。
  以上で、無線LANアクセスポイントの設定は終了です。

図 説明画像
WLX402の場合

事前準備

WLX402(1)をネットワークに接続します。
※WLX402は、工場出荷時のIPアドレスが 192.168.100.240/24 です。IPアドレスの重複を防ぐため、工場出荷状態のWLX402を複数台同時に接続しないでください。

図 説明画像

設定の概要

以下の手順で設定を行います。

LANポートの設定

1. 設定画面を開きます。
(1) WLX402(1)をネットワークに接続し、電源が入っていることを確認します。
(2) WLX402(1)と同じネットワークに接続されているパソコンでWebブラウザーを起動し、「ファイル」メニューから「開く」を選びます。
(3) インターネットアドレスに「http://192.168.100.240/」と半角英字で入力し、「OK」をクリックします。
(4) パスワード入力画面が現れたら、ユーザー名に「admin」と入力し、パスワードは空欄のまま「OK」をクリックします。

図 説明画像

2. WLX402の設定画面のトップページが表示されます。「基本設定」をクリックします。

図 説明画像

3.「LANポート設定」をクリックします。

図 説明画像

4.「IPアドレス(IPv4)」に、変更したいIPアドレス(IPv4)とネットマスクを入力します。本設定例では、IPv4アドレスに「192.168.100.241」、ネットマスクに「24」を入力して、「設定」をクリックします。

図 説明画像

5.「設定」をクリックします。

図 説明画像

6. IPアドレスが変更されました。
※この画面はIPアドレスの取得設定タイミングによって、表示されない場合があります。

図 説明画像

コントローラーの設定

1. 新しいIPアドレスを指定して、設定画面を開きます。
(1) Webブラウザーの「ファイル」メニューから「開く」を選びます。
(2) インターネットアドレスに「http://192.168.100.241/」と半角英字で入力し、「OK」をクリックします。
(3) パスワード入力画面が現れたら、ユーザー名に「admin」と入力し、パスワードは空欄のまま「OK」をクリックします。

図 コントローラーの設定1

2.「基本設定」をクリックします。

図 説明画像

3.「コントローラー設定」をクリックします。

図 説明画像

4.「役割」を「Controller-AP」に変更して、「設定」をクリックします。

図 説明画像

5. コントローラーの設定が完了しました。

図 説明画像

グループの設定

1. WLX402(2)をネットワークに接続します。
※ご利用の状況に応じてMember-APの台数を増やしてください。

図 説明画像

2.「グループ設定」をクリックします。

図 説明画像

3.「グループAPの追加 / 削除」をクリックします。

図 説明画像

4.「発見したAP一覧」にて、グループに追加したいWLX402のグループを「グループ 1」に変更して、「設定」をクリックします。本設定例では、WLX402(2)をグループ1に追加します。
※グループに追加したいWLX402が表示されていないときは、しばらく待ってから再度このページを開いてください。

図 説明画像

5. グループAPの追加が完了しました。

図 説明画像

6.「AP情報設定」をクリックします。

図 説明画像

7. WLX402(2)に設定したいIPアドレスを入力して、「設定」をクリックします。

機器情報 DHCP(IPv4) IPアドレス(IPv4) ネットマスク
WLX402(2) 無効 192.168.100.242 24
図 説明画像

8. AP情報設定が完了しました。

図 説明画像

無線LANの設定

1.「無線設定」をクリックします。

図 説明画像

2.「基本無線設定」の「編集」をクリックします。

図 説明画像

3. 必要な設定を選択し、「設定」をクリックします。

図 説明画像

4. 基本無線設定が完了しました。

図 説明画像

5.「無線設定」をクリックします。

図 説明画像

6.「SSID 管理」の「編集」をクリックします。

図 説明画像

7.「追加」をクリックします。

図 説明画像

8.「VAP1 設定」に必要事項を入力し、「設定」をクリックします。

バインドする無線モジュール 2.4GHz, 5GHz(1)
SSID 任意のSSID名
プライバシーセパレータ 使用する
認証方式 WPA2-PSK
※選択すると「PSK(事前共有鍵)」以下の項目が表示されます。
暗号化方式 AES
PSK(事前共有鍵) 任意のパスワード
図 説明画像

9. SSIDが設定されました。

図 説明画像

設定の送信

1.「設定送信」をクリックします。

図 説明画像

2. 設定を送信したいWLX402にチェックを入れて、「送信」をクリックします。

図 説明画像

3.「OK」をクリックします。

図 説明画像

4.「送信」をクリックします。

図 説明画像

5. 設定の送信が完了しました。以上で、WLX402の設定は終了です。

図 説明画像

WLX402(2)の設定

WLX313の場合

事前準備

WLX313(1)、WLX313(2)をネットワークに接続します。
※ご利用の状況に応じてMember-APの台数を増やしてください。

図 説明画像

設定の概要

以下の手順で設定を行います。

コントローラーの設定

1. 設定画面を開きます。
(1) WLX313(1)の電源が入っていることを確認します。
(2) WLX313(1)と同じネットワークに接続されているパソコンでWebブラウザーを起動し、「ファイル」メニューから「開く」を選びます。
(3) インターネットアドレスに「http://(本製品に設定したIPアドレス)/」と半角英字で入力し、「OK」をクリックします。
(4) パスワード入力画面が現れたら、ユーザー名に「admin」と入力し、パスワードは空欄のまま「OK」をクリックします。

図 コントローラーの設定1

2. WLX313(1)の設定画面のトップページが表示されます。「基本設定」をクリックします。

図 コントローラーの設定2

3.「コントローラー設定」をクリックします。

図 コントローラーの設定3

4.「役割」を「Controller-AP」に変更して、「設定」をクリックします。

図 コントローラーの設定4

5. コントローラーの設定が完了しました。

図 コントローラーの設定5

グループの設定

1.「グループAP管理」をクリックします。

図 LAN-無線 連動機能 の設定1

2.「グループAPの追加 / 削除」をクリックします。

図 LAN-無線 連動機能 の設定2

3.「発見したAP一覧」にて、グループに追加したいWLX313にチェックを入れて、「設定」をクリックします。本設定例では、WLX313(2)をグループに追加します。
※グループに追加したいWLX313が表示されていないときは、しばらく待ってから再度このページを開いてください。

図 LAN-無線 連動機能 の設定3

4. グループが定義されました。

図 LAN-無線 連動機能 の設定4

無線LANの設定

1.「無線設定」をクリックします。

図 無線LANの設定1

2.「基本無線設定」をクリックします。

図 無線LANの設定2

3. 必要な設定を選択して、「設定」をクリックします。

図 無線LANの設定3

4. 基本無線設定が完了しました。

図 無線LANの設定4

5.「SSID 管理」をクリックします。

図 無線LANの設定5

6.「追加」をクリックします。

図 無線LANの設定6

7.「VAP1 設定」に必要事項を入力して、「設定」をクリックします。

バインドする無線モジュール 2.4GHz, 5GHz(1), 5GHz(2) (ノーマルモード)
接続台数の自動分散 使用する
SSID 任意のSSID名
プライバシーセパレータ 使用する
認証方式 WPA2-PSK
※選択すると「PSK(事前共有鍵)」以下の項目が表示されます。
暗号化方式 AES
PSK(事前共有鍵) 任意のパスワード
図 無線LANの設定7

8. SSIDが設定されました。

図 無線LANの設定8

9.「設定送信」をクリックします。

図 無線LANの設定9

10. 送信先のWLX313にチェックを入れて、「送信」をクリックします。

図 無線LANの設定10

11. 送信が完了しました。以上で、WLX313の設定は終了です。

図 無線LANの設定11

【ご注意】
本設定例は、設定の参考例を示したもので、動作を保証するものではございません。
ご利用いただく際には、十分に評価・検証を実施してください。

メール

ご相談・お問い合わせ